ハリー・ポッターの第一巻では、まだ11才のハリーが、何もかも知らないことばかりで毎日右往左往します。
そして初めて尽くしの1年間の寮生活で、自分が誰なのか、何者なのか、という疑問を少しずつ払拭して育っていきます。
人間の世界で育ったのに、突然自分は魔法使いだと言われて、それもかなりの有名人であると言われて(魔法の世界では …)、
戸惑いながらも頑張ります。
でもやっぱり11才はかわいくて、嬉しい時は、心の中でクルッとバック転で回ります。
Harry’s heart did a somersault.
(ちなみに、とんぼがえりはsomersault、側転はcartwheel です。)
これが、第六巻で16才のハリーになると、A creature inside him was roaring in triumph.
ハリーの中の得体の知れない生き物が、勝利の雄叫びをあげていた。
と、変わるのですから、男の子はあなどれません。
ハリー・ポッター第一巻「賢者の石」が最初に出版された時、うちの息子は小学生でした。
学校で大人気のこの本を大切そうに抱えて歩き、毎日少しずつ読んでいました。
その内、大人達もこの本を読むようになり、全国的な大ベストセラーになったのですが、
興味深かったのは、イギリスとアメリカで、タイトルが変わった事です。
古い本は、アメリカで発売したものも、”Harry Potter and the Sorcerer’s Stone”で、
イギリス版と同じですが、1年後アメリカでベストセラーになった後発売されたものは、
”Harry Potter and the Philosopher’s Stone”になっています。
”Sorcerer”と”Philosopher”、同じような言葉ですが微妙にニュアンスが違うので、私は少し残念に思いました。
“Sorcerer”だと“黒魔術”とか“呪い”という印象が強くて、アメリカ人は嫌がったのですね。
当時は、この本を悪い本だと批判する人が大勢いました。
読めば誰にでも分かるのですが、)この石は、良い人が持つと良い展開があって、
悪い人が持つと悪いことになるのです。だから、良いことばかりではないのです。
日本語訳は、どちらかというと,アメリカ版英語の”Philosopher”に近いですよね。
もし私が訳していたら、「ハリー・ポッターと呪いの石」とか「ハリー・ポッターと魔術師の石」とかにしていて、
子供達には受け入れられず、ベストセラーにはならなかったでしょう …。
「賢者」で何よりでした。
ところで、ハリーポッターの本は、いつも私に素晴らしいプレゼントをくれるのですが、
今回読み直してみて、改めてまた9年前と同じフレーズが心に響きました。
そして色々なことを考えさせられました。
それは、It does not do to dwell on dreams and forget to live.
現実から逃避していては何も始まらない。
それから、
There are all kinds of courage.
It takes a great deal of bravery to stand up to our enemies, but just as much to stand up to our friends.
勇気には色々な種類がある。友達に意見するのは、敵に立ち向かうのと同じくらい多大な勇気を必要とする。
う~ん … これは本当に本当です。
そして初めて尽くしの1年間の寮生活で、自分が誰なのか、何者なのか、という疑問を少しずつ払拭して育っていきます。
人間の世界で育ったのに、突然自分は魔法使いだと言われて、それもかなりの有名人であると言われて(魔法の世界では …)、
戸惑いながらも頑張ります。
でもやっぱり11才はかわいくて、嬉しい時は、心の中でクルッとバック転で回ります。
Harry’s heart did a somersault.
(ちなみに、とんぼがえりはsomersault、側転はcartwheel です。)
これが、第六巻で16才のハリーになると、A creature inside him was roaring in triumph.
ハリーの中の得体の知れない生き物が、勝利の雄叫びをあげていた。
と、変わるのですから、男の子はあなどれません。
ハリー・ポッター第一巻「賢者の石」が最初に出版された時、うちの息子は小学生でした。
学校で大人気のこの本を大切そうに抱えて歩き、毎日少しずつ読んでいました。
その内、大人達もこの本を読むようになり、全国的な大ベストセラーになったのですが、
興味深かったのは、イギリスとアメリカで、タイトルが変わった事です。
古い本は、アメリカで発売したものも、”Harry Potter and the Sorcerer’s Stone”で、
イギリス版と同じですが、1年後アメリカでベストセラーになった後発売されたものは、
”Harry Potter and the Philosopher’s Stone”になっています。
”Sorcerer”と”Philosopher”、同じような言葉ですが微妙にニュアンスが違うので、私は少し残念に思いました。
“Sorcerer”だと“黒魔術”とか“呪い”という印象が強くて、アメリカ人は嫌がったのですね。
当時は、この本を悪い本だと批判する人が大勢いました。
読めば誰にでも分かるのですが、)この石は、良い人が持つと良い展開があって、
悪い人が持つと悪いことになるのです。だから、良いことばかりではないのです。
日本語訳は、どちらかというと,アメリカ版英語の”Philosopher”に近いですよね。
もし私が訳していたら、「ハリー・ポッターと呪いの石」とか「ハリー・ポッターと魔術師の石」とかにしていて、
子供達には受け入れられず、ベストセラーにはならなかったでしょう …。
「賢者」で何よりでした。
ところで、ハリーポッターの本は、いつも私に素晴らしいプレゼントをくれるのですが、
今回読み直してみて、改めてまた9年前と同じフレーズが心に響きました。
そして色々なことを考えさせられました。
それは、It does not do to dwell on dreams and forget to live.
現実から逃避していては何も始まらない。
それから、
There are all kinds of courage.
It takes a great deal of bravery to stand up to our enemies, but just as much to stand up to our friends.
勇気には色々な種類がある。友達に意見するのは、敵に立ち向かうのと同じくらい多大な勇気を必要とする。
う~ん … これは本当に本当です。
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