温故知新 by メゾンゴルフ

ゴルフクラブの歴史と伝統 そして現代技術の融合により
摩訶不思議なゴルフクラブが出来上がりました(^^)v

中長期プランってビジネスでは大事なことなんでしょ

2013-08-31 00:09:11 | 人間の骨格構造
 
 
 
 
生涯ゴルフスウィング回数
これ コースも含めて一体どのくらいになるのでしょう?

1日100球 週3回の条件ですと月に1200球
年にすると14400球
このペースで30年間ゴルフをしたとすると実に432000球!

さらにコースでは回数は少ないですが 特有の力?
が入りますから背骨すり潰し度は練習の比ではないでしょう
現在主流とされているゴルフスウィング
この運動形態が堂々と幅を利かせていること
さらにはそれを疑いなくやっている(やらされている)というのも理解不能なところです



“スウィングを習得する”
というのはひとつの考え方として
“未来の自分への投資”だと思っています



その習得の時間というものには個人差があるかとは思いますが
ゴルフは他のスポーツと違って非常に長く楽しめるスポーツで
ある意味年齢を重ねるほどおもしろみが増すものです

そんなゴルフを体を痛めることなくいつまでもしていたい!

そう願っていると考えているのは その体の扱い方 酷使状態を見ているとこちらの思い違いかも…なんて感じる今日この頃です
 
 
 
 

腰ってドコ?

2013-08-29 01:55:07 | 人間の骨格構造
 
 
 

一般に腰が痛いと言われるものは、骨盤がどうのというわけではなく
この椎間板が絡んでいるケースがほとんど
特にゴルフの場合は 5つの腰椎の部分
その証拠に腰が…といって手で押さえる部分はお尻よりもかなり上のココです

さて問題の角度差ですけども この背骨で受け持っているということはもうお分かりだと思いますので その現象をもう少し細部からみてみましょう

背骨の模型画像です白いのが腰椎 水色が椎間板(クッション) 黄色が神経になります
これらがまるで臼で引くように動くことでその角度差を吸収しています

ん~この書き方だとなにか機能のように感じるかもわかりませんけど
腰椎によって椎間板(クッション)をすり潰すように使ってしまっているんですね

しかもこの椎間板は再生不可能なパーツで、何もしなくても年齢によって減少の一途をたどります
その部分を積極的に使う?消耗させることがはたして有効な手段でしょうか?

大事に大切に守らなければならない部分を酷使する
そんなことをゴルフはゴルフクラブは求めているのでしょうか?
 
 
 
 
 
 

肩と腰に角度差が生まれるってどういうこと?

2013-08-27 00:59:28 | 人間の骨格構造
 
 

タイガー2位も緊急事態!ショット後に腰の痛みで崩れ落ちる

 
 
 
 
 
 
 
 
 

まず通常の姿勢を確認してみましょう
いわゆる気を付けの姿勢ですけども この時肩と骨盤に向き差 角度差は無いかと思います

何らかの作用が生じて、肩のラインと骨盤に角度差が生じたとしましょう(あえてする必要はありません)...
俗に言う捻転の形ですが 問題はその角度差がどこから生まれているのかということです

人間には頸椎・胸椎・腰椎からなる背骨が仙骨の上に乗っかっています
ちなみに仙骨というのは骨盤の一部です

この背骨は合計24個のパーツが連なる形で配置されております
そしてこの部分はいわゆる関節構造になっておらず 椎間板と呼ばれるクッションがあるだけということをまず認識しておいてください



<椎間板豆知識>
クッションの働きをする椎間板は線維輪という部分とその中の元々みずみずしいゼリー状の髄核という部分を有していますが、この髄核は20歳を越えるとみずみずしさが次第に失われる現象が現れます。この早くから現れる減少のために様々な腰痛症が起こることになるわけです。
 
 
 
 
 
 
 

上半身と下半身 その分割点はどこ?

2013-08-25 01:10:44 | 人間の骨格構造
 
 
 
 

スウィングは下半身が重要なんだよなんて会話が日常的に使われているようなので
ちょっと突っ込ませてください

下半身ってどこを言うのですか?
「決まってるじゃない 足だよ!」
ふむ では人間の体の上半身と下半身その上半身はどこからどこまでをさしているのですか?
「………」
面白いものでね
下半身は足とすぐ答えてくれたにも関わらず 上半身となると途端におかしなことになってしまうのです

ついでに言うと 足と答えてくれた方に
では足というのはどこからどこまでですか?
そう尋ねるとこれまた同じように…

別に意地悪して言っているわけじゃあないんですよ
でもその部分をはっきりさせておかないと
下半身が重要とアドバイスを受けたところで対処しようがないでしょ


この際ですからはっきり言っておきましょう
どんなに上手いと言われている人でも 動いているのは肩と手だけです
信じがたいかもしれませんが みんな手打ちです!

