左方向をフック(+)右方向をオープン(-)で表示する
さて シャフト側の下地ができたところで次はテーパー度の調整といきましょう
左右の太さ関係の調整です
右手側を太目にすれば かなり寸胴型に仕上がります
逆に左手側を施せば テーパー度はキツクなる
グリップはぜひともコレを使いたいんだけど
どうも形状はしっくりこない
そんな場合にはこの片側下巻きは効果があります
一般によく用いられているこのグリップ
ツアーベルベットラバー
このグリップは発売されてもう何年になるの?
っていうぐらい息の長い商品で 現在もバリバリで活躍しているグリップですが
このグリップはどちらかというと テーパー度のきついグリップ です
ですので 要望としては右手側を少し太く というのが多いです
逆に言うと 調整のしやすいグリップとも言えますが
このグリップに限っては
サイズが0.58 0.60 0.62(インチ)と揃っておりますので
ご希望の太さにあわせてチョイスが可能です
シャフトのバット(手元)径は0.60が一般的です
ですので このバット径に0.58を挿せば そのままでも太目に仕上がります
このようにサイズが無いものは 全体の下巻量で調整することで太さを調整することになります
これで下巻作業は完了です
あとは両面テープを巻いてグリップ挿入ということになるんですが
最後にもうひとつだけ味付けを
ウチでは2種類の両面テープを用途に合わせて使い分けています
その違いは やはり太さに関係したもので
テープの厚みがそれぞれ異なるんです
厚手のものと薄手のもの
この厚みを最後の糊代 味付けとして使い分けています
さて グリップ交換について どうだったでしょうか?
ゴルフクラブの唯一手にする部分ですのでね
どうぞ大事に考えてみてくださいませ
では
さて 長々とやっとりますグリップ交換
クラブを作るのにどれが重要で どれがどれだけなんてのは無いんですけど
あまりにも道具に対して無頓着なように感じるんですよね
クラブなんてなんでも同じだろ~
みたいなね
はじめたばかりの人はわからないではないけれど
ゴルフにそれ相応の時間を費やしてきたのだとしたら なんか寂しい結論だね
ま そんなトコロに行き着いてしまわないように 早めに手を打った方がイイでしょう
クラブから気持ちよさ 快感を得られないなんて
まるで○○○行って●●しないようなモンですから
下巻処理をする際 まず考慮するのはグリップ全体の太さで
その仕上がりを決める要素は グリップ自体の太さとシャフトの太さです
これもあまりご存じないかもしれませんが
シャフト
このグリップ部の太さもそれぞれあって 手元の太いもの細いもの
テーパーのきついもの 弱いもの とあります
例えば 手元の太いシャフトに通常径(グリップの内径)のものを装着すると
グリップが伸びた状態のなってかなり太く感じます
グリップ交換の際 よくあるのが軽量スチールを採用したアイアンセットに
ウェッジは重量級(ダイナミックゴールドなど)が装着されている場合
往々にして軽量シャフトは手元側が太くなります
軽量にするために部材が薄くなりますので 強度的に落ちますから太くしてこれを保つためです
重量級の方は その強度は考慮しなくて済みますから 太くならない
逆にそうしてしまうと 重量オーバーになってしまいますのでね
そういったことで アイアンの方はかなり太いグリップ
ウェッジは細いグリップ という組み合わせの方が 非常に多いのが現状です
これは どちらかに合わせておかないとフィーリングが違ったものになりますね
その太さを変えている?ことで何かメリットがあるのでしたら別ですけど
残念ながら違和感でしかないんじゃないかなぁ~
先ほどグリップの通常径(内径)という事がチラリと出てきました
これはグリップサイズと呼ばれるもので
0.58 0.60 0.62(インチ)
とサイズがあったのですが 現在の扱いはフリーサイズ?とばかりのものになってしまいサイズ選びはほとんど絶滅してしまいました
かろうじて生き残っているもので対応していますが これもいつ無くなることやら…ですので お早めに
クラブを手にしたフィーリング
ナイスショットはスウィング過程で生まれていると思っているかもしれませんが
それはバックから抜いた瞬間 手にしたその時から始まっている
という事をお忘れなく
グリップ交換で何が重要って言われたら
まずは下準備!
