ねこのひとりごと

猫をこよなく愛する人の徒然日記。
猫に飼われてんだか、猫を飼ってるんだかの、猫3匹+人間2人のドタバタな毎日を更新中。

トラちゃんのコト

2020年12月17日 | その他猫

こんにちは

いつも遊びに来てくださって、誠に有難うございます。
ゆるりと楽しんで行ってもらえれば幸いです

ご無沙汰しております。
約1週間ぶりのブログ更新です
更新をお休み中は、ご訪問もサボってしまって失礼致しました

ようやくお休みの理由だったトラちゃんのための作業が終わったので、
今日からまたブログをボチボチでも再開しようと思っています。

今日はお休みの理由だったトラちゃんのコトと作業の内容のお話をしたいと思います
インスタにはトラちゃんのことも作業内容のコトも一足早くアップしていますが、
良かったらお付き合いください

トラちゃんは外猫さんですが、ちゃんと名前があります。
名付け親は飼い主たちではありません。

トラちゃんは11月の上旬の朝に突然ウチに現れました。
最初は義母と相方が庭で見たと言っていて、飼い主が見たのはその数日後の朝。
ピンクの首輪をしていたので、家猫さんなのかな?と思いつつ、ウチに来るちびっ子に混ざってご飯を催促するので、
家猫さんが脱走して迷い猫さんになったのかもと思いご飯をあげました。


ご飯をあげつつ、何となくピンクの首輪をした猫さんの話を聞いたような気がするなーと思っていて、
ぼんやりと、朝の猫さんのコトを考えながらバイトに向かう途中で思い出しました。
約半年前に施設に入所した利用者さんが飼っていた猫さんのことを。
確かピンクの首輪をしてるって聞いたな・・・。
その首輪はウチのヘルパーさんが買って来たって言ってたなー。


と、色々思い出し、バイト先でこの子の特徴を話すと、『トラちゃんじゃない!?』と。
最初2〜3日は人の姿や気配を感じると縁の下に逃げて写真が撮れず、やっとこの写真が撮れたのが4日目か5日目。
早速ヘルパーさんに見てもらうと、やはり施設に入所した利用者さんが飼ってた猫さん、トラちゃんでした。
そう、トラちゃんの名付け親は、利用者さんなのでした。

利用者さんが施設に入ってから半年間、猫好きなヘルパーさんも気にして、
訪問に行く際、その利用者さんのお家の近くを通る時は、トラちゃんがいないか見ていたらしいのですが、
一度も近隣で姿を見掛けたことなく、突然ウチに現れたので、みんなが驚きました。
外猫で生まれ、子猫の時に利用者さんに気に入られてお家に入り約5年間、
外への出入りは自由だったようですが、基本は家猫暮らし。
そんなトラちゃんが突然、外で暮らさなければならなくなったのです。
前は福々していて、可愛い鳴き声、でもほとんど鳴かない優しくてちょっと気の弱い男の子。
それがトラちゃんだったそうですが、外猫になって半年経った今、利用者さんをひたすら呼んでいたのでしょうか。
声はダミ声で大きくなり、慣れない完全なお外生活は過酷だったのだと思います。
痩せて背骨やお尻の骨が分かるくらいになり、私を含め人にはシャーシャー威嚇していました。
私と利用者さんは電話で話す以外の接点は無いのですが、ウチに現れた偶然は、何かの縁なのかもしれません。
本当はあまり良くないコトではありますが、トラちゃんにだけはきちんとご飯をあげるようにしました。
朝と夕方、ウチでご飯を食べて、その後は利用者さんの家のある方向に一目散に向かって行きます。
もしかしたら、『帰って来てるかな?』『もう家にいるかな?』と、
僅かな期待を持って利用者さんのお家に行っているのかもしれません。
トラちゃん、可愛がってくれた利用者さんは、もう一生戻ってこないんだよ・・・。
そう思うと、どうにも悲しく切なく・・・。
そんなコトは分からないトラちゃんは、今も毎日、ご飯を食べたら利用者さんのお家の方へ向かって行っています。

トラちゃん、とても頭の良い子で、現れた当初はちゃんと今の立場を弁えていたようで、
ご飯を出しても、まずは以前からウチに来ていたちびっ子達が食べ終わるのを待ってから、残ったご飯を食べていました。
そんな姿を見て、ウチにはおばーちゃん猫さんがいて、引きこもりになっちゃうから、
ウチの子には出来ないけど、ご飯はちゃんと用意するからね。
しっかり食べてね、と約束しました。

