ナマズが食いたい！

昔は正月といえば、おせち料理とお雑煮が定番であった。
この2つが無いと何だか正月気分になれなかったものだが。。。

時代の移ろいか、年齢のせいか、定かではないが、
正月という特別の数日間が、
今は普段とさほど変わりないありふれた日々になってしまった。

世の中の様子も様変わりしている。
第一どのチャンネルを廻しても必ず聞こえてきた
”年の初めのためしとて～”のメロディーがとんと流れなくなった。

これが時代の風潮か？

もっとも祝ってばかりもいられない事情もある。
人それぞれに、いや、東日本大震災や原発事故で
被災された方や縁者のみなさんはもとより、
世界中の多くの国々も大きな不安を抱えながらの新年である。

心から晴れ晴れとしないのも道理だろう。

だがしかし確実に時は刻まれ、世界は動いて行く。
大きな不安を抱えていてもやがてはそれらも払拭され、新たな局面を迎える。

一段と厳しい苦難にさらされるか、一転して好況に見舞われ
豊かな生活を謳歌できるか、どちらに向かおうとも
いずれは必ず逆転に転ずる時が来る。

輪廻報復、自然の摂理であろう。

それにしてもだ！

あの泥鰌面はどうだ！
”消費税値上げ”は不退転の決意でやり抜くと嘯いた。

小生とて何がなんでも反対とは思っていない。
”百年安心”ならぬ国家百年の計を議に不可欠の用件たれば
何をおいても実現すべしであろう。
国民に対し十二分に説明を尽くした上で、納得させるのが筋だ。

それには国会議員定数削減や、公務員給与の削減は当たり前の条件である。
しかしことはそう簡単にはいかない。
そのことによって損害をこうむる輩は多いし、猛然たる反発を受けるのは必定。

むしろこの身を切る覚悟の程こそ”不退転の・・・”と発すべき事柄である。
だがしかしこのことになると泥鰌も大きくトーンダウンする。
こっそり泥にもぐってしまう。

やんぬるかな！
所詮食えない泥鰌だ。
食らったら最後、泥に当てられ食あたりを起こしそうだ。

それならば少々如何わしい趣もあるが、ナマズの方がまだましか？
急にナマズが食いたくなった。

ナマズよ出て来い！