コレ やっとかないと後々その歪が顔だしますからね~
交換したその瞬間は そう感じなくても グリップは人間とクラブの唯一の接点であり
人間の手は ものすごく敏感なセンサーを有している部分であります
少し話は違うかもしれませんが ゴルフ とりわけスウィングになにが怖いかっていうと
気が付かない程度の差 その積み重ねによる蓄積 です
段々とそれはたまっていくものでね
気がついたころには取り返しのつかないことになっていた…なんて笑えない話になってしまうんだ
でもね 何事にも表と裏があって
その蓄積効果を 毒 にしてしまうか 漢方薬 にするか
みたいなモンでね
なんだかよくわからないケド 最近調子がイイぞ
というような方向に持って行きたんです 道具でね
グリップ どんなに交換が早い人でも数か月 長い人だと何年も?そのままだよね
ということは その期間ずっと蓄積されていくわけだ
良い方にも悪い方にも
だからその場では気が付かない程の仕事でも
コチラは力入れとかないといかんのですよ
戻ります
グリップをはぎ取ったスチールシャフトですけども
グリップが挿入される部分はというとですね
ステップがイチ ニー サン シー 計4か所
4つも階段がついています
端に映っているメモはその差を測ったものですけども
許容範囲とは言えない差です
グリップを挿入する際 気を付けているのは 均一なテーパーをつくること
です
イキナリ細くなったり太くなったりでは手の方がビックリしてしまいますのでね
ということで 段を極力少なくするための下巻用のテープを施したのが 次の画像です
これで段の差は縮小されました
そこへ全体に下巻テープをひと巻いたしまして…はい
段差解消作業の完成です!
さあ では次に両面テープを…
いやいや あせらないで
まだまだ終わりじゃないよ
これでやっとグリップを考えるスタートラインに立っただけ
ですからね
グリップ交換キット
なんかも普通に買うことができるから 自分でグリップを換えている人も多いでしょう
古いグリップを切って残ったテープを剥がして綺麗にし
両面テープを巻いて 潤滑剤ですべりをよくしてグリップを挿入し
あとは乾燥を待つ
これが(普通の)グリップ交換なんでしょう
確かに古いグリップから新しいグリップには一応は換わりました
ご自身のDIYによるものでしたらこれでいいかもしれませんが
代金を頂く側となるとこれでは…です
グリップはテーパー形状である
というお話をしましたけども これはシャフトもその形状でしてね
手元から先端にかけて 段々とすぼまっていきます
ここにスチールとカーボンのそれぞれ材質と製法が異なる2本のシャフトがあります
見ての通り カーボンの方は均一な面ですが スチールの方はというと
ステップ(段々になっている)があるのがわかります
あまりご存じないかもしれませんが
コレ そのままだとグリップもこうなってしまうんですよ
グリップ側 その内空は当然段々にはなっていません
ということは そのままグリップを挿入してしまうと
段々なグリップになってしまう?!
ということになりますけど そのあたりはどう対処しているのでしょうか?
ゴルフ工房っていうと真っ先に思い浮かぶのがグリップ交換かな
使っていると摩耗もしてくるし 逆に使っていなさすぎると硬化してしまう
ま どちらにしても変えなきゃならない いわば消耗品なんだけど
考えようによっては 唯一人間の体(手)と触れる部分 ですから大事に扱っていきたいところです
ということで 今日はそのグリップの選び方についてご紹介しましょう
まあスラリと並んで 実にカラフルなものあったりで選ぶのにも一苦労ですが
カラーはお好みでいいとして まず注意して頂きたいのは 全体の形状 太さです
この太さには概ね3種類あります
ここに3つのグリップがありますが それぞれ太さが異なります
真ん中が一般によく用いられているグリップで その右側にあるのがミッドサイズと呼ばれる太目のもの そして左側のものが レディース用とされている細めのタイプになります
どれが心地よくグリップすることができるか
ショップにはそれぞれ見本となるものを置いてある(実際に装着してある)でしょうから それで確認して選びましょう
グリップを変えただけなのに なんだか別のクラブになっちゃった
そう感じるケースも少なくありませんのでね
人間の最も繊細に感じ取れる部分と接触するわけですから当然と言えば当然ですが
全体の太さが確認できましたら次
グリップは手元から先端にかけて 段々とすぼまっていく形状をしています
この形をテーパーと呼びます
この度合いもグリップによって異なります
右手側が細いものもあれば寸胴に近いものまで様々ありますのでね
あと忘れちゃならんのが バックライン
グリップには 真ん丸のタイプと 反対側に少し出っ張りのあるタイプとがあります
この出っ張りをバックラインというんですけど
これは あるものを選ぶことをおススメいたします!
