米米(まいまい)周辺、今日【2007年7月5日(木)】の天気
晴時々曇 最高気温:31℃
6月17日(日)。第7回お米マイスター全国ネットワーク会議の講義より
鈴木正成先生のお話。その⑥
5)和風ごはん食で肥満防止ー粒食と低脂肪食のダイエット効果
体脂肪蓄積を効率化する食べ方は、血中にインスリンを大きく分泌させながら脂肪(カイロミクロン)を高濃度で流すように食べることである。ハンバーガーのような高脂肪食品をコーラのような砂糖入りソフトドリンクを飲んだり、砂糖とバターがたっぷりのビスケット、チョコレート、ケーキなどを食べることが、その条件を備えている。これは、インスリンが脂肪組織のリポプロティンリパーゼを活性化し、血中の脂肪を脂肪細胞に取り込んで貯蔵する意欲を高めた状態である。そこに多量の脂肪が流れてくると効率よく脂肪が体脂肪になって蓄積されてしまう。アメリカ人が不必要と思えるほど体脂肪を蓄積した肥満体を作るのは、この理論に沿った食べ方を日常化しているためである。
この肥満発生の理論に対して和風ごはん食は二つの点で肥満発生を抑える力を持っている。第一には、ごはんが粒食であるためにインスリン分泌刺激力が弱いことである。同じデンプン量を、パンや芋などと食べ比べた場合、ごはんの食後の血中グルコース・インスリン反応は一番弱い。これはパンや芋が粉食様での食品で、消化酵素の反応を受けやすいため、食後血中グリコースが強く上昇し、インスリンがその分強く分泌されてくることによる。
もう一つ、最も重要なこととして、ごはん食には多様な低脂肪食がたくさんあることである。体脂肪の材料は食事脂肪である。したがって、血中インスリン濃度が高く上昇することよりも、血中に脂肪を多量に流すことが問題となる。したがって、和風ごはん食は肥満防止の食事と してすべての面で優れている。この条件はコメを粉食化せず、粒食することにすべてかかっていることを認識しておかなければならない。
明日のブログにつづく。
晴時々曇 最高気温:31℃
6月17日(日)。第7回お米マイスター全国ネットワーク会議の講義より
鈴木正成先生のお話。その⑥
5)和風ごはん食で肥満防止ー粒食と低脂肪食のダイエット効果
体脂肪蓄積を効率化する食べ方は、血中にインスリンを大きく分泌させながら脂肪(カイロミクロン)を高濃度で流すように食べることである。ハンバーガーのような高脂肪食品をコーラのような砂糖入りソフトドリンクを飲んだり、砂糖とバターがたっぷりのビスケット、チョコレート、ケーキなどを食べることが、その条件を備えている。これは、インスリンが脂肪組織のリポプロティンリパーゼを活性化し、血中の脂肪を脂肪細胞に取り込んで貯蔵する意欲を高めた状態である。そこに多量の脂肪が流れてくると効率よく脂肪が体脂肪になって蓄積されてしまう。アメリカ人が不必要と思えるほど体脂肪を蓄積した肥満体を作るのは、この理論に沿った食べ方を日常化しているためである。
この肥満発生の理論に対して和風ごはん食は二つの点で肥満発生を抑える力を持っている。第一には、ごはんが粒食であるためにインスリン分泌刺激力が弱いことである。同じデンプン量を、パンや芋などと食べ比べた場合、ごはんの食後の血中グルコース・インスリン反応は一番弱い。これはパンや芋が粉食様での食品で、消化酵素の反応を受けやすいため、食後血中グリコースが強く上昇し、インスリンがその分強く分泌されてくることによる。
もう一つ、最も重要なこととして、ごはん食には多様な低脂肪食がたくさんあることである。体脂肪の材料は食事脂肪である。したがって、血中インスリン濃度が高く上昇することよりも、血中に脂肪を多量に流すことが問題となる。したがって、和風ごはん食は肥満防止の食事と してすべての面で優れている。この条件はコメを粉食化せず、粒食することにすべてかかっていることを認識しておかなければならない。
明日のブログにつづく。
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