そして、そうこうしてるうちに寒くなり、最初は勝手口に置いたダンボールハウスに籠っていましたが、
11月も終わりに近づく頃、寒さもだんだん本格的になり、


こんな感じで寒さを凌ぐようになりました
勝手口に流し台があり、水道があるのですが、義母がその水道管に巻いた、
不要になったセーターにウマいコト潜り込んで、寒い夜を過ごしているのです。


セーターの下には、同じく不要になった綿入りの作業着が置いてあり、
程よいクッションになっています。
セーターはアクリル製なので、保温効果もそこそこあります。
朝や夕方は体をセーターに潜り込ませてお顔を出しているのですが、
よく心得たもので、夜になると頭までスッポリとセーターに入って寝ています

ちなみに、日中は

こんな感じで、元々顔を出していた、チビッ子(とは言えないサイズになりましたが)と一緒に
セーターの上でのんびり過ごす姿も見られるようになりました。
どうやら、このチビッ子たちのお母さん猫さんは、トラちゃんとは兄妹の関係だそうで、
チビッ子たちは言わば甥っ子の関係。
一緒に遊ぶコトは無いけれど、ケンカもせず良い感じで勝手口を使ってくれているので一安心してます。

さて、そんなトラちゃんの寒さ対策ですが、先週あたりに週間天気予報を見ると、
最低気温が-9℃とか-8℃の予報が出ていて、さすがにセーターに入るだけじゃ寒さは凌げないだろうと。
朝起きて、ご飯を出してあげる時に凍死したトラちゃんを見つけるのもイヤだわ・・・と。
そう思って、一念発起。

11月最終日、たまたま行ったカインズで、ブラックフライデーのセールをやっていて、

屋外用の収納コンテナを1,000円でゲットして来ていたので、それを利用してトラちゃん用の小屋を作ることにしました。
とは言っても、使ってくれるかどうかはトラちゃん次第なので、飼い主的にはトラちゃん用と言ってますが、
寒さ凌ぎに外猫さんが使ってくれれば良し、って感じで作り始めました。

まずは、やや頑丈なプラスチックのコンテナに

出入り口用の穴を開ける作業から取り掛かりました。
あまり大きな穴だと、風で雪が舞い込んでしまい、防寒対策の意味をなさないので、
大まかにくり抜き、あとは1cmずつ慎重に大きさを広げていきました。
写真は一番最初に開けた穴なので、ちょっと小さめです

コンテナだけだと寒さ凌ぎにはならないので、保温性を高めるものがいるなぁ・・・と思い、
仕事が休みの日に再びカインズに行き、

コンテナに入りそうな程度の大きめの発泡スチロール製の野菜保存箱を購入。
発泡スチロールは保温性にとても長けてるんですよ~
昔、昔、某バンドのライブ遠征に行った際、駅で野宿をしたのですが、
その時に知り合ったホームレスのおじさんが教えてくれました
ダンボール、発泡スチロール、新聞は保温性に長けていると。
そんなしょーもない雑学がこんな時に役立つとは(爆)

野菜保存箱はサイズをちょっと加工せねばならなかったので、ついでに、

こんなモノも購入しました。
1,380円だったと思いますが、今回以外に発泡スチロールをカットすることは考えられないので、
1回こっきりの使用という点から値段的に購入は迷いましたが、
結果的にトラちゃんハウスを作るだけで、完全に元を取りましたよ(爆)

野菜保存箱は、下部が微妙に奥行きが合わなかったので、

側面を思い切って切り落とす作戦に。

幅はコンテナより左右10cmくらいの隙間ができるので、左右の壁については寒さが直接伝わることはないだろうと考え、

コンテナとほぼ密着してしまう奥と手前には別に買ってきた板の発泡スチロールを貼り付けました。
タテに入ってる水色のは両面テープです。

発泡スチロールだけではちょっと保温性が心配なので、発泡スチロールを貼り付けた後、

保温シートを4面の壁と底に貼り付けてみました
なお、この保温シートはお風呂用の保温シートの一番大きなサイズです。
厚みが5mmくらいあり、防水性にも優れ、何と言っても安い