その理由も追々説明していきますが ここではまず以上の3点
・全体の太さ
・テーパー度
・バックラインの有無
これを頭に置いておいてください
それを踏まえた上で お好みのカラーでコーディネート したら機能も気分も
いいんでないですか~
(ゴルフ用語 プチ情報です)
このバックラインのことを別名リマインダーと呼びます
直訳すると 思い出させてくれるもの という意味合いですが
グリップ交換に行って「リマインダーのあるもので」なんて言って通じるお店は期待が持てますので 仲良くしておきましょう!
ロフト角度 loft angle
シャフト軸線とフェース面とのなす角度
ライ角度 lie angle
シャフト軸線と地面とのなす角度
フェースプログレション face progression
シャフト軸線とリーディングエッジとの距離
フェース角度 face angle
ソールした際に出来るフェースの角度
左方向をフック(+)右方向をオープン(-)で表示する
重心角度 center of gravity angle
シャフト軸線とフェース 重心位置の関係で出来る角度
スウィングウェイト swing weight
トルク torque
シャフトから1フィート離した位置から1ポンドのおもりを吊り下げそのねじれ量を見る
この器械は角度量を測定する
センターフレックス center-flex
両端を固定しシャフトセンターのたわみを360度方向から計測します 表されている数値は5.85kg
シャフト硬度が高いものはこの数値が上がり 低いものはこの逆
つまり少ない力でたわんでくれるということになります
クラブ振動数 club-frequency
グリップ側を固定しシャフトを振動させ 1分間に何回振動するかを計測する
単位はcpm(cycle par minute)
測定項目 基準 単位
ウッドクラブ 左右
オリジナルロフト ソール 1/4度
リアルロフト シャフト軸 1/4度
ライアングル タンジェントポイント(シャフト軸) 1/4度
フェースアングル ソール 1/4度
フェースプログレッション シャフト軸 1/20mm
ソールインバーション リアルロフト/シャフト軸 1/20mm
重心アングル シャフト軸 1/4度
アイアンクラブ 左右
リアルロフト シャフト軸 1/4度
ライアングル グルーブ(タンジェントポイント) 1/4度
フェースプログレッション シャフト軸 1/20mm
重心アングル シャフト軸 1/4度
パター 左右
リアルロフト シャフト軸 1/4度
ライアングル フェースアングル 1/4度
フェースプログレッション シャフト軸 1/20mm
ソールインバーション リアルロフト/シャフト軸 1/20mm
ウッド・アイアン・パター
バランス 14インチ測定 0.1ポイント
振動数 グリップエンド cpm
トルク 0.1度
重量 0.1g
長さ ヒールエンド・60度 インチ
シャフト センターフレックス グラム
アイアンセットを買ったはいいけれど どうも特定の番手だけ調子が悪い
もしくは この番手はいいんだけど 他のはどうも…
こんな経験ありませんか?
多分少なくないと思うんですよ
これに似た経験がある方って
アイアンは通常セットで購入します
同じメーカー 同じブランド 同じタイプ
つまりは揃ったアイアン(のはず)です
ちょっと衝撃かもしれませんが ひとつお伝えしましょう
「セットで買ったはずのアイアンセット それらが揃っているとは考えない方がいいでしょう」
ひとつ断っておきますが この揃っているという意味合いは 構造的に揃っているということで 先に挙げたメーカーが違うとかそういうことではないんです
どんなセットも見た目には綺麗に揃っていると思います
ですが ひとたび計測にかけてみると お世辞にもセットと呼べるものは まだお目にかかったことがありません
中には少々感覚をマヒさせておかないと計測も嫌になる?ものもあります
ライ角度の0.5度なんて…
ロフト角度が逆転していなければいいセットか?
今ではそんな感じがするまでになっています
勿論 工業製品ですから多少の誤差があるのは当然です
当然ではありますが 現状はちょっと…
ま これはココだけの話ですが 売れ筋のクラブがこの調子ですからウチの仕事があるわけで…そういう意味では どんどんオカシナクラブを作って頂いた方がありがたいということになりますが
最近クラブの少量販売?が定着してきたこともあってこの現象は顕著です
5番からピッチングまでセット
そこから下にウェッジ 上にユーティリティー または同タイプのロングアイアン
それぞれを別に選ぶ必要性が出てきます
そのことがゴルフクラブをセットにすることを非常に難しくしています
一般ユーザーの方にとって その前後の選択要素はロフト角度によるものだと思います
そのことがあってかどうかは知りませんが ウェッジの表記はロフト角度というのが普通になりました
ですが…
セットであるはずのアイアンも とんでもない状況なわけですよ
それが全く別のクラブを表記してあるロフトで選んで繋がると思います?
