57577 散らぬ散らぬ葉散りぬる葉
風ふかば
散る葉がありて
散らぬ葉も
吹かぬ風とて
同じなりけり
うた 軌跡の奇跡
長い冬がようやく終わりに近づき
眩ゆい君がひょっこり顔を出す
昨日までのわだかまりも溶けだして
幾度となく思い起こしてみても
あの流れゆく雪解け水のように
さらさらさらさら
今さらいい思い出しか浮かばない
悪魔が耳元で囁いてみても
全ては必然だったと
今ある平安への布石だったって
天使の出る幕もなく
こんこんとわかるもの
ねえ、奇跡を信じる?
奇跡はね
軌跡の上に舞い降りるもの
奇跡を体感したいのなら
自分で作るほかないわ
これは歴然とした事実よ
本当よ
明日いざこざが起きて
気持ちが塞ぎかけても
もう騙されない
そもそも
私の問題じゃないんだもの
それを提議した者の問題よ
いいえ、仕業と言えるわね
真理の扉は探すものじゃなく
自分次第で見えるようになるもの
この今も
真理の扉は四方八方に仕組まれ
開かれるのを待っている
ねえ、奇跡を信じる?
奇跡はね
軌跡の上に舞い降りるもの
奇跡を体感したいのなら
自分で作るほかないわ
これは歴然とした事実よ
本当よ