田舎を走る列車に女子大生7人が夏の旅行を楽しんでいた
その女子大生を狙う男
とある駅で降りた7人は、町の探索をしていた。
男は、町外れに、ちょっとした観光スポットのホテルがあると女子大生に話し掛けた。
幽霊ホテルで有名だと言う
女子大生7人は、こんだけの団体なら幽霊なんか怖くないよね
ちょっとした刺激を求めるだけのはずだったが
悪夢に変わる
そのホテルは頑丈な城のような要塞のような建物だ
『素敵~こんな所に泊まれるなんて夢みたい』
閑散としたロビー
かなりの高齢な支配人が鍵を渡した
部屋は好きな所を使っていいだと
舞い上がってる女子大生を見つめる男がいた
城のようなホテルは広い
『ここって本物の城だったんじゃない?』
『好きな部屋を使っていいって事は、1人に一部屋を使って良いって事だよね?』
うかれ気分で、それぞれが気に入った部屋を選び
『着替えしたらロビーに集まって町のレストランで食事よ』
『そうね、シャワーも浴びたいし、1時間後に集合しましょう』
それぞれが気に入った部屋に入り支度を始めた
たった1人だけを除いては
好美は幽霊ホテルの探検にホテル内をブラブラし始めた
凄いなぁ~古いけど、本当に幽霊が出そうな雰囲気のホテル
感心しながら迷路のようなホテルの中を歩き回っていた
昼なのに薄暗いホテルの中
今日は、この辺にしとくか、皆んな集まってるかも
取り合えず着替えをしなくっちゃ
途中、広い厨房があった
人の居る気配に好美は、こっそり中を覗いた
見た事のある服が無造作に破られ落ちている
しかも、べったりと血の跡も付いている
血の臭いが充満している、その部屋には、さっきまで楽しくオシャベリしていた友人達の無残な姿があった。
大きなナタで友人達をバラバラにしていた大男が居た
好美は、これってドッキリ?
現実じゃない・・・・。
夢・・・夢・・・・・・夢だよ
自分で自分の口を塞ぎ、今にも飛び出しそうな心臓の高鳴りを堪えて何が起こっているのか凝視した。
中には、うめき声を出している友人も居た
誰の声かは解らない
振り下ろされるナタの音と共に声が途絶える
好美は信じられない光景に逃げなくては
自己防衛が働いたのか何が何だか分からぬまま迷路のような城の中を出口を探して隠れながら逃げた。
やっと1階のロビーを階段の上から見つけた好美
だがロビーには、バラバラにされた好美の友人の死体が置かれていた
もう何が何だか分からない
厨房からロビーまで近いのか?
どこをどうやって逃げたら外へ出られるのだ
そうだ、部屋の窓から逃げる
それしか思いつかない
しかしホテルの従業員の全てが殺人者だったら?
死体を平気でロビーに置いている位だ
ホテルぐるみで殺人しているのだ
そうだとしたら部屋の鍵を開けて入っるのは簡単だ
それにチェックインした時は7人分の名前も書いている
ここのホテルの従業員は私を探しているかもしれない
パニックのまま静かに、ゆっくりとその場を離れ
逃げ道を探す好美
古いホテルだ床の軋む音を出してしまった好美にナタを持った大男が振り返り好美を探し始めた
好美は宛てもなく彷徨い物置を見つけて隠れた
音を出さないように用心しながら隠れた
笑い声が聞こえた
何と好美の友人の声だった
まだ殺されずに生きている友人が居た
何とか殺人の事を伝えなくっちゃ
そう思ったが遅かった
好美を追ってきたナタを持つ大男が部屋に入り
友人にナタを振り落とす音が鈍く聞こえた
断末魔の声と共に隣の部屋に居た友人は静かになった
震える手足・・・・・・・。
このままだと、いつか見つかって殺される
このホテルは、いったい何なんだ・・・・・・・?
*:・'゜☆。.:*:・続く゜'・:*:.。.:*:・'゜:*
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