男子高校生が医療過誤で死亡
お医者さんとか、私たちの時代は先生と呼ばれ、尊敬され
間違いを起こさない、立派な聖職というイメージがありました。
最近はどうも日本沈没ではないですが、いろんなところで
レベルダウンが進んで、日常茶飯事のように子供が交通事故で
死亡したり、高齢者の運転ミス、政治家の裏金、詐欺などが
毎日ニュースになっています。
そんな中痛ましいニュース。
「日本赤十字社愛知医療センター名古屋第二病院は17日、
昨年5月に来院・入院した男子高校生(当時16歳)が医療過誤
のため死亡したと発表した。
消化管に障害を引き起こす『上腸間膜動脈症候群』
(SMA症候群)を見落としたといい、謝罪した。」
緊急外来を1日2回も受診も誤診 男子高校生が死亡
高校生が腹痛や下痢などを訴え、緊急外来を2回受診。
それぞれ別の研修医が「急性胃腸炎」と診断して、
かかりつけのクリニックで受診するように指示して
帰宅させたそうです。
その後、クリニックで受診した結果、緊急対応が必要との
ことで、入院、翌日死亡したとのことです。
人の命を預かる医者として、研修医ですからまだ未熟な
人達ですから、本当は慎重に検査をしたり、よりリスクの
高いことを疑って診察しなければならないと思うのですが、
基本的な職業倫理感が少し欠如していたのではと
疑ってしまいます。
人には間違いがある、ミスもある、それはそれとして
最善を尽くしたか、特にこんな人の命を預かる人達は
高い職業倫理感が求められるし、それを期待されているので、
その辺を何かしっかりと医療機関は維持してもらいたいですね。