これには反論も多いかと思いますのでご連絡ください
スウィングなりクラブなりを考えていく上で反対意見がないとつまらないですから
ぜひともお持ちしておりますm(__)m
 

 
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体の向きの変更

2013-08-23 09:53:37 | ゴルフスウィング
 
 
体が左右に向きを変えるにはある関節が重要になります
その部分は股関節 左右両脚の付け根と骨盤を繋ぐ部分で正しく体が向きを変えるには不可欠な部分です
スウィング形態で言うと まず右に向きを変えるには右の股関節
そして左に向きを変えるには左の股関節という具合に 左右に少し離れた位置にある股関節が使えるようになることが 2本脚で立っている人間の役目です

ゴルフにはなぜか腰痛 肩痛 肘痛 手首痛 最近では首まで痛めてしまうという話が頻繁に出てきます
さらに不思議なのはゴルフに限ってはこの痛めてはならない現象が容認されている節があることです

他のスポーツでは考えられないことです
怪我が当たり前としてまかり通っているなんて

ましてやゴルフは体のぶつかり合いがあるわけでもなく
激しい動きがあるわけでもない動きの中で“満身創痍な体になってしまう”というのは納得できません
でもみんなだれも言わないところをみると もしかして医療機関と連携しているのか?なんて変なことまで考えてしまいますけども…


体を痛めず
人間本来の潜在能力を引き出し
さらにはクラブ機能まで満喫できる


そんなにわかには信じがたいもの?へ興味がある方は 深いお付き合いができそうですね
 

体の幅からクラブは外れない

2013-08-21 00:15:00 | ゴルフスウィング
 
 

人間がゴルフクラブという道具を持ち 遠くの目標に対して地面にあるボール運ぶ
スウィングとはこの要素のひとつです
ゴルフスウィング とりわけ体側の動きを説明しますと
肘の動きと体の向きの変更
この2つが運動形態の重要項目となります
実際の動きとしては この2つが同時進行していくことでトップまで完了します
その際注意してほしい点は クラブ全体が体の幅から外れないこと

この幅とは体の横方向 左右の肩幅内に収めておくということで その関係はアドレス時には出来ているはずですから
それを崩さないようトップまでたどり着くということになります
 
 
 
 
 
 

迷走するゴルフスウィング

2013-08-19 00:48:28 | ゴルフ考察

 ウチが推奨しているスウィング、クラブ扱いによる体の動きに「肘使い」があるんですが、これを説明すると必ず返ってくる言葉、それも反論に近いニュアンスで返ってくる言葉があります。この肘使いがどういうものかというのは追々説明いたしますので、ここではウチでは「あたり前」の動きがナゼ反論されるのか?そこに着目してみたいと思います。

 我々日本人なら聞いたことが無い人はいないであろう「脇をしめろ」と「腰を入れる」この脇と腰にまつわる用語は多々ありますが、ゴルフにおいてよく言われているのはこの2つです。確かにすばらしい言葉ですけども、その解釈はというと運動に対する形と性能、そう受け止めているのではないでしょうか。

「脇をしめろ」これをゴルフファーに伝えるとえるとどういう姿勢をとるかは想像どおりで、“脇を閉める”です。テレビや雑誌で普段見ている形です。大半の方は、特にゴルフをやっている方にとってはこの形、異論は無いでしょう。

しかしです。「ナゼ、このような形をとるのですか?」そう尋ねるとなぜか?そこで会話は終了…無言の時が流れるか、言葉が出てきたとしても“こうしろと教わった(書いてあった)”もしくは“みんなこうやっている”という程度のもので、その理由となると閉口してしまうのです。(もしかして“しめる”だから?)

 ではここで“誰もが認める形”ではない2選手に登場してもらいましょう!ゴルフ業績という意味では生きるレジェンド、ジャック・ニクラウス選手と尾崎将司選手です。ここはあれこれ書くよりも見てもらった方が伝わりやすいと思いますので、2人のトップ時の画像を載せておきます。

 

 

どうでしょうか?誰もが認めるその形とは似ても似つかない状態です。事実この両者のスウィングは受け入れられたものではありませんでした。特にこの状態の事を「フライングエルボー」と呼び、先のクラブ構造上のズレと同様、専門家ほど嫌悪感を持つというものでした。それにも理由があって、その当時(今もですが)スウィングのお手本とされていたのはベン・ホーガンです。それを元にスウィング理論なるものを持っている人達にとっては、この形が主流になることは非常に都合が悪い。自らの根本を否定されるものですから当然です。ですので、この形が悪いものとして広まったのは専門家にとっては好都合だったのです。

