温故知新 by メゾンゴルフ

ゴルフクラブの歴史と伝統 そして現代技術の融合により
摩訶不思議なゴルフクラブが出来上がりました(^^)v

メゾン工房風景

2015-11-02 00:58:12 | クラブ測定

 

 

 

 

 

 

ドライバーヘッド

重心位置測定風景

重心距離

重心深度

重心高

そして重心角度

各数値によるセッティング

そしてこの個性にあうであろうシャフトテストへと進んでいきます

 

 

 

 

リアルロフトにオリジナルロフトを計測

ライ角度も勿論欠かすことはできません

 

その他この計測器で

フェースアングル

フェースプログレッション

ソールインバーション

が計測できます

 

あとメゾンゴルフでは もうひとつの角度 を考慮し

クラブセッティングをしておりますがそれは企業秘密です(^^)

 

 

776-0010

徳島県吉野川市鴨島町鴨島556-19

Tel/Fax(0883)36-9292

E-mail  maisongolf@sky.plala.or.jp

 

 


各項目の計測ポイント

2013-03-16 20:51:16 | クラブ測定

ロフト角度 loft angle

シャフト軸線とフェース面とのなす角度

ライ角度 lie angle

シャフト軸線と地面とのなす角度

 

フェースプログレション face progression

 

シャフト軸線とリーディングエッジとの距離

 

フェース角度 face angle

ソールした際に出来るフェースの角度
左方向をフック(+)右方向をオープン(-)で表示する

 

重心角度 center of gravity angle

シャフト軸線とフェース 重心位置の関係で出来る角度

 

スウィングウェイト swing weight

トルク torque

 シャフトから1フィート離した位置から1ポンドのおもりを吊り下げそのねじれ量を見る
この器械は角度量を測定する

 

センターフレックス center-flex

両端を固定しシャフトセンターのたわみを360度方向から計測します 表されている数値は5.85kg
シャフト硬度が高いものはこの数値が上がり 低いものはこの逆
つまり少ない力でたわんでくれるということになります

 

クラブ振動数 club-frequency

グリップ側を固定しシャフトを振動させ 1分間に何回振動するかを計測する
単位はcpm(cycle par minute)

 

 


ゴルフクラブ測定項目

2013-03-14 01:24:50 | クラブ測定

 

測定項目     基準      単位 

ウッドクラブ 左右

 

オリジナルロフト  ソール   1/4度

リアルロフト   シャフト軸   1/4度

ライアングル  タンジェントポイント(シャフト軸)  1/4度

フェースアングル  ソール   1/4度

フェースプログレッション  シャフト軸   1/20mm

ソールインバーション  リアルロフト/シャフト軸   1/20mm

重心アングル   シャフト軸   1/4度

 

 

アイアンクラブ 左右

 

リアルロフト   シャフト軸   1/4度

ライアングル  グルーブ(タンジェントポイント)   1/4度

フェースプログレッション   シャフト軸   1/20mm

重心アングル   シャフト軸   1/4度

  

   

パター 左右

 

リアルロフト   シャフト軸   1/4度

ライアングル  フェースアングル  1/4度

フェースプログレッション  シャフト軸   1/20mm

ソールインバーション  リアルロフト/シャフト軸   1/20mm

  

   

ウッド・アイアン・パター

 

バランス  14インチ測定 0.1ポイント

振動数 グリップエンド cpm

 トルク  0.1度

 重量  0.1g

 長さ ヒールエンド・60度 インチ

  

シャフト センターフレックス  グラム

 


ゴルフクラブ測定 アイアン編 その2

2013-03-12 00:00:00 | クラブ測定

 

アイアンセットを買ったはいいけれど どうも特定の番手だけ調子が悪い

もしくは この番手はいいんだけど 他のはどうも…

こんな経験ありませんか?

多分少なくないと思うんですよ

これに似た経験がある方って

 

アイアンは通常セットで購入します

同じメーカー 同じブランド 同じタイプ

つまりは揃ったアイアン(のはず)です

 

ちょっと衝撃かもしれませんが ひとつお伝えしましょう

「セットで買ったはずのアイアンセット それらが揃っているとは考えない方がいいでしょう」

 

ひとつ断っておきますが この揃っているという意味合いは 構造的に揃っているということで 先に挙げたメーカーが違うとかそういうことではないんです

どんなセットも見た目には綺麗に揃っていると思います

ですが ひとたび計測にかけてみると お世辞にもセットと呼べるものは まだお目にかかったことがありません

中には少々感覚をマヒさせておかないと計測も嫌になる?ものもあります

ライ角度の0.5度なんて…

ロフト角度が逆転していなければいいセットか?

