学びスタジオ®︎ブログ

塾での出来事や教育について書きたいと思います。

自分との約束を守ることは、時間を大切にすること

2022-06-21 16:21:00 | 日記



こんにちは、四谷大塚NETフォーラム塾上本町教室
塾長・学びスタジオ®︎代表の奧川えつひろです。
ご訪問いただき、ありがとうございます。

今回は、時間の使い方について書きます。

❤︎時間の概念

スイカの雌花に雄花の花粉をつける人工受粉は、
午前10時までにしないといけないと言われます。

植物も時間管理をしています。

さて、
子どもたちにとって、
時間とはどのように見えているのでしょうか。

「時は金なり」とか、
「時間がない」とか、
時間という言葉を、
子どもは耳にします。

子どもが、
成長するにつれて、
徐々に
今、あと、今日、明日など
時間の概念を理解していきます。

❤︎「これをやってから、これをしよう」というふうに考えるようになることが大切

子どもが、
好きなことを始める、
それに集中すると時間を忘れて、
何時間でも没頭します。

集中することは大切なことですが、
時間には限りがあります。

また、
やりたいことがたくさんあったとしても、
一度には一つのことしかできません。

時間を決めて、
順番にやらないといけません。

「これをやってから、これをしよう」
というように考えられること、
つまり、
時間管理することが大切になります。

❤︎子どもは忙しい

お稽古事などで、
忙しく過ごしている子どもたち。

ある活動から次の活動へと効率よく移動して、
しっかりと時間を有効活用している
ように見えます。

しかし、
時間に振り回らせているようにも見えます。

❤︎タイムマネージメントの一歩は家庭から

親が時間管理の見本です。

親自身が、
バタバタしないで、
時間管理をしっかりしていきましょう。

そして、
子どものタイムスケジュールを
一緒に考えましょう。

まずは、約束(ルール)を決めます。

たとえば、
朝は布団から出たら学校に行く準備をする
自由時間の前に勉強を終える
他のおもちゃを出す前に今出ているおもちゃを片付ける
就寝前には必ずお風呂に入り、翌日の学校などの支度をする……

約束を決め、
タイムスケジュールができたら、
親は口を出さす、
子どもに任せましょう。

タイムスケジュールを立てて、
それを守ることで、
子どもが時間を有効に活用することを身につけていきます。

家族の間でも自然に調和が生まれてきます。

❤︎時間の意識が変わり、自分との約束を大切にするようになる

時間管理力がつくと、
勉強中や試験で
問題を解くのにかける時間の使い方
期限のあるものの準備の仕方
約束の時間を守る……

時間に対する意識が変わってきます。
時間を守ることは、
自分のと約束を守ることになります。

❤︎時間を制するものは人生を制する

時間は、
私たち全てに平等に与えられています。

しかし、
その使い方で大きく変わってきます。
「時間を制するものは人生を制す」ですね。

❤︎朝を制するものは人生を制する

また、
「朝を制するものは人生を制す」
とも言います。

まずは、朝からです。

❤︎まとめ。自分との約束を守ることは、時間を大切にすること

子どもはやりたいことがいっぱいです。
タイムスケジュールを一緒に作り
それを子どもの実行してもらいましょう
自分との約束を守ることで
時間に対する意識が変わり、
時間を大切にするようになります。
「時間を制する者は人生を制する」ことができます。