で、この流れに喜んだのは何を隠そうこの2人?ゴルフにとって非常に理にかなったこの形が悪者、特殊なものとして扱われるのですから、誰も真似しようとはしません。相変わらず“脇をしめる?”ことをやってくれているのですから、2人のあの勝ち星も納得です。勿論、当人のスウィングが素晴らしかったことには違いありませんが、追う側の選手達が言葉は悪いですが、間抜けなスウィングをしていたんでは歯が立たないことは自明の理です。

ここで「フライングエルボー」に関する言い伝えをご紹介しましょう。実はこの言葉を世に広めたのは実は、そのニクラウス本人だった?!

悪い形というニュアンスで伝えたのも作戦。まあ都市伝説ともとれる内容ですが、火の無いところに煙は立たないという諺もありますし、選手としては知られたくない、真似されたくないという心理を考えれば、当たらずと雖も遠からず、だと思います。

そのフライングエルボースウィング?を持って来日した際、その(悪評の)前評判を偏見とせず取り入れたのが尾崎将司選手で、彼はスウィングを事細かく伝えるのではなく、その意味を考えろ!と常々言っていたそうです。だから風評被害にあわず、以降の栄光を獲得することが出来たのでしょう。確かに中には真似した選手もいたとは思いますが、そうしている理由というものが伴わないがために続かなかったのでしょう。

 少し話がそれてしまいましたが、「脇をしめろ」と「腰を入れろ」に戻ります。この両方の言葉は、形や動きの事を言っているのではなくて、日本人として受け継がれてきている精神論としての意味合いが強いというのが私の見解です。

 ちょっとうっかりミスをしてしまった時のことを「脇があまい」と言います。「脇をしめてかかれ」というのは気合を入れてとか準備万端でという意味です。「腰を入れる」も同様、物事に取り組む際の心構えというか、そういう意味合いで使われる言葉です。

 両者共、あまりにイイ言葉すぎて使わずにはいられなかったのかもしれませんが、こと体にあてはめてしまうとトンデモナイことをやらされてしまう事になります。

 

 

右脇をこの状態にしてしまうと反対の左サイドはどのような形をとることになるでしょう。ゴルフ用語で言う脇をしめろと同義語である左肩をいれろというのがありますが、この状態は肩を脱臼させる方向の動きであることはご存じですか?何の疑問も無くやっているようですが、体が堅いから~なんてのんきなこと言ってる場合ではないんですよ。

 もっと素朴な疑問を言わせてもらうと、脇をしめろがナゼ右脇なんですか?そのおかげで左脇はガラ空きになっていますよ。

 「腰を入れろ」にしても同様、これを伝えると俗に言う“切る”ような動きを見せてくれます。雑誌の連続写真にあるようなこういう状態です。これも後に詳しく説明しますが、この状態がいかに背骨に負担をかけているか。ゴルフと腰痛がセットのようになっているのはナゼか、その理由がわかると思います。関節として機能する部分を使えていないから本来痛めるはずのない部分に歪が発生し悲鳴をあげてしまうのです。ちなみに…ですが、どう見てもこの状態、普通じゃないでしょう。

 

 

これが第2の見落としている点「人間の骨格構造の無視」です。

 

スウィングというのは技術だと考えている人が多いですが、何も難しいことをしているのではありません。骨格通り、つまりはあたり前に体を扱えれば誰でもできる動きです。付け加えるなら、その骨格構造どおりに動いた時に、クラブ側の効果が得られます。つまりは、両者一体の関係となるわけです。

 


極意?!

2013-08-17 00:05:47 | ゴルフスウィング

 

 

ゴルフクラブも動かなければ「動かせる極意」が必要になります
ゴルフクラブが動けば「動かさなくてもいい方法」を身に着ける事ができます


なんでもそうかとは思うんですけど
「思い込み」とか「固定観念」
そういうものを一旦はずして物事に接してみる
そうするとこれまで見られなかったものが見えてくるんじゃないかなー

 

 

 


ガンバらされてる?方たちへ

2013-08-15 00:05:47 | クラブ構造
 
 
ネジリ鉢巻き + マウスピース必携!
そんな力感で頑張っているようですが
ゴルフスウィング本来の目的ってナンなのですかね…

スチールシャフトはカーボンのそれと比べ重量自体が重くなっています
その意味は自分のエンジンがデカすぎて制御したい...
スピードも出過ぎて困る
そんな場合の制御というのが主な目的です