今ではそんな感じがするまでになっています

 

勿論 工業製品ですから多少の誤差があるのは当然です

当然ではありますが 現状はちょっと…

 

ま これはココだけの話ですが 売れ筋のクラブがこの調子ですからウチの仕事があるわけで…そういう意味では どんどんオカシナクラブを作って頂いた方がありがたいということになりますが

 

最近クラブの少量販売?が定着してきたこともあってこの現象は顕著です

5番からピッチングまでセット

そこから下にウェッジ 上にユーティリティー または同タイプのロングアイアン

それぞれを別に選ぶ必要性が出てきます

 

そのことがゴルフクラブをセットにすることを非常に難しくしています

 

一般ユーザーの方にとって その前後の選択要素はロフト角度によるものだと思います

そのことがあってかどうかは知りませんが ウェッジの表記はロフト角度というのが普通になりました

 

ですが…

セットであるはずのアイアンも とんでもない状況なわけですよ

それが全く別のクラブを表記してあるロフトで選んで繋がると思います?

 


ゴルフクラブ測定 アイアン編

2013-03-10 00:08:53 | クラブ測定

アイアンと言っても基本構造はゴルフクラブどれをとっても同じですので 測定方法・基準もそう違いはありません

ですので ここではアイアン その番手間の差というところにズームして見てみましょう

 

ゴルフクラブ とりわけアイアンの価値というか意味は クラブごとの距離差を生み出すことにあります

7番アイアンと6番アイアン これらが同じ距離 はたまた逆転?してしまうとそれはもうゴルフになりません

意図した距離を正確に打つ それがアイアンの主たる目的ですから

 

 

アイアンの番手間

ロフト角度 3~4度

ライ角度 0.5度

長さ 0.5インチ(12.7mm)

この差が番手が上がるにつれロフト/ライ共に減少していき 長さは逆に伸びていきます

 

例えば 7番アイアンと8番アイアンのデータが並びますと

#7 ロフト 32.0度 ライ 62.0度 長さ 37.0インチ

#8 ロフト 36.0度 ライ 62.5度 長さ 36.5インチ

こうなります(こうなるはずです)

その差が前後のクラブに続いていきます

 

ここでアイアンの番手間の距離差というものも見ておきましょう

7番アイアンで150Yさばいているとします

その場合 8番アイアンは140~135Yというあたりだと思います

距離差はというと 10~15Y

その差が クラブ構造上の違いによって生まれているわけです

 

もしこの差を人間側の仕事として出さなければならないのであれば クラブの本数があまりにも多すぎます

7番アイアンで その距離差分 上の番手も下の番手も打てるというのであれば 6番も8番もイラナイということになってしまいますものね

 

あくまで一定の動きをした状態で距離差を生み出す というのが各クラブの大きな役目ですから その機能が発揮されるよう準備しておくことは必要不可欠なことでしょう

 

 

 

で クラブ形状の差の方に戻ります

ロフト角度とライ角度 その差を先にあげました

ロフト角度で3~4度

ライ角度で0.5度でしたね

その角度差って一体どのくらいというと ホントに微々たる差

分度器は手元にすぐないでしょうから時計に例えてみましょう

 

時計の針は1周すると360度 そして秒針は60秒ですから1秒の目盛りは

6度

ということになります

ということは ロフト角度差というのは1秒にも満たないところで推移していくわけです

ライ角度に至っては 0.5度ですので え~っと 0.08秒?!

なんだか余計にわかりづらくなってきましたが それほど精度が必要であるという事なんです

 

そんな微々たる差なんて関係が無い という意見もあるかと思いますが それならわざわざ0.5度の差なんて作らない方がいいでしょう

ゴルフクラブでライ角度の差を設定していないクラブというのはありません

クラブが長くなれば フラットに

クラブが短くなれば アップライトに

というのがゴルフクラブです

つまり その差があるからゴルフになるんです

 

ちょっと長くなってきましたかね

では続きは次回へという事にしましょう

 


ゴルフクラブ測定 ウッド編

2013-03-08 20:41:43 | クラブ測定

クラブ測定とはどういう作業なのか
実際に見ていきましょう

今回はドライバー
懐かしの名器 J’sワールドステージ
ジャンボ尾崎としてゴルフ界の王者に君臨していた時代のクラブです!




