ようやく なめなくなって カラーを はずした。
術後 20日。
のびのびとして お見舞いに頂いた「しめ縄」のおもちゃも これでもかと
バアとともに 粉々にした。
ご飯の入れ物も 自分のとバアのを
セッセとかたづけて おやつを要求する。
やっと ここまで 来られた。
癌の可能性があり 少しでも 体力が あるうちに 検査をと
言われたことが 遠い昔のことのように 薄れていく。
・・・・・
と宅急便が 来ると マックは 飛びつかないけれど
「ワンワンワン。」とダッシュする。
バアは 吠えないけれど 「ガバッ」と門越しに
飛びつく。
結局 宅急便のお兄さんから 見ると
吠えられて 飛びつかれることに なり
「おーっと。」
と後ろに のけぞる。
クロネコさんも ペリカンさんも みんな同じリアクション。
なかなか 形がある便に ならないけれど
手術後 17日目で 23キロが 25キロまで 回復してきた。
傷も 塞がって 点滴のあと なめ壊した前足も もう少しで
治りますと言われた。
「もう 普通に ご飯あげてください。」って。
・・・・
今日の受診は
術後の検診だったので
比較的 気分も 軽い。
受付で 待っていたら 60過ぎの女性が 菓子折りをもって
先生に
「ありがとうございました。」
とお礼を言っていた。
良くなったお礼?と思ったら そうではなく
「覚悟していた時間より 長く過ごすことが できました。」
と涙ながらに 話していた。
そうだったのね。
マックは そばで お座りをして その人を見上げていた。
その人は 黙って マックの頭をイコイコして 出て行った。
マックにも できることが たくさんある。
癌だったら、一歩違っていたら・・・・。
元気になってよかった。
こっそりと 寝室に 入ってきて 足元の布団の上で
寝ていた。
朝に なると そっと出て行き いつものソファの上で
何事も 無かったかのように 知らん顔していた。
マックが 退院しても それは 続いている。
マックも 気がつかないふりを している。
・・・・
話しかけてくれた人 シーズーの飼い主さん。
「この子は 私達家族に たくさんのことを してくれた。
私達が この子に してあげられるのは
お金を 出す事くらい。」
と言っていた。
その人は 5人家族で 各自出せる額を集めて ここに 来た、
取り敢えず 50万は 覚悟しているって。
うちのお財布からも 姪の結婚式もあり ここ2週間で たくさん飛んでいった。
元気よく テーブルの上に 乗れるように なった。
トマトさん親子から お見舞いの盛りかごが 届いた。
23キロまで 落ちて 散歩中に
「どうしたの?!」
と聞かれ 「実は・・・・。」
と話して マックちゃんにと りんごや砂肝も 頂いた。
また、遠くで 心配してくれた人、応援してくれた人も いる。
以前、クリスチャンの友人に
「祈りの力って あるの?」
と聞いたら 「当たり前じゃん。」と言われた。
マックも たくさんの見えない力に 支えられていた。
・・・・
「どれ。」
と 撮ってみた。
次回は 3脚 使おうっと。