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映画の感想@ヒトラー最期の12日間

2005-08-11 01:49:30 | 映画の感想 (映画館)
戦争は何も生み出さないし
どうしてこんなにたくさんの人の命が
奪われるのかとものすごく痛く
感じる映画だった

そしてカリスマ的独裁者に洗脳されることは
本当に恐ろしいことだと感じた映画
総裁に忠誠を誓ったからと
人が人を簡単に殺していく。
間違っていても誰もそれをとめることができない

「降伏は絶対禁止」
「敵に捕まったら自殺しろ」

おそらく現実に起きたことを忠実に再現して
作った作品なんだと思うけれど
「戦場のピアニスト」を超えるぐらい
目を開けていられないシーンの連続だった
街中に転がるぐちゃぐちゃの遺体、
銃で撃たれるシーンの連続、など。

私は20歳の時ベルリンに行ってからベルリンが大好き。
ブログのタイトルにもなっているけど
Unter Den Lindenという通りの美しさ、
街の雰囲気が大好きなのです。
でもこんな過去があったなんて知らなかった。
ヒトラーの指揮する地下要塞があって
ソ連軍の攻撃で街がめちゃくちゃになったこと
市民兵などたくさんの人が犠牲になったことなど。

この映画を観てベルリンのことをもっと知らないと
行けないと思った。だってやっぱり好きな
街なので。

ブリューノ・ガンツが演じるヒトラーは狂ってます。
すごいです。
そしてヒトラーの妻役はユリアーナ・ケーラー。
「点子ちゃんとアントン」「名もなきアフリカの地で」にも
出演している背が高くてとってもきれいな人。
そして「ラン・ローララン」「トンネル」の
ハイノー・フェルヒも出演。
何だかドイツの有名俳優が揃ってる

2時間35分、かなり目を覆ったシーンも多かったけど
観てよかった。
そしてやっぱり戦争は絶対にしてはいけないと
強く思った


◆ヒトラー~最期の12日間~ 公式サイトへ

原題「Der Untergang(陥落)」

Bruno Ganz .... Adolf Hitler
Alexandra Maria Lara .... Traudl Junge(ヒトラーの美人秘書)
Corinna Harfouch .... Magda Goebbels
Ulrich Matthes .... Joseph Goebbels
Juliane Köhler .... Eva Braun (ヒトラーの妻)
Heino Ferch .... Albert Speer
Christian Berkel .... Prof. Dr. Ernst-Günter Schenck
Matthias Habich .... Prof. Dr. Werner Haase
Thomas Kretschmann .... SS-Gruppenführer Hermann Fegelein