学びスタジオ®︎ブログ

塾での出来事や教育について書きたいと思います。

"変わり方"の体験が、関数へ、創造へ

2022-03-26 13:14:00 | 日記



こんにちは、学びスタジオ®︎代表の奧川えつひろです。
ご訪問いただき、ありがとうございます。

今回は、変化と関数について書きます。

❤︎お皿の上の苺

皿の上に苺がいっぱい盛りつけてあります。
大きさもいろいろです。
みんなで食べると、
皿の上の苺が減っていきます。
子どもは、
「食べると苺はだんだん減るね」
と言いました。

❤︎"変化"から"関係"に気づく

ひとつの"変化"に気づくと、
その"変化"の要因となる
もうひとつの"変化"に気づき、
2つの伴って変わる"関係"に気づいていきます。

皿の上の苺も、
その"関係"の気づきのひとつです。

❤︎苺、みかん、りんご…いろいろな体験が"関係"の言葉に

子どもはまだ、
「苺を食べ『れば」皿にある苺の数は減る。」
という明確な言葉では表現できませんが、

「たら」「れば」「たびに」「つれて」
を用いた"関係"気づきの言葉は、
不完全な形で
頻繁に子どもたちの言葉のなかにあります。

❤︎ "関係"をさらに詳しくする"変わり方"

関係をさらに深くとらえる
"変わり方"への気づきが、
"関数の考え"につながります。

先ほどの例でいえば、
食べる個数が"増えるぶん減る"
という"変わり方"に気づくことです。

❤︎「れば」と「ぶん」

「れば」という言葉を使い、
伴って変わる2つの変化に気づいた段階から、
さらに関係を詳しく、
"増える「ぶん」減る"といった
".変わり方"に気づき始めてくるのです。

❤︎親の言葉のサポート

しかし、
この"変われば変わる"といった"関係"気づきから、
その"変わり方".へと関係を深める気づきは、
親の言葉のサポートを必要とします。

❤︎"変わり方"のいろいろな言葉

変わり方を表現する言葉は、
数量関係を表現します。

「〜ぶん」
「半分」
「倍」
「わりに」
「差」
「比例」……
といった算数的な用語だけでなく、
「ゆるやかに」
「急に」
「徐々に」
「うなぎのぼり」
「急降下」
「右肩上がり」……。

日本語として生活のなかにたくさんあります。

❤︎子どもの言葉に、リアクション

子どもが、
「食べるとみかんはだんだん減るね」など、
変化する"関係"の気づきをしたときは、
"変わり方"のいろいろな言葉を使って
リアクションしてあげましょう。

子どもは、
"変わり方"の言葉を覚え、
"変わり方"に気づきます。

❤︎"変わり方"の言葉から、関数・創造力に

そして、
その"変わり方"に気づくことの繰り返しが、
関数の考えにつながります。

さらに、
関数の考えが、
新しい関係性を見い出す創造力にもつながっていきます。

❤︎まとめ。"変わり方"の体験が、関数へ、創造へ

"苺を食べると数は減る"
この体験が
関係性を実感することになります。
数量関係を表すたくさんの言葉を知り、
数の変わり方を実体験や疑似体験が、
関数を理解し、
関係性を見い出す創造力を育みます。


リアクションの"アイウエオ"

2022-03-26 00:01:00 | 日記



ご訪問いただき、ありがとうございます。、


今回は、リアクションについて書きます。


❤︎子どもの言葉は、態々

子どもは、
態々(わざわざ)何かをしでかすものです。

子どもが言葉を発するのも、
態々です。

❤︎態々に応える親の反応を気にする

そして、
子どもは、
何かをしたときに、
親の反応を意識します。

したことが受け入れられることなのかどうか、
試すように親の反応を気にするのです。

❤︎子どもの態々が受け入れられると

子どものした態々"仕種"が
受け入れられたとわかると、
ワザと繰り返して、
その"仕草"をやってみせます。

自分が蒔いた"種"から、
まるで"草"が生えてきたように、
繰り返すのです。

❤︎親のリアクションは、種を草にする肥料の役割

親が子どもに対して行なうリアクションには、
"種"を"草"にする効果があります。
強力な肥料のようなものです。

❤︎子どもにしっかりリアクション

子どもが、
「どうして」
「同じ」
「~みたい」
「違う」
「似ている」
「きまり」といった言葉を発したとき、
しっかりリアクションしましょう。

❤︎子どもの言葉に"アイウエオ"

子どもの言葉、
ア 「あ、そうか」とあいづちを打ち、
イ 「いいね、それ」いいと思うところを伝え、
ウ 「うんうん、そうだね」とうなずき、
エ 「え、そうなの」と笑顔で表情豊かに"演じ"
オ 子どもの言葉をそのまま"オウム返し"してみる
このしっかりリアクションが、
子どもの関心を深め育てていきます。

❤︎まとめ。リアクションの"アイウエオ"

ア あいづち
イ いいところを伝え
ウ うなずき
エ 笑顔で演じ
オ オウム返し
親のしっかりリアクションが肥料になり、
子どもの何気なく発した好奇心の種を
グングン成長させることになります

好奇心がたくさんある子どもは、
たくさんある分、
幸せがたくさんあると思います。