
今日届いたお皿です。
他にも色々買っているのですが見解をいただきたく、順番をすっとばしてご紹介です。

実際のものを見ると陽刻がしっかりありました。

底のヒビは窯傷かと思います。

これでも角福なんですかね??


銘も似たような銘でした。

私のは口径20.8高さ3.2底径12.8


途中で気づいたのですが光を当てて傾けるとした写真のように浮き上がります。

見込み以外の蛇籠の箇所にも同じように跡があります。
藍九谷染め付皿江戸初期とのことで出ていたものをヤフオクにて購入です。
見た瞬間どうしても欲しいと思ったわけではないのですが、大きさが7寸で傷もなさそうでした。
裏銘があり裏模様なしの寛文くらいのものに見えましたので安ければ参考に欲しいなと思い入札しました。
送料入れても昼飯9回程度落とせました。
若干陽刻も入ってるっぽく赤絵が邪魔だな後絵じゃないよな。なんて思いながら到着を待っていました。

実際のものを見ると陽刻がしっかりありました。
とすればきっと型押し成形かなんかで同じ形の皿があるんじゃないかと思い。柴田コレを見ていたらパート7の110ページに形同手のものを見つけました。

蛇籠に水車の陽刻で写真と同じ向きにしてみるとやはり陽刻の模様は同じところにきているので兄弟ではないかと思います。

蛇籠に水車の陽刻で写真と同じ向きにしてみるとやはり陽刻の模様は同じところにきているので兄弟ではないかと思います。
柴田コレのものは陰影がうまく写り良く見えますが私のは染め付けやら赤絵やらで見た目にはぱっと分かりません。
若干下手ですね。(^_^;)
しかしながら陽刻は指でなぞったりしてよく見るとやはり写真のものの陽刻と同じようです。

底のヒビは窯傷かと思います。

これでも角福なんですかね??


銘も似たような銘でした。

私のは口径20.8高さ3.2底径12.8
です。
柴田コレとの誤差は許容範囲ではないかと思います。
ということで同じく1660から70年のものと考えて良いのではないかと思います。
次に問題の赤絵ですが

うーん。蛇足感が否めませんが、染付の絵付けも雑で凡庸なのでコレクションとしてはまあ良いかなという感じです。
それと写真の口縁に紅が塗られていますが平らに切り取ったように幅広くなっておりエッジが効いています。
私の手持ちにあまりないタイプなので不安になりましたが、柴田コレのものも口縁が白く平らで同じように幅広か見てとれましたので少し安心しました。

途中で気づいたのですが光を当てて傾けるとした写真のように浮き上がります。
これは金彩の跡なのではと。。。

さらに

さらに


見込み以外の蛇籠の箇所にも同じように跡があります。
同じ所の赤絵は消えていないのでやはり金銀彩はあり赤絵も後絵ではなかったという見解に至りました。
どうでしょうか??
染付 牡丹水車波分 赤金銀彩 ということにしたいのですが、これだけきれいに金銀彩がないと完品ではないのでしょうか??
ついでに赤絵もないほうがいいなあなんて思ってしまいます笑
堂々たる品です。
水車ですから、どこからどうころんでも上手でしょう。
周りが豪華にしては、見込みの草花が少しさびしいなとおもっていました。元々は、金彩で光らせてあったのですね。
コレクション街道まっしぐらです。
ありがとうございます(^^)
水車は上手品なんですか!?知りませんでした(^_^;)
でも絵付けは雑であまり良く見えないのが正直なところです笑
それでも7寸の藍九谷だとすればトイレ美術館に展示せねばなりません笑
やっとあの新物の八角皿と交換です(^^)
寛文期の品で染付に赤が加飾されているタイプの品はたまにありますが
この品は図柄も染付の発色も申し分ない品だと思います。
以前に比べると安くはなったものの、結構なお値打ち品なのは間違いありません。
発色はやや濃い目ですが良さげです。
焼き上がりも良いのですが絵付けが雑というかなんというか(^_^;)
それでも7寸でしたので購入してみました!
安心出来そうな皿なのでずっと眺めていたら愛着も湧いて良さも分かってくると思います。
たまにお値打ち品も買えたりするのでヤフオクも面白いですが、たくさん勉強代も払っています。笑
やはり信用できるところから買うのが結局間違いないと思うのですが腕試し感覚もあり結局ヤフオクで買ってしまっています笑
柴コレⅦ・図221のものよりも手が込んでいますね。
柴コレⅦ・図221のものは、外周を染付で塗り潰しただけですが、これは、外周の染付を文様に合わせて塗り外していますものね。そして、赤と金銀彩まで付加して華やかさを加えていますものね。
でも、結局、手間がかかり、コストもかかったので、短期間で製作を止めてしまったのでしょうね。
その意味では、これは、柴コレⅦ・図221のものとほとんど同じ時期か、それよりはちょっと後に作られたのかもしれませんが、作られた製品の数は少ないでしょうから、貴重ですね(^_^)
金銀彩は確かに手間がかかりますよね。
そう考えるとコレクションとしては良かったのかなと思えてきました(^^)
ありがとうございます!
肝心の金銀彩はまったくなく赤絵だけになってしまっていますが笑
型押しの成形の陽刻もこの時代あたりの特徴なのかなと思って大丈夫だろうと思っています。
今度は金銀彩の残っているものを手に入れたいところです(^_^;)