豊中市ブログ「マチカネくんのとよなか草子」マチカネくんと魅力文化創造課職員が、豊中のさまざまな魅力を紹介していきます!

このブログの掲載内容についてのお問い合わせは
魅力文化創造課 06-6858-2872 (第一庁舎5階都市活力部)まで

豊中ローズ球場へ行こう!

2012年06月23日 | ちょっととよなか自慢

都市活力創造室長の長坂です。

6月も残すところあとわずかです。7月に入ると、豊島公園にある豊中ローズ球場は、夏の高校野球大阪府大会の会場として、高校生たちの熱気と歓声に包まれます。

高校野球とともによく話題にのぼるローズ球場ですが、今日のこのブログでは、夏とは違うローズ球場の別の一面をご紹介します。

 大正4年、夏の全国高校野球選手権大会の第一回大会が、「豊中グラウンド」で開催されたことは、すでに多くの方がご存じのことと思います。

 

ローズ球場の入口正面には、「高校野球発祥の地 豊中」を記念したレリーフが。

 

箕面有馬電気軌道によって建設された豊中グラウンドは、赤レンガの外壁に囲まれ、芝生やスタンドも設けられた、当時としては画期的なものでした。

 大正2年5月に建設。東西150m、南北140m、とても大きなグラウンドでした。

 

豪華な設備を誇った豊中グラウンドでは、高校野球だけではなく、大学野球の対抗戦も華々しく行われていました。

大正2年6月、グラウンドの開幕試合を飾ったのは、米国・スタンフォード大学と慶応義塾大学の対抗戦。

また同年10月には、大阪朝日新聞社主催で「日米大野球戦」が開催されています。

ワシントン大学対早稲田大学で幕を開け、早稲田大学対明治大学、ワシントン大学対明治大学の試合が組まれました。この時の応援団の盛り上がりぶりは、箕面有馬電気軌道の梅田駅から豊中駅まで混雑が続いたと、当時の新聞は紹介しています。 

こうした当時の大学野球の熱気は、今でもローズ球場に引き継がれています。

 

 豊中ローズ球場は、両翼95m、中堅115mで、外野は天然芝の本格的な野球場です。

 

 関西には、5つの大学野球リーグがありますが、このうち、地元の大阪大学が加盟する近畿学生野球連盟(一部リーグ 奈良産大、大教大、神大、大工大、阪大、大市大)では、ローズ球場を本拠地の一つとして、毎年、春季・秋季の一部・二部リーグ戦が数多く組まれます。

 この春、一部リーグで優勝した奈良産大は、過去に何人ものプロ野球選手を輩出している強豪。そして、地元の大阪大学は、昭和60年に5つの大学野球リーグを代表して、全日本大学野球選手権大会に出場したこともある古豪チームで、豊中キャンパスで練習を重ねています。

残念ながら、同連盟の春季日程はすべて終了していますが、大学野球の春季日程の締めくくりとして、これからローズ球場では新人戦が行われます。

6月26日(火)午前10時30分から、関西の人気リーグの一つ、関西学生野球連盟(立命大、近大、関大、同大、関学大、京大)の春季新人戦が、3日間の予定で組まれています。リーグの次の時代を担う選手たちの活躍がご覧いただけます。 

高校野球と違い、あまり注目を浴びることの少ない大学野球ですが、ぜひ一度、ローズ球場にお越しいただき、学生たちのひたむきなプレーに拍手を送っていただければと思います。 

 試合日程の詳細は、それぞれの学生野球連盟のホームページで案内しています。

近畿学生野球連盟 http://sports.geocities.jp/kbl1948/

関西学生野球連盟 http://olive.zero.ad.jp/kansaibig6/

 

 また、大学野球ではないのですが、6月30日(土)午後4時30分からは、関西地方を拠点とするプロ野球独立リーグ(関西独立リーグ)の試合も予定されています。

東大阪市を本拠とする06ブルズと奈良県を拠点とする大和侍レッズの対戦カードです。

関西独立リーグ http://www.yumeclub.or.jp/KANDOK/KANDOK.html

 

スタンドのみなさんの声援と温かいまなざしに後押しされ、ここでプレーする選手たちが次の大きな舞台へと歩み出していく。豊中ローズ球場が、そんな選手たちの飛躍の場であり続けることを願っています。

 

 



最新の画像もっと見る