できる子どもは、日常生活でも学んでいる

2022-06-20 03:57:00 | 日記



こんにちは、四谷大塚NETフォーラム塾上本町教室塾長・学びスタジオ®︎代表の奧川えつひろです。
ご訪問いただき、ありがとうございます。

今回は、できる子どものについて書きます。

❤︎できる子どもは、始終“学んで”いる

できる子どもは、なんだも学び続けています。

勉強時間だけで
差がついているのではないようです。

❤︎"学び”のタイプは3つ

❶勉強中でも学んでいないタイプ

授業中に説明を受けたこと、
テキストに書いてあることを書き写す“作業”を黙々と行います。

これは、
書記をしているだけで、
学んでいることにはなりません。

でも、これ、
案外多いのではないでしょうか。

❷ 勉強中だけ学ぶタイプ

授業中はしっかりと学び、
さらに家で予習・復習など、
勉強する時間の中は
しっかりと学んでいる人をいいます。

❸寝ているとき以外、すべて学ぶタイプ

超できる人です。

彼らは、
人と話をするときも、
テレビを見ているときも、
街を歩いているときも、
感じ、考え、
自分の意見を持つ習慣がついています。

それによって教養が深まり、
考える力が深まり、
表現力もついていきます。

❤︎超できる子どもになるには

超できる子どもになるためには、
"気づく楽しさ、知る楽しさ、考える楽しさ"
を体験する必要があります。

❤︎他と違う意見を考えさせ、言葉にする

超できる子どもにするための方法として、
「別の見方ない?」「別の意見ない?」……
と別の角度から見れるように導いてあげましょう。

このような導きによって、
自然と“気づき➡︎知り➡︎考える”ようになっていきます。

そして、
子どもが発言したら、
その内容に対して絶対に否定はしません。
じっくりと聞いてあげましょう。

これを習慣化すると、
頭の構造が変わってきます。

❤︎既存の考えに流されない

既存の考えに流されず、
日頃から“人とは違った考え”を子どもに持たせるように会話をし続けると、
学力に大きなインパクトを与えるようになっていきます。

❤︎考える葦

パスカルが
"人間は考える葦”(人間というのは弱い面もたくさん持って いるが、"考える"という働きがあるから偉大である)と言っているように、

一瞬一瞬を大切にして、
いろいろなと"考える"ことができたら
"超楽しい"と思います。

❤︎まとめ。できる子どもは日常生活でも学んんでいる

勉強している時だけが学びではありません。
日常生活の中に学びが溢れています。
子どもに、
「別の見方はない?」と問いかけましょう。
物事を別の視点から見る習慣が、
日常生活においても常に学ぶ姿勢を起こさせ
子どもを"考える葦"にしていきます。


感情を受け止めてもらえれば、心の知能指数は高まり、学力が生きた知識になる❷

2022-06-18 16:48:00 | 日記



❤︎EQが高い人の特徴

❶勉強の成績が良い

その時々の感情に流されることなく最善を尽くすので、
無駄のない学び方ができます。

また自分のなかに勉強における明確な目があり、
モチベーションを保つことから集中力持続時間が長いです。

❷人を否定しない

自己認識ができているため、
他人にも寛容になれます。

相手を受け入れながら、
自分の考えを伝えることから対立する相手との交渉もできます。

❸人、物事を冷静に客観的に見ることができる

自分・他人の情動に流されず、
今なすべきことを冷静に見出し実行します。

自分が行うこと、発言することで、
「他人がどう動くか」を推理し、
自分が望む結果に導くことができます。

❹コミュニケーション能力が高く、聞き上手

人・物事に好奇心を持ち「知りたい」という気持ちが強く、
相手を知り、感情を共有しようとするので、
聞き上手で、話を引き出すのも上手です。

❺常に前向きで生産的

失敗や挫折することがあっても、
いつまでも悩むことはせず、
改善点を見つけ、
次の学習に取り組みます。

落ち込んで投げ出しそうになっても、
自己肯定感が強いのであきらめません。

❤︎幼少期からEQを高めるための接し方

EQの高さに特に必要なのは、
“自己認識力”“共感力”です。

この2つの能力を伸ばすには、
子どもが0歳~6歳までの時期に、
大人と子どものコミュニケーションが重要です。

特に親の接し方は、
子どものEQの伸びに大きく影響します。

❶スキンシップをして、子どもの話を聞く

感情の抑制が未発達な乳幼児期はスキンシップ、
話しかけることで情緒が安定し、
感情を抑制する機能が発達していきます。

また親子の信頼関係も強くなります。

子どもの話を聞くことは、
自己分析力である“考えをまとめる力”を育て、自己肯定感を伸ばします。

❷子どもの情動を受け止める

ほしいものを買ってもらえなくて泣きわめく、
きょうだいとおやつの取り合いで叩き合ってしまう……
子どもの激しい怒り・苛立ちは見守り、言い分を聞くことで受け止めてあげます。

