ある経営者とばったりと会う

高級紳士服のモデルのような、笑顔とたたずまい。

取材先の食事の店で、試食していたら、その方がふらりと一人で入ってこられた。

飲食業界では、実力派の経営者。多店舗経営で、どの店も好調な経営。店長が育っているからこそ、スタッフも育ち、店のサービスが行き届き、繁盛されている。

そのお店の経営者とそのカリスマ経営者とは、師弟関係。ある研修でご一緒して、年に1回は、お食事をご一緒できる機会を得ているが、今日は、たまたまご一緒できた。

このカリスマ経営者のたたずまいは、崇高だ。

落ち着きと笑顔と眼力。

お会いするのが、うれしくなる。

静かなパワーをいただく。

笑顔と優しい眼と一緒に、語られる言葉の１つ１つが、深い。

自分の会社で独立できるように店長を育成して、独立してもらって、それぞれ大きな雇用をしてもらいたい、という社会貢献をさらりと言われた。
なぜ独立させるか、というと、自分のところでいつまでも面倒を見ることができないという。
つまりどんどん、自分のスピリットを入れて、力をつけてもらって、それぞれ努力していってもらいたいという。
そして自分のところでは、また新しい人材を雇用して、育てる、という。

儲けがどうの、などの愚痴は一切ない。かっこいい。

いろいろなお店を食べ歩き、自分のお店の味をチェックして回るから、健康チェック、体重コントロールは厳しいはず。

お伺いすると、夜、歩いているとのこと。
それでも、1日５、６食は美食を召し上がっている。
この身体にしてもらって親に感謝しているという。

この方にお会いできて、幸せな３０分だった。

私も人間を磨く日々にしたい。
感謝