先生「数を言ってね。」
数字カードを 次々出す。
児童「27」「45」「31」・・・
先生「5とびの数を言おう。」
黒板に、0から60まで、5刻みの数直線をはる。
先生の指さす速さに合わせて声に出す。
児童「5,10,15・・・60」
先生「何十、5の『5』をはっきり言おう。」
児童 はっきり、速く言えるまで何回か繰り返す。
先生「一人で言える人?」
児童 挙手。一人で5から60までの5とびの数を言う。
いいテンポで言える児童、一息で言える児童がいる。
児童の間から、「おお」という感嘆の声が聞こえる。
先生「今度は、21から30まで、1とびで。
先生が、十の位を言います。みなさんは、一の位を言ってください。」
黒板に、
21 22 23 24 25 26 27 28 29 30
と書く。
「にじゅう」
児童「いち」
先生「にじゅう」
児童「に」
テンポよく、同じように続ける。
先生「にじゅう」
児童「く」
先生「さんじゅう」
児童「れい・・?」「ゼロ?」ざわざわ・・・
先生「30は、どうやって読めばいいのかな・」
児童「先生が「さん」で、ぼくたちが「じゅう」」
「先生が「さんじゅう」で、わたしたちは「・・・」何も言わない」
「え?でも・・」
「分からない・・・」
先生「では、31を言ってみよう。
さんじゅう」
児童「いち」
「分かった!ぼくたちは、何も言わない」
「そうだ、だって、先生が十の位を言って、私たちは
一の位だもの。何も言わない。」
「一の位が0の時は、何も言わない。」
「書くときは、0を書かなきゃいけないけど。」
先生「そうだね!
では、もう一回、21から30まで 言ってみよう。」
先生 黒板に『十の位、一の位、10のまとまり、ばら』を書く。
表になるように、線を入れる。
「十のまとまりが4」十のまとまりブロックを 表に 4個はる。
「ばらが9」ばらのブロックを表に9個はる。
「十の位が4、一の位が9、数は?」
児童「49!」
先生「いいね。
一緒に、十の位が4」
児童「十の位が4」
先生「一の位が9」
児童「一の位が9」
先生「数は、49」
児童「数は、49」
先生「一つ増やします。」
一の位にブロック一つはる。
児童「えー!」「だめだめ」
先生「何がだめ?」
児童「バラの部屋に十のまとまりが入ってる。」
「十のまとまりが出来たら、変身して、十のまとまりに
ならなきゃ。」
先生「そうだったね。」
十のまとまりに変えて、十の位にブロックをはる。
「十の位が5」
児童「十の位が5」
先生「一の位が0」
児童「一の位が0」
先生「数は、50」
児童「数は、50」
先生「37をブロックで置いてみよう。」
児童 指名された児童は、前に来て、黒板のブロックを動かす。
先生「みなさん、どうですか」
児童「あってます。」「オッケイです。」
何回か、繰り返す。
動かし方、置き方をみんなで確認する。
先生「今度は、一人一人 自分の机に ブロックを並べます。
ブロックを出します。」
黒板に、
・ブロックケースを置く位置
・十のまとまりの紙を置く位置
・ばらを置く位置
・五のまとまりの紙を置く位置
を絵で描く。
*机の上の使い方を 絵に表し、みんなでそろえる。
「△さん、いいね。黒板の見ながら、ちゃんと置いているね。」
児童の準備ができたかどうか、見て回る。
「全員、準備できました。
ブロックを置いてね。
36!」
児童 ブロックや紙を使って36を置く。
先生「オッケイ」「いいね!」「できた。」を言って回る。
5のブロックの使い方も 指導する。
何回か繰り返す。
教科書で、二位数の数構成の理解を深める問題を考える。
プリントでも、考える。
プリントでは、一の位から先に指定し、
十の位が後に問題文が書かれてる問題も解く。
*位の位置を考えず、数を逆に書く児童がいないか、見て回る。