NHKスペシャルで初めて知った佐村河内守さん。
“現代のベートーベン”と呼ばれる佐村河内さんは
中途失聴で全聾になってしまったにも関わらず作曲を続けている。
音が聴こえないと言うだけでも辛いのに
耳鳴りや頭痛などの苦痛が耐えず付きまとう中で
まさに命を削りながら素晴らしい音楽を生み出している。
ドキュメンタリーではその壮絶な様子を映していて
こんなすごい人がいるのだと
ただただ感動してました。
そして闘病記とも言える自叙伝『交響曲第一番』を読んだら
もっともっと凄まじい衝撃を受けました。
とにかく壮絶な人生、凄まじい生き方です。
TVで映し出されていたものはごくごく一部だったことに
衝撃を受けてしまいました。
映像をはるかに上回る肉体的苦痛、精神的苦痛
音楽家を目指す姿勢の凄まじさ
被曝2世として背負わされてきたものの重さ
家族の絆、運命的な縁・・・
読みながらあまりの苦しさにもらい泣きをし
佐村河内さんが得た“闇の中の光”に感動して
泣けてしまいました

よく「神様は乗り越えられない試練は与えない」と言うけれど
そんな言葉は佐村河内さんには軽過ぎる!
究極の闇の中で極限までがんばり続けた佐村河内さん
そして彼を支え続けている奥さん
本当に素晴らしい人達

ぜひぜひ読んで欲しい一冊です。