最近よく取り上げられるようになった「香害」
読んで字のごとく“香りによる被害”が増加しているんだそうです。
ここ数年やたら香りブームで
特に柔軟剤などで香り付けを強調した製品がとても増えています。
アロマを本業とする私は
このブーム、以前から快く思っていません。
2,3年ほど前になりますが
お客様でマンションに住んでいらしゃった方が
ベランダから流れて来るお隣の柔軟剤の香りが強烈過ぎて
気持ちが悪くなってしまうので
窓を開けられないと嘆いていらっしゃいました。
あげくに体調も悪くなり
結局引っ越しをされました。
あるショッピングモールにあった自然派化粧品のショップ
人気があったようで結構人は入っていましたが
私にはその香りがキツ過ぎて気持ちが悪くなるので
前を通ることすら避けていました。
香りは個人の嗜好によるので
その善し悪しを問うのは本当に難しいです。
自分には良い香りだと思っても
あるいは何も不快に感じない香りでも、
人によってはとても不快に感じたり
時には気分が悪くなってしまうことすらあります。
花などいくら良い香りと言っても
強過ぎれば知らずと誰かに害を及ぼしてしまうことも。
香水の付け過ぎは良くないと
気を付ける人は多いと思うのですが
なぜか柔軟剤などの香りには
それほど気にしない人も多いのでは・・・
特に締め切った部屋やバスルームなどでは
かなり香りはこもるもの。
小さな子供がいたり、ペットがいる家では
特に注意が必要です。
そのため私はご家族がいる方には
部屋の芳香やアロマバスはあまりお勧めしてきませんでした。
もちろん絶対にダメと言うことではなく
使い方を十分気を付ければOKなのですが・・・
良かれと思って使っても
度が過ぎれば害悪にもなってしまうもの。
ほのかに香るくらいがいいのです。
適量を守って、ほどほどに・・・
何事も「過ぎたるは及ばざるが如し」!!
一度自分の使い方チェックしてみて下さいね。