まあるい地球

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日記 健康 癌

2023-08-16 09:14:00 | エッセイ
日記 健康 癌

目に見える癌は、全て手術で取り除いたこれからしばらくは、経過観察として数ヶ月おきに、CT、エコー、血液検査などを行ってゆく予定です。


今現在、ステージ4の癌が発覚してから10ヶ月かけ、ようやく健康的な身体を取り戻せた、そんな気分です。


励まし、応援して下さった皆様へ、感謝の念が絶えません。
ありがとうございました!


手術上、仕方なく失ってしまった臓器もございますが、半分近くカットした臓器の成長は甚だしく、手術数日後にはムクムクと動いているのを、病室のベッド上で感じておりました。


余談ですが、カットした胃はもう大きくならないそうです。
知らなかった…。
胃が大きくなって食べる量が増した、とかよく聞いたけど、アレは嘘だったのでした。



そして先日、病院で採血をされている時、斜め後方がふと気になり振り返ってみれば、ちょっと元気のない60代くらいの患者さんと目が合いました。 

目が合ったにも関わらず、視線を外さないその患者さんの気持ちが、私には痛いほどよくわかったのでした。


見るからに健康的な人を、羨望の眼差しで見つめてしまう、そんな眼差しであったと思います。


曝け出した膝から下の太い素足、ノースリーブから見える日焼けした太い腕。
この人の、一体どこが悪いというのだろうか…。

そんな気持ちで、私を見ていたのではないでしょうか。



痛みで参っている時には、肌に刺さる注射針を見る事が出来ず、その都度顔を背けておりましたが、

この時の私は違いました。
以前のように、針が皮膚に突き刺さる様をじっと見届けていたのでございました。



1つ目の手術を終えた頃だったでしょうか。

このまま何もしなければ余命1年。抗がん剤をして2,3年。

転移先の手術は不可能との診断でございました。

私は観念して、残った命をどう使うか考え倦ねるまでも到達せずに、
ただただ日々を消化してゆくのが精一杯でございました。


そんな折、セカンドオピニオンを強く勧めらるがまま、ちょっと遠い病院へ、足を運んだのでございました。


それから私の方向性が見えて来たのでございます。

セカンドオピニオン先の医師は、ハッキリと、
『僕は、手術可能だと思います』
そう、言葉にしたのでございました。

ただ手術をするには、抗がん剤で癌を小さくしてから臨んだほうがベター、という事でした。

私は抗がん剤には端からいいイメージはなく、この時既に副作用に根を上げはじめていたので、明日にでも手術に臨みたい気分になりましたが、周りの強い要望と、主治医の意見と相まって、仕方なく抗がん剤を続けてみることにしたのでございました。


抗がん剤の副作用は、50代はじめの私にとりまして、それはそれは聞きしに勝る痛み、辛さ、でございました。




気が向いたら、
続く。











2 コメント

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Unknown (cforever1)
2023-08-17 07:53:51
やっぱりお医者さんによってちがってきますね‼️
手術しやすくするために抗がん剤⚡・・そういう手があるのですね❗
そして抗がん剤はいたくて辛い🌊・・
地球さまかわいそう、、🐻💧⤵️
クリンより🍀
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Unknown (maarui-chikyu)
2023-08-17 08:00:48
@cforever1 クリンちゃんさま🌏
毒で毒を制す、といったところです。
大事な菌も被害を受けてしまうので、いいイメージがないのです。
抗癌剤を打って5日位は発熱などで寝込みました。
正味月半分は寝込んでましたので、それで延命ってのも…。

とりあえず今は晴れて自由の身。
ありがたいです。
先の事はあまり考えないようにしています。

ありがとうございます😊
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