ですのでどんだけパワーがあるのか知らないけれど
このスチールシャフトを採用している場合
さぞかしゆとりのあるスウィングをしているのだろうなと思って見ているとそれとは逆
余裕どころかオーバーヒート寸前まで体を酷使しているような動きです

で その手のスウィング見ていると…ですね
車に乗っているというよりはこんな風に見えるのですよ

んで この画像を探してた時に見つけたフレーズが
「ガス欠の車を押す時の秘密の極意!」だって
思わず吹き出してしまったんだけど
確かに「クラブも動かなければ動かせる極意」が必要になりますわな
 
 
 
 

重いヘッドに興味ある方へ

2013-08-13 01:10:59 | アイアン Iron
 
 
重量級ヘッド PROTOTYPE series のご紹介

市販品の鉛を張って調整しているヘッドはよく見かけます
確かにその効果は文句なしなんですが見栄えはというと…ですよね
...
現在の統一規格?になってしまっている重量
それはもはや限界ぎりぎりの 軽さ です
これでクラブの機能が発揮できるとは到底思えません

現にスウィングばっかり
筋力とかスピード…そんなところで頑張らされている
だから年配向けに限らずクラブがみんな軽くなっちゃう…
まぁ軽いと振れる ような 気がするんだろうね
でもね
例え振れたとしても それで距離伸びた?
それどころか かえってミスを誘発してるだけになってない?


そんなの逆々!
発想がみんな逆に行っちゃってる!


そりゃ飛ばなくってもいい
変われなくてもいいっていうんだったら話は別だけど
 
 
 
 

ソフトにハード…ねぇ

2013-08-11 00:00:40 | クラブ構造
 
 
ゴルフクラブ●以外のものは●
やわらかいのがお好みなようで…
 
 


ゴルフボールの謳い文句であるソフトとハード
打感が硬いとかスピンがききやすいとか
そういう基準で選択されているようですが...


インパクトはボールとヘッド
つまりは ゴム と 鉄 の衝突です

 
その際はやわらかい方が歪みます
正確にはヤング率を参照に…ということになりますが
ゴルフボールがどんなにハードでも(ソフトでも)所詮はゴムです
どちらにしてもボールはつぶれてやわらかい物だと感じると思うのです


この実にあたり前な物理現象になっていないのが
現在主流とされているクラブ扱い スウィングじゃないですかね
事実★ボールが重い★と感じている人は皆無のようですし
 
 
 
 
 
 

スライスボール?

2013-08-09 00:02:49 | クラブ構造
 
 
スライスボール
ほんと見かけなくなりましたね~

 
そう言うとみなさん えっ?! ってなるかな

でもねスライスボールってのはある意味難しい弾道でね
そう簡単に打てるものではないんですよ
かなり飛ぶ!のがホントのスライスボールです
その辺もやはり誤解があるようですね

球質を決める要素にボールの回転があります
フックとかスライスとか それはサイドスピンで決まる
この量が多ければ曲がるという認識だと思います
しかしですね
このサイドスピンをいくら増やしても曲がらない
そんな方法?があるんです


横の曲がりはバックスピンも関係してきます
分母がバックスピン 分子がサイドスピン
ですのでその分母を増やしていけば相対的にサイドスピンを隠してしまいます
こうなると曲がらないですよね

現実として目標よりも右に出たのをスライスと呼んでいるでしょ
決してボールが曲がってるのではないんですね

この弾道を業界ではなんと言うか知ってますか?
それはね…ってやっぱり言うのやめときますわ
ショック受けるとイケナイからね



確かに真っ直ぐは行くと思います
行くとは思いますが バックスピンまで増やしてしまうこの方法…
とにかく距離が出ません

逆にブーメランのように曲がっていくバナナボール
コレ 打ってくれている方がコチラは安心なんですけどねー
 
 
 
 

こするってどういうコト?!

2013-08-07 00:32:39 | クラブ構造

 

あ~コスった~!
コースではよく?飛び交う言葉ですけども このこするという現象…

どうも画像矢印でいうと 青線 横への方向という認識なようですね

これも大きな誤解でね

そのほとんどは 赤線の方向 縦にこすれているんですよ

 

想像してみて下さい
この状態でインパクトしたとしましょう

ボールは球体で ヘッドにはロフト角度という坂が存在する
この条件下でボールはどのような反応を示すでしょうか?