東北地方を中心とする未曾有の被害をもたらした東日本大震災の発生から2年を迎えます
この震災で命を奪われた多数の方々の無念の思い そして御遺族の皆様の深い悲しみに思いを致しますと、哀惜の念に堪えません
本日 午後2時30分から「東日本大震災二周年追悼式」が国立劇場において執り行われます
その際 午後2時46分を期して式場において1分間の黙とうを捧げ 御冥福をお祈りすることになっております
皆様におかれましても これに合わせてそれぞれの場所で黙とうを捧げて下さい
よろしくお願い致します
早いものでもう2年が過ぎます
テレビ画面に映し出されたあの悪夢のような光景は今でも鮮明におぼえていますが 正直こんな時間になんの映画をしているんだ?という感覚でした
その映像がリアルタイムの しかも日本で現実に起こっている事とは認識できなかったのです
それをしり目に映像はひどくなるばかり
何をするわけでもなく 何か出来るわけでもなく ただテレビの前から動けなかった
そんな1日でした
その後 微力ながらではありますが物資活動のも参加させて頂きました
その際には多くの方にご支援 ご協力を賜ったことにお礼申し上げます
どうもお世話になりました
実際携わってくれた方 もしくはなんらかの形で協力してくれた方
そして たまたま前に出て動く役回りとなった我々
そんなチカラがそれぞれに合わさって支援活動をすることができました
自分だけが何をしたところで…という風潮の中 確かに今回の規模にしたら 支援活動そのこと自体は小さな事だったかもしれません
しかしながらゼロではなく 現場では想像以上の反応でありました
成果という直接目に見えるものは無かったかもしれませんが 関心を持ち なんでもいいから携わってみる そういう意識が必ず別の面で活かされることになりますのでね
で 今後の活動?かどうかはわかりませんが 今思っているのは
現地でどんどんウマいもん釣ってもらって 作ってもらって
我々は仕事がんばってそれ買って食う
んで お~いし~い!
売れてバンザイ!
こちらは おいしくごっそさん!
コレがそもそもの基本形
そう思いますし 片方の一方通行は決して長続きしませんしね
こんなこと言うと叱られるかもしれませんけど
これをチャンスとして捉えていく
結果的には東北と四国
こんなに離れていたところが これほど意識は近くなっているんですからね
お互いに頑張っていきましょう!
ありきたりの言葉ですが 1日でも早く元の形に
そしてさらなる発展を遂げた町になるよう祈念しております
メゾンゴルフ 河崎佳孝
アイアンと言っても基本構造はゴルフクラブどれをとっても同じですので 測定方法・基準もそう違いはありません
ですので ここではアイアン その番手間の差というところにズームして見てみましょう
ゴルフクラブ とりわけアイアンの価値というか意味は クラブごとの距離差を生み出すことにあります
7番アイアンと6番アイアン これらが同じ距離 はたまた逆転?してしまうとそれはもうゴルフになりません
意図した距離を正確に打つ それがアイアンの主たる目的ですから
アイアンの番手間
ロフト角度 3~4度
ライ角度 0.5度
長さ 0.5インチ(12.7mm)
この差が番手が上がるにつれロフト/ライ共に減少していき 長さは逆に伸びていきます
例えば 7番アイアンと8番アイアンのデータが並びますと
#7 ロフト 32.0度 ライ 62.0度 長さ 37.0インチ
#8 ロフト 36.0度 ライ 62.5度 長さ 36.5インチ
こうなります(こうなるはずです)
その差が前後のクラブに続いていきます
ここでアイアンの番手間の距離差というものも見ておきましょう
7番アイアンで150Yさばいているとします
その場合 8番アイアンは140~135Yというあたりだと思います
距離差はというと 10~15Y
その差が クラブ構造上の違いによって生まれているわけです
もしこの差を人間側の仕事として出さなければならないのであれば クラブの本数があまりにも多すぎます
7番アイアンで その距離差分 上の番手も下の番手も打てるというのであれば 6番も8番もイラナイということになってしまいますものね
あくまで一定の動きをした状態で距離差を生み出す というのが各クラブの大きな役目ですから その機能が発揮されるよう準備しておくことは必要不可欠なことでしょう
で クラブ形状の差の方に戻ります
ロフト角度とライ角度 その差を先にあげました
ロフト角度で3~4度
ライ角度で0.5度でしたね
その角度差って一体どのくらいというと ホントに微々たる差
分度器は手元にすぐないでしょうから時計に例えてみましょう
時計の針は1周すると360度 そして秒針は60秒ですから1秒の目盛りは
6度
ということになります
ということは ロフト角度差というのは1秒にも満たないところで推移していくわけです
ライ角度に至っては 0.5度ですので え~っと 0.08秒?!
