康子は田舎で祖母ちゃんと暮らしているうちに25歳になっていた
康子を嫁にと考がえた事もあったが
康子の居ない生活など考えられない
歳を重ねる康子に心から詫びる気持ちで日々暮らしてきた
康子も一生、結婚もせず祖母ちゃんの側にいる
思いは1つだ
畑仕事のせいで蝮に噛まれ大病させた
それでも尚、康子は畑に出た
そんな康子の後姿に手を合わせる
康子は畑の虫を腹いっぱい食った
久しぶりの満腹感
何事も無かった顔で帰宅した
帰宅した康子に祖母ちゃんの作った夕食が待っている
満腹だったが、せっかく祖母ちゃんが作った夕食だ
一応、手を付けた
『うげっ』
戻してしまった
退院したばかりの康子、蝮の毒が抜けていない
そう思った祖母ちゃんは、『無理するな康子』
『うん』
うつろな目で答える康子
しかし、その後の康子は食べると戻す繰り返し
徐々に皮膚の艶も悪くなり膝から下が蛇のウロコのようにひび割れ始めた
水を飲んだだけでも戻す様子に祖母ちゃんは
『康子、これは薬だ飲んでみろ』
生姜を摩り下ろした汁を渡した
康子は美味しそうに喉を鳴らして飲み干した
普通の人は飲める代物ではない
『祖母ちゃん、これ美味しいね、もっと飲みたいな』
唇の両端が荒れに荒れ切れて裂けた顔で微笑んだ
その顔は、まるで蛇のよう
声が震える
『康子、祖母ちゃんの作った飯、食わないと倒れるぞ』
『大丈夫だって、畑のトマトやキュウリ沢山食ってるもん』
退院後、その言葉を言い続けて1カ月も経っている
みるみる痩せて皮膚は乾燥し蛇のウロコのようになり
唇は割れて痛々しい
康子の形相は変わり果ててしまっていた
そんな状態にもかかわらず畑に出る康子
雨が降っても畑に向かう康子
止めても無駄だ
そんな生活を送るのも限界
畑に向かった康子の後を付けた
*:・'゜☆。.:*:・続く゜'・:*:.。.:*:・'゜:*
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