たし算やひき算の文章題を 1年生から、学習してきました。
たし算では「ぜんぶで」「あわせて」「ふえると」「みんなで」、
ひき算では「のこりは」「ちがいは」などの問題文の中の、
演算決定する言葉を探して、式をたて、答えを求めました。
2年の「たし算とひき算」では、
★「ぜんぶで」という言葉があっても、ひき算で答えを求める
★今までヒントにしてきた言葉(「ぜんぶで」「のこりは」)が
問題文になくても、問題を解かなければならない
場面が出てきます。
「たし算とひき算」では、今までと違う方法で、文章題を解かなければならない。
この時、問題を解く手がかりになるのが、「テープ図」です。
問題文を読んで、すぐに、図に表すことができない児童のために、
指導の工夫をしてみました。
1 問題文からテープ図までの間に、「問題文ショート」と
「三つの数」を考える。
①問題文を 読む。
②問題文に出てくる 三つの数に チェックを入れる。
・三つの数のうち、分からない数は「□」とする。
③できるだけ短い言葉で、問題文を表す。
・表した短い言葉を、動作で表してみる。
「みかんが15こ」➡片手に みかん15こ
「何個か買った」➡もう一方も手で みかんを買ってくる動作
「ぜんぶで32こ」➡両手で円を描くように 〇ぜ~んぶ〇と動作
④三つの数を 表に当てはめる。
⑤テープ図に 数や言葉を書く。
★児童のノートには、問題文、テープ図、式、答え、ひっ算を書く。
★問題文ショートと三つの数は、児童とのやり取りを通して、
みんなで考え、板書する。
この学習の授業の前に、三つの数の表を使って、
「たし算とひき算」の関係を復習し、
授業が進んでいる間にも、何回も復習しました。
簡単な数では、
この表から、四つのたし算とひき算を考える。
4+5=9
5+4=9 (たし算は、一つのしきでもいいのかな?)
9-5=4
9-4=5
桁を増やして、
空いているところの数は?
100-20=80
80を書きこんで、他に、
100-80=20
80+20=100
20+80=100
三つの数を見たとき、パッと「たし算とひき算」の相互関係が
出てくるようになりました。