全てを貼り付けたら、切り落とした出入り口側の壁になる部分に、

コンテナの出入り口に合わせて、出入り口をカット。

そして、コンテナに収納すると、

こんな感じの仕上がりになりました

出入り口側は

こんな感じに。

しかし、保温シートのままでは、あまりにもキラキラし過ぎていて、
絶対的にトラちゃんだけでなく、チビッ子たちも不審がって警戒するのは目に見えているし、
ウッカリ爪とぎでもされようものなら、みんな外猫さんなので、伸び放題の爪では一発で保温シートがダメになるので、

さらにダンボールで養生しました。

そして、コンテナに入れて

トラちゃんハウスの完成です(爆)

もちろん、

入り口もちゃんとカットしましたよ~。

最後にフタを閉じると、

猫さんも安心で大好きな、暗くて狭くて暖かい(たぶん)、小屋の最終形態です

ダンボールのままでは冷えるので、

不要になった厚手の大きな布を入れてあげました。
この布は、トラちゃんが潜り込みやすいように二つ折りにして、あえて壁には貼り付けず、
奥と手前の壁に布を挟み込んで遊びを作っています。

で、一昨日、無事に勝手口に設置しました

設置したら、肝心なトラちゃんは大きなコンテナにビビってしまい、一瞬逃げ出し、
設置した途端に入ったのは、他にも防寒できるねぐらを持つチビッ子たちでした

ん~まぁ、そういうもんだよね~

と言うコトで、現在もトラちゃんはセーターに籠って寒い夜を乗り切っているようですが、
セーターに潜り込むまで、やっぱり時間がかかったので、長い目で見守ろうと思っています。

にしても、48年の人生の中で、こんなにも真剣で必死に工作に取り組んだことはあっただろうか・・・
と思うほど、仕事がある日は夜に空いた数時間、休みの日は用事を済ませて空いた時間を使って、
せっせとトラちゃんハウス作りに勤しみました(爆)
土日なんて平日より作業時間が長かったので、翌日、筋肉痛で腕が上がりませんでしたよ

そんなこんなで、ブログをお休みさせて頂いたわけでした。
長々とした内容にお付き合いくださり、本当に有難うございました

明日からは通常営業の予定です



大変申し訳ありませんが、おまとめコメレスはお休みさせて頂きます
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お詫び

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5 コメント

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Unknown (non☆(@'ω'@)たん)
2020-12-18 12:26:00
凄いです!!立派な寝床で、
トラちゃんもおチビ達も快適に過ごせそうですね〜(*゚ー゚*)
中に小さな湯たんぽ入れたらもっと暖かくなりそうですね(*´-`*)
別の猫友様も自作してて感動しました〜
http://oharumama.blog.fc2.com/blog-entry-1071.html

お二人とも凄過ぎます!!
どちらも暖かそうです(*´-`*)
ウチも作ってみたくなりました〜
すぐ失敗しそうですけどねw(;´∀`)
返信する
Unknown (hana)
2020-12-18 14:09:12
トラちゃんハウス、素晴らしいです!
こんな立派なハウスを作ってもらって、トラちゃんたちは幸せですね
きっと数日のうちに「満員御礼」になるのではありませんか?
セーターに上手にくるまっているトラちゃんも可愛いですけどね

実家の半野良ネコのハウスも、段ボール→発泡スチロールハウスとバージョンアップしていましたし、真冬には使い捨てカイロを母が入れていたようです
でも、よく見たら別の猫が入ってたとか(笑)
うちの夫も、学生時代に新聞紙を巻いて野宿(駅だけど)したことがあるそうです

スライサーでお怪我、大丈夫ですか?
どうぞお大事になさってくださいね
返信する
Unknown (まさぽん)
2020-12-18 14:36:53
まちゃこさん、すごいすごい!!
たんに作るだけじゃなくて、
猫想いの気持ちが詰まってますね!!
トラちゃんも入ってくれると良いのですが。
返信する
Unknown (ししゅうねこ)
2020-12-18 21:06:45
インスタで先に拝見してましたけど、すごいわ~!
先に入ったちびっ子たちがおいでって呼んでくれるといいけど・・・
他の子が出入りしてたら入ってもいいかもって思ってくれると思うわ
お疲れさまでした
返信する
Unknown (柚子)
2020-12-18 23:21:36
まちゃこさん、素晴らしい!!!
大きくなったチビッ子はあっという間に入ったのね^^;
これでトラちゃんが入ってくれれば安心ですね♪
トラちゃんのことは切ないですが、逞しく生きてほしいです
本当に・・・よくぞまちゃこさん宅の勝手口を選びましたね☆
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