 

 

 


ゴルフを今一度見つめ返してみましょう

2013-08-05 00:01:47 | ゴルフ考察

現在のゴルフ、私は大きく見落としている点が3つあると見ています。しかもそれは末端のところではなく、根幹の部分です。とは言ってもなかなか理解してもらえないと思いますが、順を追って進めて行く中でそれは明確なものとなるでしょう。これまで常識とされているものが、いかに非常識なものであるか、が。

ゴルフクラブとゴルフスウィング、これらについては長い時間の中で多くの人が書いています。もう書くべきところは書き尽くされたようにも見えます。しかしながら人間とは面白いもので、必ず盲点というものがあります。例えば、新しいことを始めた人間の功績は必ず記憶(記録)されるのかというと、決してそうではないからです。

ゴルフクラブと聞くと誰もが現在の形を想像します。これはゴルフをやらない人でも、クラブを見せれば、あぁゴルフで使うやつね、と答えてくれます。知らない人はほとんどいないと言っていいでしょう。

 

 

ではこの形状をはじめに創ったのは誰か?

それ以前にもゴルフクラブという概念はありました。たどれば羊飼いが杖でウサギの穴に石ころを入れて遊んでいたというような話もあります。それが時代を重ね現在の形になっていったのですが、今手にしているゴルフクラブは現代の技術の結晶かのごとく言われていますけども、基本形状は、はるか昔、数百年も前に出来上がっていたものです。材質の変化というのはありますが、それは枝葉の話。棒状の道具で先端に重量物を配置し、面を存在させ、しかもその棒を先端の重量物(ヘッド)の端に接合させています。

この形状は考えている以上に凄い形(アイデア)です。

地面にあるボールを目的地まで運ぶ、その目的に対して人間が扱う道具としては非常に理にかなった、というよりもコレ以外考えられないという構造をしています。それが現在のようなパソコンも無ければ計算機も無い時代にすでに出来上がっていたというのですから、その仕事をした人は天才です。にもかかわらず、その天才の名前を業界に携わっている人でさえ誰も知らないのです。かくいう私も名前は知りません。

どうしてこんな事になるのでしょうか?ひとつ言えることはそれが空気のように極めてあたり前になってしまったからでしょう。変な言い方に聞こえるかもしれませんが、「あたり前の事」は一度あたり前になってしまうと、誰も意識しなくなってしまいます。空気というのは、それが無ければ人間も動物もみんな死んでしまうほど貴重なものなのに、そのことを普段意識しているかというと全くしていません。極端かもしれませんが、それと同じです。

ゴルフには往々にしてこういうことがあります。

あたり前を誰もが考えなくなってしまいました。数えきれない程の書籍、無数にあるゴルフ情報、どちらをとっても一方通行的なものばかりで、ゴルフクラブの構造と関連付けて語られているものは見かけません。

 

これが第一の見落としている点。

「ゴルフクラブの形状の意味」です。

 

例えばゴルフクラブの大きな特徴の一つであるヘッドの端にシャフトが装着されている形状、単純にこれはナゼか?と尋ねられて答えられる人がはたして何人いるでしょう?古の先代の大きな功績、この画期的な形状をスウィングに取り入れられている人はいるでしょうか?

現状はこの形状をまるで邪魔者かのごとく扱っています。それは主流とされているスウィングを見れば一目瞭然なんですが、驚くのはゴルフの専門家たる人達でさえ、いや、専門家の方がそう扱っていることです。トゥダウンという言葉、聞いたことありますか?重心位置がシャフト軸線上に揃うあたり前の動きをこう呼んでいるのですが、これは好意的にとられたものではなく、そのズレはヘッドコントロール(ターン)を阻害する、そんな扱いです。

この形状がですね、そんなに邪魔な、構造上無用な存在なのだとしたらやめてしまえばいい話なんです。だってそうでしょ。必要の無いものは取り除けばいい。何もわざわざこの形状にしなければならない事は無いんです。これまでも紆余曲折しながら進化を遂げてきたわけですから。しかし、不思議なことに、実に不思議なことに、その数百年前の形状を今も守ってきているんです。(いや、守っているというと聞こえが良すぎますね。単に真似してるだけでしょうね。)

私は物の形には必ず意味があると考えています。それが変えられずに来ているという事は、そこには意味が存在するんです。

ひとつゴルフ上達へのコツ?を書いておきましょう!それはですね…「子供の目」になってゴルフを見てみる事です。凝り固まった状態ではなく、無垢な気持ちと言いますか、あたり前があたり前になっていない状態、そんな環境に自らを置いてみると、これまで気が付かなかった事が見えてきます。そして、何かひとつ気が付くと、そこを突破口にして面白いように繋がりはじめる。そんな新たなゴルフの幕開けとなるわけです。