癒しの時間始めました!

あなたは何に癒されますか?
日々思う事を素直に。

兄・私・妹。

2010年07月20日 | 日記
年の離れた兄。

1つ違いの妹。

そして私。


妹は私よりも数倍しっかりしていて、私より何でも出来る。

私が3歳くらいまでは双子に間違われたが、今では私が完全に隠れるくらいに成長してしまった。

女なのに男社会で頑張っている。

本人いわく「ストレス太り」だって。

お酒はもちろんの事、タバコの量もすごい。

小さな頃からリーダー的存在の彼女は責任感が強い分、抱え込んでしまう所がある。

私は姉だけど頼りないので会う度にお説教をされてしまう。

口は悪いんだけど、気持ちの優しい子なんだよね。

私は愚痴を聞いてあげる事しか出来ない。


兄は年が離れていたので一緒に遊んだ覚えは無い。

でも、両親より年が近くて自分が生まれた事を知っている人。

なんだかそれが不思議。

妹より体が弱かったり頼りなかったりで、妹より私の面倒を見てくれる事が多かった。

19歳の時、兄がバイクを乗っているのがカッコイイと思って、「私もバイクの免許を取り

に行く!」と言った。

女の子が中型のバイクの免許を取るには、400CCのバイクを起こしたり、8の字に押した

りが出来ないと教習所の入所許可が下りなかった。

教習所に行くと、なぜか仕事中の兄がいた。

心配になり、仕事中にも関わらず抜け出して来たらしい。

入所手続きが終わるまで一緒にいてくれた。

母には「いつまで原付の免許を取るのに時間かかっているの?」って言われた。

私が大きなバイクに乗るなんて考えもしなかったらしい。

私の結婚式には式場まで送ってくれて、ビデオカメラマン!

私がドレスに着替え「キレイ?」って聞いたら、無言でビデオカメラを撮りながら頷いた。

私が妊娠した時には癌と闘っていた。

出産する病院を兄と同じ病院にしたら入院中、毎日見舞いに来るので旦那と間違われた。

兄が息を引き取る時は下の子が生まれたばかりで、1つの病室に消えそうな命と生まれて間

もない生命力にあふれた命が一緒にあった。

兄は父より父親みたいだった。

すごく大切な人だ。

兄の好きな曲を聴いても泣かなくなった。


兄を亡くしてから妹とは更に絆が強まった気がする。