定年退職後の10年間は報酬収入のため、確定申告を行っていました。3万5万円の節税のために、家人との旅行費、コンサート鑑賞代金が福利厚生費へ、外食費が会議費へ、書籍・映画代を雑費へと計上して、税務署指導を食わずに無事に終結を迎えた自分にも、忸怩たる思いが少し残っていた。それでも、100%が労務報酬だから政治資金とは訳が違うのだ。
舛添知事は第3者に調査依頼をすると発言した時点から、狂いが生じてきている。結果が出る前にセコイと指摘を受けたホテル三日月代金、書道・絵画代金併せても500万円未満かそこらを、触法の有無にかかわらず、直ちに私費でその相当額を政治資金需給先へ、寄付をするので、自分の不徳をお許し願いたいと、降服してしまえば地位の救済はあったと思う。
世間知らずでお恥ずかしい、育ちの悪さをこの年になってお見せしてしまいました、お恥ずかしい次第です、と、あとは叩頭に徹しておれば何とか切り抜けたのにと一瞬思いました。しかし、20日の最後の登庁日の無愛想さと議会に対する無視態度を見てしまうと、辞めてよかった人物だと納得できた。