なんだか余計にわかりづらくなってきましたが それほど精度が必要であるという事なんです
そんな微々たる差なんて関係が無い という意見もあるかと思いますが それならわざわざ0.5度の差なんて作らない方がいいでしょう
ゴルフクラブでライ角度の差を設定していないクラブというのはありません
クラブが長くなれば フラットに
クラブが短くなれば アップライトに
というのがゴルフクラブです
つまり その差があるからゴルフになるんです
ちょっと長くなってきましたかね
では続きは次回へという事にしましょう
クラブ測定とはどういう作業なのか
実際に見ていきましょう
今回はドライバー
懐かしの名器 J’sワールドステージ
ジャンボ尾崎としてゴルフ界の王者に君臨していた時代のクラブです!
おぉ~コレ使ってたよ!
なんて方も多いかと追いますので 初回記念?といたしましてこちらを選んでみました
では早速計測してみたいと思います
このドライバーはどういうスペックだったのか
当時を思い出しながら…ね
ロフト 10.5度
ライ 59.5度
バランス D3.0
長さ 45.0インチ
クラブ総重量 331.2g
今手元に某メーカーのカタログがあります
その中には 綺麗な写真とデータとしての数値が書いてありますので
それらを先にあげてみました
というこは これらの項目が一応の所の基準となっているということなんでしょうが これではあまりにも不十分ではないかと思いますので
以下 メゾンゴルフが行っているクラブ測定を続けていきます
オリジナルロフト 10.5度
フェース角 -1.0度(オープン)
リアルロフト 10.0度
フェースプログレッション 17.8mm
ソールインバーション 2.2mm
重心角度 18.0度
センターフレックス
12時 5.02 3時 5.11 6時 5.00 9時 5.13
(重心角度計測方向を12時とする)
トルク 1.8度
振動数 265cpm
以上がウチで計測している項目です
どうです?
知らないこと はじめて聞いたものもあったんじゃないですか?
ゴルフクラブは見た目よりもかなりの精密機械です
そのことがわかってきだすと不思議と扱い方にも変化が出てくるもので
なぜ機械が精密になっていくのか?
精密な機械を扱う時に求められる人間の動きとは?
そんなところ知りたくなってくるものです
次回はアイアンセットについてご紹介したいと思います
では
ゴルフクラブ測定ってナニ?
クラブはヘッドとシャフト そしてグリップ
大きくはこの3つのパーツで構成された道具です
見た目にはそう変わらないこのクラブですけども
それぞれのパーツは多種多様
さらにその組み合わせとなると ゴルフクラブ というのは
途方もない数ができあがるということになります
これが同じパーツで組まれていたら同じクラブが出来上がる
もしそう考えているのだとしたら それは捨ててください
同一パーツで全く別物のクラブを作るというのはいともたやすいことですから
意図的なセットアップ チューンナップなら話は別ですが
それぞれ工業製品ですので 多少なりとも誤差は存在します
ですので 見た目は同じでも計測してみると…
なんてクラブも少なくありません
(ここ数年はコストダウンの影響をモロに受けたかに思えるクラブが急増中)
クラブセットが14本
その1本1本がバラバラでも構わない
それがどんな性格で どんな挙動をしようが構わない
そんな無機質なゴルフをするのであれば こんな計測などする必要は全くありません
しかし ゴルフクラブを相方として大切に思うなら
今自分のクラブがどんな状態なのか調べておいた方がいいでしょう
人間も定期的に検査するでしょ
車だって車検があります
それは今後安全に生活が出来るようにするための必要なものです
それをゴルフクラブにもしてあげましょう!ということです
次回はメゾンゴルフで行っているクラブ測定を見ていきます