12月1日(土) 豊中野点 in 服部 2日目 会場:浜の田んぼ
引き続き、豊中野点 in 服部の2日目の模様をレポートします!今年の野点は2日間とも晴れ!しかも12月とは思えないぽかぽか暖かい陽気。それだけで、喜びまくるスタッフ!!
まちあるきのときから、「豊中とは思えないな~」「空が広くて気持ちいい!」と候補に挙がっていた田んぼ。いやいや、みなさん、田んぼですよ。いくら稲刈り後だとしても、稲を育てるためにある田んぼに、何十人も入ってわいわいしていいのかしらん。でも、この風景ぐっとくる・・・。
むむむ、これはいっちょ田んぼの持ち主さんに聞いてみるとするか。と動き出したのが7月。そんなとんでもないような申し入れを快く引き受けてくださり田んぼでの野点が実現しました。まちあるきの時には青々としていた稲はきれいに刈り取られ、すっかり晩秋の装いです。直前に雨が降ったこともあり、地べたゆるくなったらどうしようと心配もしましたが、この天気!めでたく田んぼでの開催となりました~。
でこぼこの田んぼの中を進むリヤカー。わーいわーい!空がひろーい!田んぼってすごく気持ちいい!!
ぐらつかないように、リヤカーを設置したら、妄想屋台も設営開始です。即席の座敷で準備の様子をじっと見守るお客さん。
住宅密集地から、突然視界が広がる田んぼに立つじんじんさん。あちらこちらから、どんどん人が集まってきました。
なんでもここらの田んぼでは、春にはレンゲ摘みをしたり夏にはオタマジャクシを獲ったりといろんなイベントも開催されるようで、子どもたちも「今日入ってええん?」と興味津々です。朝早くからこんなにたくさんの人が集い、大変なにぎわいになりました!↓ ↓ ↓
ミニスカートにハイヒール姿のじんじんさんが登場して、野点が始まりました。「今日もたくさんお越しいただいてありがとうございます。おもろい屋台もたくさん出てるので、お時間ある人は絵付けの場所があくまで、日本髪結って、その頭で似顔絵描いてもらって、身体ゆるめて来てください。そのうち音楽も聴こえてくるしね~」とじんじんさん。
「焼きあがるまでは時間かかりますから、その間に妄想屋台も楽しんでくださいね~」受付のスタッフ。
お茶碗が決まったお客さんはスタッフから釉薬の特徴や絵付けのポイントについて説明を受けて絵付けスタート!単色で絵付けをする人もいれば、色とりどりの釉薬を使って絵を描いたり、何色も釉薬を混ぜたりしてみんなペタペタと絵付けに夢中です。
こちらでは、日本髪姿の女性が絵付け中ですね!釉薬を乗せたり削ったり、流したり重ねたりといろんな手法を試して絵付けを楽しんでいらっしゃいます。さて、どんな出来上がりになるのでしょうか。
窯詰め、窯出し、その合間にはお客さんとの写真撮影。さらにはリヤカーお茶席でお客さんにお茶を出してと、動き回るじんじんさん。
こちらでは、焼きあがったお茶碗をスタッフがひとつひとつきれいに磨いています。たっぷりと釉薬を塗ったお茶碗からは、窯で焼いている間に高温で溶けたガラス質の釉薬がどろりと流れて、突起になることもあります。このままでは、手を怪我したりお茶碗がコトコトと揺れて座りが悪いこともあるので、そういった時には丁寧にヤスリをかけて仕上げてくれるんです!こうしてようやく出来上がるんですね!
【妄想屋台集団 THE JINJIN'S 2日目 】
田んぼのあちらこちらに出展する屋台は8つ その個性的な妄想屋台を紹介したいと思います!
豊中野点特製クリアファイルの販売屋台
これが!豊中野点特製クリアファイル!トレードマークのレインボーパラソルでポーズをきめるじんじんさんがプリントされている、クリアファイルはここでしか手に入りません!バッグから取り出した瞬間、周囲の目線を釘付けにすること請け合い!小学生の女の子が、「見て!これ買ってん!」と見せてくれました。早速学校に持っていってお友達に見せるとのこと。友達の反応が気になりますね。
石材標本づくり
石ってどこから来るんだろう? ざらざら、つるつる、いろんな手触り、いろんな色の石があるんだよ~。お気に入りの石の標本作りにチャレンジ。作った石の標本はおもちかえりOKです!!
集団似顔絵
こちらも昨年に続いて参加の集団似顔絵。モデルさんを囲んで複数の画家が同時に似顔絵を描く屋台。いろんな角度から、いろんなタッチの似顔絵が一斉に出来上がるというなんとも楽しい屋台。ペンや色鉛筆で写実的なものもあれば、漫画のようなタッチのものもあって、野点のいいお土産になりそうですね~。
マチカネワニパズル
豊中で体長8mの大きなワニの化石が発掘されたってご存知ですか?マチカネワニと名付けられたそのワニの化石の写真がパズルになっています。見本を見ながら組み立てて、完成したらパズルのパーツをお土産にもらえちゃう!大人でも、結構難しい・・・と苦戦する一面も!
かげあそび
今日はお客さんできたはずなのに・・・と店主の浅井さん。お客さんの影をせっせと集め始めると、後日あなたの影を郵送しますのサービスがスタート!影なのに、特徴がはっきりと表れる!影なのに誰だかわかる!影っておもしろ~い!とスタッフもいつの間にか影に夢中になりました。
EMANON
「じんじんさんの窯詰め、窯出しのタイミングに合わせて演奏しまっせ!」と登場してくれた大阪音楽大学の音楽ユニットEMANON(えまのん)の4人。軽快な窯出しの曲にスキップしながら寄ってくるスタッフ。楽しくにぎやかな田んぼの風景が広がります。
日本髪変身処
カツラではなく、自分の髪を使って日本髪を結い上げる日本髪変身処。鏡越しに野点の風景が見えるように・・・との気遣いから、畑に向かって座るお客さん。主人が腰にまいているのはじんじんさんの似顔絵が入った手ぬぐい。妄想屋台集団「THE JINJIN'S」のメンバーにどうぞ、たくさん製作してくださいました。
からだ実験
25日に続いて出展してくれたからだ実験。指を揺らしたり、意識を変えるだけでからだは変わる!?お客さんだけでなく、長時間の作業をしてくれたスタッフも救われました。みんなで輪になって手をぶらぶらさせて疲れをリセット!よ~し!これで最後までがんばれるぞ!!
夕暮れ時までにぎわう浜の田んぼ。すっかり日も落ちたころ、最後のお茶碗を磨き終え、お客さまにお渡しして今年の野点が終了しました。撤収が完了するまで、ひとつひとつ丁寧に作業をしてくださったスタッフの皆さんのおかげで、すべて無事故で終えることができました。本当にお疲れ様でした
最後にこの会場で野点を開催するにあたって、いろいろとお世話になった皆様、説明会、まちあるき、本番とご参加いただきましたスタッフのみなさんに心から感謝申し上げます。ありがとうございました