物置の中で声を殺して冷静に考えた
このホテルは町外れだ
幽霊スポットで有名だと言ってた、あの男
アイツもグルに違いない
意味もなく友人達を殺す理由は?
そう言えば、ここにくる途中、誰ともすれ違わなかった
駅に待機していたタクシーに乗って、ここまで来た
駅からタクシーに乗って見た風景を思い出していた
タクシー2台に分乗してホテルまできた
友人と話しが弾んでいたので回りの景色も覚えていない
何もない町
町へ出て食事しようと言った友人
途中にレストランでも見かけたのだろうか?
外が見たい
好美は窓のある部屋に移動した
用心深くだ
埃まみれの部屋を見つけて中に入った
足跡の痕跡を残さないように部屋の端を静かに歩き窓辺に近づいた
そうとう長く誰も入ってないらしい部屋の埃でクシャミが出そうだ
小さな窓があるが何も見えない
このホテルに入ったのは午後3時くらいだった
1時間後にロビーでと言ってた友人
どれほど時間が経ったのか分からない
窓の外は暗闇だ
身を縮めて横になった
遠くから何かを叩いているのか振動が伝わる
喉がカラカラだ良く見るとワインの空き瓶が沢山ある
片っ端から少しでもワインの残ってる瓶を探した
どの瓶も空だった
とめどなく涙が溢れ声を押し殺して泣いた
いつしか好美は寝入った
目覚めた時は小さな窓から光が差し込んでいた
好美は窓から外を見た
ずっと向こうに道が見えた
だが人っ子ひとり居ない車も走ってない
その小さな窓から出られるだろうか?
小柄が幸いして出られるかもしれない
古いホテルの窓は木枠だ外そう
簡単に外れた
身を乗り出して窓から身体を乗り出して下を見た
ホテルの反対側なのか窓の下は絶壁だった
絶望と言う言葉が脳裏をかすめる
ホテルは正面から見ると城
後ろから見ると監獄のよう
ここから出るには、ロビーの玄関しかない
好美は決断した
どうせ殺されるなら強行突破してやる
*:・'゜☆。.:*:・続く゜'・:*:.。.:*:・'゜:*
ホラーほら~だぞ
どうなる好美
逃げられるか?
夜まで待てない?
ならば応援を宜しくなのだ
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プリンちゃんのワインの空き瓶が好き
洗っても執着してナメナメ
見て読んで楽しんで下さる方
活字が好き
たまには綺麗な詩も書くのよ
本当ですから~
プリンちゃんとメロンちゃんの活躍活劇に応援を
ひたすら頑張ります
ポチポチポチポチポチポチポチポチポチしてね~
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