醜い英雄

ジンバブエのこの人もそうだ。

そう、ムガベ大統領。

白人社会から独立を勝ち取ったジンバブエの英雄だ。

御年、何と９３歳だから驚く！

いや小生など、驚きを通り越してあっぱれと言うか、唖然として二の句が継げない。

何しろ３７年間も権力を握っていただけのことはある。

未だ大統領の座を退く気持ちがないそうで、いやはや恐れ入る。

権力とは、おいそれとは止められぬ甘美な媚薬のような代物だろう。

９３歳になっても執着するとは？
何とも言い難い人間の業の深さを感じる。

哀れと言うか、浅ましい限りだ。

世間の一般的な常識からすれば、早々に引退して悠々自適の生活を謳歌している年齢だろう。
いや、失礼ながら、もう、人生の終末期を迎え、準備に入る年齢ではないか？

どこかの国のトップも権力の座を守ろうとあれこれ画策しているようだが、さもありなん。
一度試したら抜け出せぬ媚薬や麻薬、ドラッグの類と同じ。

小生とて１００人前後の人達を預かったことはあるが、
およそ権力とは縁が無かったことを良しとすべきか？