おぉ~コレ使ってたよ!
なんて方も多いかと追いますので 初回記念?といたしましてこちらを選んでみました







では早速計測してみたいと思います
このドライバーはどういうスペックだったのか
当時を思い出しながら…ね


ロフト 10.5度


ライ 59.5度


バランス D3.0



長さ 45.0インチ


クラブ総重量 331.2g


今手元に某メーカーのカタログがあります
その中には 綺麗な写真とデータとしての数値が書いてありますので
それらを先にあげてみました
というこは これらの項目が一応の所の基準となっているということなんでしょうが これではあまりにも不十分ではないかと思いますので
以下 メゾンゴルフが行っているクラブ測定を続けていきます




オリジナルロフト 10.5度


フェース角 -1.0度(オープン)


リアルロフト 10.0度


フェースプログレッション 17.8mm

ソールインバーション 2.2mm


重心角度 18.0度


センターフレックス
12時 5.02 3時 5.11 6時 5.00 9時 5.13
(重心角度計測方向を12時とする)


トルク 1.8度


振動数 265cpm


以上がウチで計測している項目です

どうです?
知らないこと はじめて聞いたものもあったんじゃないですか?


ゴルフクラブは見た目よりもかなりの精密機械です
そのことがわかってきだすと不思議と扱い方にも変化が出てくるもので
なぜ機械が精密になっていくのか?
精密な機械を扱う時に求められる人間の動きとは?
そんなところ知りたくなってくるものです

次回はアイアンセットについてご紹介したいと思います

では



ゴルフクラブ測定ってナニ?

2013-03-06 14:50:49 | クラブ測定

ゴルフクラブ測定ってナニ?




クラブはヘッドとシャフト そしてグリップ
大きくはこの3つのパーツで構成された道具です

見た目にはそう変わらないこのクラブですけども
それぞれのパーツは多種多様
さらにその組み合わせとなると ゴルフクラブ というのは
途方もない数ができあがるということになります

これが同じパーツで組まれていたら同じクラブが出来上がる

もしそう考えているのだとしたら それは捨ててください
同一パーツで全く別物のクラブを作るというのはいともたやすいことですから

意図的なセットアップ チューンナップなら話は別ですが
それぞれ工業製品ですので 多少なりとも誤差は存在します
ですので 見た目は同じでも計測してみると…
なんてクラブも少なくありません

(ここ数年はコストダウンの影響をモロに受けたかに思えるクラブが急増中)

クラブセットが14本
その1本1本がバラバラでも構わない
それがどんな性格で どんな挙動をしようが構わない
そんな無機質なゴルフをするのであれば こんな計測などする必要は全くありません
しかし ゴルフクラブを相方として大切に思うなら
今自分のクラブがどんな状態なのか調べておいた方がいいでしょう


人間も定期的に検査するでしょ
車だって車検があります
それは今後安全に生活が出来るようにするための必要なものです
それをゴルフクラブにもしてあげましょう!ということです

次回はメゾンゴルフで行っているクラブ測定を見ていきます





ゴルフクラブのことを知ろう!

2013-03-04 19:38:24 | クラブ測定

メゾンゴルフ
ウチのメニューのひとつにゴルフクラブ測定診断というのがあります



クラブと仲良くなるためには まずクラブのことを知る!
自分のクラブというのは実際の所
どんなものなの?どんな道具なの?
カタログには なんか数値や記号が書いてあるけど それは何のため?
そんなところを知っていく鍵となるのが クラブの数値(スペック)です


例えとしてはちょっと極端な表現かもしれませんが
乗っている車のエンジンがガソリン車なのかディーゼル車なのか知らないと
エネルギーとして供給するものもわからない

スタンドはセルフ形式が増えてきたけど 軽油いれてると
これは軽油です 軽自動車用ではありません
みたいなアナウンスがされている所があります

そりゃそうだよね
知らなきゃ 軽油 とかいてあるんだから 軽自動車用と思っても
なんら不思議じゃない
逆にこうしないとおかしいとさえ感じるところもありますが
軽油がどういう種類のもので ディーゼル形式を知っていれば
もしくは 自分の車のちょっとした構造を知っていれば回避できるものでもあります

そんな間違いするヤツいないよ
なんて思っているかもしれませんけど
ゴルフの場合 残念ながら完全にこの状態 なんです



例えば「クラブを振る」
そう聞いて 違和感をおぼえた人 いる?
いないでしょ
逆に振らなきゃどうするんだ?!
って反応だと思いますけど
ここはひとつ はっきり定義しておきましょう!





「クラブは振るものではありません」
「振らなければ振らないほど効果を発揮する道具なんです」







こう言われても多分 今はピンとこないでしょう
それで当然です
これまで 振る ことに尽力してきたわけですからね
それしか方法が思いつかなかったとも言えますが

どう扱えばゴルフクラブが機能を発揮するのか

そんな探求方法のとっかかりがクラブ測定であり
それが クラブを知る ということに繋がり
「振るものではない」ということもわかってくるのです