ピカールのネコライオンな日記

日々の雑感、鑑賞した映像作品や趣味について書いたブログです。

劇場版 艦これ

2016-11-27 05:10:00 | 映画
表題映画を観賞したので感想:

※ネタバレ注意※

約90分の映画ですが内容が詰め込み過ぎ(特に後半)だったので記憶があやふやなので、
誤認していたらすみません。
まず、シリアス成分多めです。
また、ゲーム版をやっており、かつ、
テレビ版を見ていないと駄目な一見さんお断りな作品でした。
艦これに対する予備知識が必要です。

さて冒頭は吹雪が沈降するシーンから始まります。
この時点でおかしいですね。
なぜそのようなシーンがあるのかと考えている内に、
鳥海以下複数による輸送船団襲撃の戦闘シーンが始まります。
テレビ版よりはよっぽど良く出来ていました。
そして、戦闘終了後まさかの如月がドロップしました。
なお如月はまたいなくなるのが作品のキーポイントです。
エンドロール後に帰ってきますが。

作中色々なキャラクター達が登場しますが、
その中でも龍譲がカワイイです。
作中の状況として、長門秘書艦以下複数の艦娘は南方に進出していて、
提督は北方海域などの指揮に専念する為にいません。
いなくても全く問題が無く物語が進行していく世界です。
色々あってアイアンボトム・サウンドへ総力を挙げて攻略に行きますが、
そこでやはり色々あってめでたしめでたし。
艦娘達の戦いは終わらない!

これがストーリーの骨子です。
観賞時は艦これの設定・世界観の結構重要な事のオンパレードで情報の波に飲み込まれましたが、
帰宅してから考えてみると、結構粗いストーリーだったな、と。

前半はテレビ版ほど吹雪にウェイトがなくて睦月などの方にむしろウェイトがあります。
群像劇風になっていますがちょっと失敗っぽいです。
でも途中吹雪に関する結構ヤバイ設定が明らかになります。
吹雪と赤城さん達との会話を見ていて某作品を思い出したよ。
他にも加賀さんの秘密とかもあってなかなかです。
後半は吹雪の存在自体がテレビ版の補完、
むしろ、解答になっていました。

映画の前半部分はシーンとシーンの間のつながりが悪く、
まるでもっと長かった映画を何らかの理由で仕方なく切った様な感覚を受けました。
ものの例えなので本当は違うと思いますが。
あと、後半の作戦海域の中心穴へ吹雪が突入するところまでが見ていて良かったです。
突入後の展開は若干好みによると思います。
私は展開を◎・○・△・×で言えば △ でしょうか。
ちょっと微妙ですね。

総括すると、
劇場版アニメのクオリティとしては、私はお金を出して見られる作品です。
テレビ版を耐え、かつ、疑問をいまだに持ち続けている人ならば、
是非見に行った方が良い作品だとも思います。
ですが、テレビ版を見ていない人はお金を出して見ない方が良い作品です。
ただ、劇場版自体は二度見には向かない気がしました。
なぜならば、テレビ版をもう一度見なければこの劇場版の再見にそこまで意味が無いからです。
私はそう思いました。


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