スライスボール
ほんと見かけなくなりましたね~
そう言うとみなさん、えっ?!ってなるかな。
でもね、スライスボールってのはある意味難しい弾道でね。
そう簡単に打てるものではないんですよ。
球質を決める要素にボールの回転があります。
量販店などに行くと試打ブースなどがあって弾道測定をしてもらえますので、知っているという方も多いとは思います。
フックとかスライスとか、それはサイドスピンで決まり、この量が多ければ曲がる…と。
確かにうそではありません。
でも本当かというと、そうでもありません。
なんとも曖昧な表現ですが、このサイドスピンをいくら増やしても曲がらない?!
そんな方法もあるのでそうなるんです。
では現実に見えるボールの曲り…
その数ある要素の内のスピンについて見てみましょう。
ボールの回転には左右の横方向のスピンともうひとつ、上下の縦方向のスピンとがあります。
俗に言うバックスピンというものです。
この両方の関係で曲りというものが決まってきます。
分母をバックスピン、分子をサイドスピンにとります。
サイドスピンが増えれば、その分曲がる要素も増えるのですが、多くの場合はその増加分はほとんど影響しません。
その理由は一般に打たれている弾道の場合、分母となるバックスピン量が非常に多いために相対的にサイドスピンを隠してしまうからです。
こうなると曲がりません。
現実として目標よりも右に出たのをスライスと呼んでいるのが一般的なところで、その弾道は決してボールが曲がってるということではなく、限りなく直線で、それが右に傾いた…というものです。
ブーメランのように曲がっていくバナナボールでは無いわけですね。
(ヘンに聞こえるかもしれませんが、コチラからするとバナナボールを打ってくれている方が逆に安心するんですけど、冒頭のとおりこういう弾道を打ってくれている人はほんと見かけなくなりました…)
逆にこちらの方が真っ直ぐは行くと思います。
行くとは思いますが…これはとにかく距離が出ません。
それがいい事なのか悪い事なのかは判断に任せますが、こすり球とスライスボールの違いというのは、なんとなく見えてきましたか?
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