ありがとうのブログ

毎日、家族や仕事関係の人たちとのふれあいで感謝していることをつづります。

映画「ともしび」鑑賞

2019年03月28日 10時18分35秒 | Weblog
下記ストーリーは、映画.comより抜粋。
ネタばれありなので、ご注意を。

「ベルギーの地方都市を舞台に、人生も終盤に差しかかった主人公の女性が、さまざまな業を背負い、もう一度「生きなおす」までの悲しみや決意を描いたミステリードラマ。ベルギーのある小さな都市で、夫とともに慎ましやかな生活を送っていたアンナだったが、夫が犯したある罪により、穏やかだった生活の歯車が少しずつ狂い始めていく。」

定年後の夫に寄り添って、趣味のサークルに通い、静かに暮らす主人公の妻のような人はたくさんいるだろう。
夫の年金などの経済的柱に頼って生きてきた妻が、夫が世間的に恥ずかしい罪を犯して入獄する。
経済が行き詰まり、家政婦をして、生計を立てる。
家族の絆を求めて、息子家族の家に孫の誕生会に向かうが、息子に拒絶されて、仕方なく帰宅して、号泣している。

主人公が罪を犯したわけではない。
夫が犯して、罪を償っている。
社会的制裁も受けているが、それでも楽しみを見つけて生きていくという選択をした、主人公の静かな強さを、今になってじわじわと感動している。

何があろうと、粛々と生きていく。
自分は悪くない。
夫が残してくれたアパートがある。
贅沢を求めなければ、家政婦をして生きていける。

夫は認知症になって、罪の意識が感じなくなって、罪を犯したのではないか、とふと思った。

息子家族の冷たさに、心身ともに自分も冷え切った。
それでも家政婦をしている他人の家の人と温かく交流しているシーンに救われた。

主人公に、「いいことあるよ」って心で伝えたくなる。

いい映画だった。
すべてに感謝。


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