もう真夏のような気温の連続で毎日があの年の夏のようで辛さが増す
Sはどんな思いでいるのだろう
全てが空しいだけだ
部屋のエアコンの試運転をしてみた
電池交換をしただけでまともだった
なんとなく安心する
けれどもひとつずつ電池の寿命が果てて停止していく
淋しくなる
いつかは処分しなければならないのに 出来ない 自分の物は処分出来ても
古くなったテレビ。古くなったPC。古い登山道具。宝物にしていたマンガ。専門図書。古くなったスキー。カメラ等々
山のようにきちんと 整理したままで 帰って来ない
あの部屋の物はーいったいどうしたらいいのだろう
いつまでも悶々と考えてばかりで女々しいと思う人間も必ずいるだろうが
何かに集中していて気持ちが遠い人を羨ましく思う
やはり幸せな人間なのだ そういう人間は
「人の不幸は密の味」なのかもしれない
今の自分は完全にそう思う
醜くてもなんでもいい