
こんにちは、学びスタジオ®︎代表の奧川えつひろです。
ご訪問いただき、ありがとう。
今回は、素読について書きます。
❤︎国語力は学ぶことの基礎
文章を読んで、
その内容を正確に理解することは、
学ぶことの基礎になります。
これが国語力になります。
❤︎国語の勉強法として、素読・音読が大切
日本では、
江戸時代の寺子屋や藩校では、
論語などの四書五経を素読させていました。
❤︎素読とは
素読とは、
「内容の理解は二の次にして、
文字だけを声に出して読むこと」です。
❤︎湯川秀樹も素読
日本人として初のノーベル受賞者となった
湯川秀樹博士は、
自伝『旅人ある物理学者の回想』で
素読の効果を話しています。
❤︎素読の効果
「私はこのころの漢籍の素読を決してむだだったとは思わない。……
意味もわからずに入って行った漢籍が、
大きな収穫をもたらしている。
その後、
大人の書物をよみ出す時に、
文字に対する抵抗は全くなかった。
漢字に慣れていたからであろう。
慣れるということは怖ろしいことだ。
ただ、祖父の声につれて復唱するだけで、
知らずしらず漢字に親しみ、
その後の読書を容易にしてくれたのは事実である」
❤︎素読がスムーズにできなくてもいい
素読をスムーズにできないのはなぜでしょうか?
それは、
文章中に知らない言葉が含まれているからです。
例えば
「おどろおどろしい」と書かれていても、
この言葉を知らなければ
「おどろお・どろしい」
と分けて読むかもしれません。
この時、
「こんな文章もきちんと読めないの」とか
「ダメねえ」など、
子どもを否定するような言葉をかけるのではなく、
「おどろおどろしいという言葉があってね、
今日はこの言葉を覚えようね」
と励まします。
そして、
うまく読めれば、褒めてあげてください。
❤︎言葉が知識としてインプット
素読は、
目で文章を見ると同時に、
口から発音された自分の声が
耳から入ってきます。
この一連のプロセスを経ることで、
言葉が知識として脳にインプットされます。
これを繰り返すことで
知識が定着していきます。
❤︎素読は、楽しく知識を定着させる
「よい声で読んでいるね」
「楽しそうに読めているね」と、
素読が気持ちよくさせてあげて下さい。
短い文章から、
長い文章が読めるように、
大切なことは、
いろいろな種類の長文を
楽しく音読することです。
❤︎まとめ。文字に対する抵抗をなくす”素読”
素読はただ文字を読むことです。
素読が好きになると
文字に対する抵抗がなくなります。
素読を続けると、
知らない文字をどんどん吸収し、
国語力がアップします。