クリスマスケーキ

2006-12-24 16:33:49 | Weblog
毎年 必ず思い出す事がある
あれは 高校受験を控えた中三の暮れにサッカーの練習中足の付け根 股関節骨折をしていまい病院で迎える事になってしまった
手術も終わり痛みも大分落ち着いて その日は「ケーキ」が病室に届くのを楽しみに待っていた
仕事帰りの足音が早足でがバタバタと聞こえ ほんとはすげー待っていたんだけど
あれ!もう来たんか?そんな顔で普通の顔で接した
そして事件は起きた
早く喰いたいなぁ~ 暫くすると悲鳴と変な音が同時に聞こえた
なんと!なんと! 箱から出した「ケーキ」が病室の床に落ちたのだ
さすがのオレも何事だーーーー? と見ればあれほど待っていた「ケーキ」が! 床に落ちていた
しかも苺がのった そのままの形で 落ちたのだ
怒りとかなんてもんじゃなかったーーー どうしてくれるんだ!!!
見ているてこともあろうに手を「ケーキ」の真ん中辺りへ突き刺し半分は無事だと言わんばかりの呆れた行動
そんな物食えるはずがねえーよ!必死だったのは分かるが食い物の恨みは恐ろしい
絶対に許せなかった 怒鳴りつけた 小さくなって謝ってくれても許せなかった
あんなに それだけが朝からの楽しみだったのだからもう意地にも喰わなかった

翌日半値になった「ケーキ」を買って貰って食べ 気嫌を直した 子供だったな~

入試の勉強も出来なくてただでさえ  イライラしていた時期だ

ここからは思い出の記述とする
2ヶ月不自由な生活をしたが希望の高校へ合格した
あの頃の家族の支えに感謝している
イライラから反抗の日々だったが祖母も元気だった
学校の帰りは自転車で迎えに来てくれてオレを荷台に乗せ家まで連れ帰って来てくれた
みんなの協力で順風満帆の時が過ぎていった


最新の画像もっと見る

コメントを投稿