癒しの時間始めました!

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ある恋物語。

2011年10月07日 | 日記
もう15年くらい前の話。


ある日、

やっているRPGで洞窟の入口が見つけられずに居た。

それを見つけないと話が進まない。

何時間もゲームの中をウロウロ。



疲れ果てた私はゲーム中心の、ある掲示板に「教えてくださ~い!」と書き込んだ。

すると、数秒のうちにメールの嵐。

メールの着信音で鳴りやまない携帯。

驚いた。

もちろん、親切に教えてくれる人ばかりではなかった。

「今から会えませんか?」

「3万円でどうですか?」

「連絡ください」と連絡先。

などなど(^^;)


1番に答えを教えてくれた人に「ありがとうございました!」と返事。

もちろんメアドは一時的に変えての書き込みだったので、

もとのメアドに戻そうと思った所へ、答えを教えてくれた人からのメール。


「すごい数のメールが来てるでしょう?でも出会いを求めちゃダメですよ?」って。

「求めてませんよ。」と返すと、

その人はいきなり自分の話をメールしてきた。


*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*

僕は君にしたように、ある女性にゲームのアドバイスをした。

その事がきっかけで、メール交換をするようになったんだ。

メールはそのうち、ゲームだけの事だけではなく、お互いの事を話すようになった。

そして、毎日メールを交わすうちにお互いの事が好きになっていったんだ。

毎日、毎日、何通もメールをして本当に相手の事が大好きだった。

お互いに家庭があったんだけど、

でも、お互いの気持ちは抑えられなくなっていった。

ある時、どうしても気持ちを抑えきれなくなって

2人で駆け落ちをしようと待ち合わせをして家を出たんだ。

電話では何度か話していたけれど、

実際に会ってみると、想像とは全然違ってた。

あんなに盛り上がってたのに、

すごく、好きで好きでたまらなかったのに、

自分が想っていた女性とは雰囲気もイメージとは全然違ってた。

もちろん相手の女性も同じように感じていたみたいで。

結局、「違ったね。やめたほうがいいね。」と言って別れたんだ。

だから、相手の見えないメールでの出会いはススメないよ」と。



........イヤ!

........出会いじゃなくゲームをすすめたいだけなんだけど(^^;)

と、思いながらメアドをもとに戻した。



久しぶりに出してきたそのゲームを見て、

そんな事もあったなぁ~って(笑)



自分だけに向けられる優しい言葉や甘い言葉に、

心奪われてしまう気持ちはわかる。

それが例え見えぬ相手でも。


見知らぬ人の恋の物語。