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小さな世界。

2012年12月17日 | 日記
『あなたが今居る世界が全てでは無いんだよ。』





ママ友さんが貸していた物を返しに来た時に、

泣きながら話してくれた。

『うちの子がイジメにあっていて....』って。



今は落ち着いたんだけど、

「もう、苦しくて、苦しくて、大変だったんだよ。学校にも行けなくなって......」って。




イジメをしてた子は、頭も良く運動神経も抜群。

一見、そんな事をしそうにはない感じではあるが、

家庭内からのストレスを抱えてるようではあった。

それは、その子の母親と話した事があったので、なんとなく想像は出来た。




結局、生活指導の先生が動いてくれたり、

そして、イジメはあったけど、

少なからずかばってくれる同級生もいたりで、

何とか良い方向へ向かっている。


ママ友はそう言って帰っていった。







「なあ......俺が不登校になったらどうする?」

そう息子に聞かれた事がある。

息子の学年に数人の不登校の子がいるのは知っているが、

なぜ、そんな事を言いだしたのかは聞かなかったので未だに不明なんだけど。




私は、『いいよ。』と言った。

『うん。学校なんか行かなくてもいいよ。』って。

学校じゃなくても、勉強できる所は他にいくらでもある。

だから、その中で自分にあう道をチョイスすればいい。

人間関係だって、学校の子が全てでは無いし、世の中にはたくさんの人がいる。

学校に友達が居なかったとしても、単純に考えて1億人の日本人の中になら絶対に自分と合う人は存在してる。

もし、居なかったら外国に行ってもいい。


『あなたが今居る世界が全てでは無いんだよ。』







「......わかった。」

「俺、別に学校イヤじゃないから行ってくるわ。」

そう言って学校へ行った。


そして、たまに「学校の先生ってくだらね~!」なんて言いながらも元気に学校へ行っている。








私が小さい頃も家庭と学校と言う世界が全てだと思ってた。

そして、やっぱり同じようにその中でもがいていた。


でも、

実はただのちっぽけな世界だと知る。

そんなちっぽけな世界しか知らずに苦しんでいる子も、その為に命を落とす子もいる。



『あなたが今居る世界が全てでは無いんだよ。』



それを知るだけでも苦しさは減るんじゃないかと思う。