その際に
「くやしかったね」「そういう風に感じていたんだね」などと共感する言葉をかけます。

❸叱るときは冷静に、理由を伝える

怒るのではなく“冷静に悪い点を教える”ように叱ります。

ヒートアップしそうなときは、
一呼吸置くことで“感情の抑制”を学びます。

❹親の気持ちも素直に伝える

「あんな言い方されてパパ・ママは悲しかったな」など
と気持ちを伝えることで、
“親にも感情があり、
自分の言ったことで心が動く”ことを理解させるます。

❺行動・学習を一緒に行う

親子で行動する・学ぶことは、
"自分を知り、相手を理解する能力"を伸ばす
絶好のトレーニングです。

トランプ・鬼ごっこなど
勝敗が決まるもので感情を抑制する練習をしましょう。

また、
親が側にいて話し合いながら学習することで、
集中力・コミュニケーション能力が育ってきます。

❤︎幼児期の感情はできるだけ自由に

感情の抑制をつかさどる脳の中の前頭前野は、
幼児は未発達です。

そのため思い通りにいかないと癇癪を起こし、
泣き叫ぶことも多いでしょう。

この前頭前野の健全な発達こそ、
EQの高さには不可欠です。

2歳前後のイヤイヤ期に過度に抑えつける、
泣くたびに無視を繰り返すなど"自由な感情表現を妨げること"はやめましょう。

喜怒哀楽をときには爆発させることで、
子どもは自己認識を行えるようになるのです。

その都度、
親が見守りさとすことで自己規制の仕方も覚えていきます。

❤︎まとめ。感情を受け止めてもらえれば、心の知能指数は高まり、学力が生きた知識になる

スキンシップをして、子どもの話を聞き
子どもの情動を受け止め
叱るときは冷静に、理由を伝え
親の気持ちも素直に伝え
行動・学習を親子で一緒に行うと
少しずつ
自分の感情を理解し、
親(他者)の感情を理解できるようになります。
心の知能指数が高まっていきます。
そして、学力が生きた知識になります。


感情を受け止めてもらえれば、心の知能指数は高まり、学力は生きた知識になる❶

2022-06-18 16:44:00 | 日記



こんにちは、
四谷大塚NETフォーラム塾上本町教室塾長・学びスタジオ®︎代表の奧川えつひろです。
ご訪問いただき、ありがとうございます。

今回は、心の知能指数について書きます。

❤︎頭の良さは何で決まる

頭の良さを決めるのは、
知能指数(IQ”intelligence quotient”)の高さです。

そして、
心の知能指数(EQ”Emotional Intelligence Quotient”)も重要な要素で、
EQを鍛えることでIQを高める効果が大きくなります。

❤︎EQとIQ

IQは、“知能の基準を数値化したもの”です。

平均IQは100で、
一般的にIQが高いとされるのは120以上です。
140を超えると"天才"とされています。

一方で、
EQは、“自分の感情をコントロールし、
状況に合った振る舞いができる能力を数値化したもの”です。

❤︎EQの2つの概念

❶自分を知り、自分の感情をコントロールできる能力(情動を抑える能力)

❷他者の気持ちを理解し、その場に適した行動・言動ができる能力です。

❤︎EQを構成する5つの要素

❶自己認識

自分の性格・感情の動きを理解する能力です。

自分がどのような場合に喜怒哀楽を感じ、
どのような言動・振る舞いをするのか分析することで“自分をコントロール”できます。

❷自己規制

情動的な感情・行動を抑制し、冷静な判断・行動をする能力です。

自己規制ができることで怒り・落胆などの負の感情を抑え、
目の前にある物事に最善を尽くします。

❸動機づける力

報酬などの目に見えるものでやる気を出すのではなく、
「自分がどう生きたいか」「どういった人間になりたいか」
のような本質的な願望を動機づけにしてモチベーションを保ち続ける力です。

❹共感する力

相手の気持ちをくみ取り、
適切な言葉・行動で対処する能力です。

❺社会的スキル

他人とうまくコミュニケーションをとりながら、
自分と他者の感情を調整し合意点を見出す“交渉力”です。

子どもの発達の順序を知って、子育てを楽しもう❷

2022-06-16 21:42:00 | 日記
❤︎4つの認知発達段階



❤︎感覚運動期(0~2才)

吸う・触る・なめる・見る・叩くなどの手段を通じ、
あらゆる感覚を用いて物事を把握しようとします。

外界と接触を持ち、
シェマの土台を持ち始めます。

❶循環反応(生後1か月頃)

手に持ったスプーンを何度も落としてみるなど、
繰り返し行動をします。

❷対象の永続性を獲得(生後6か月頃)

対象の永続性。
手や布で覆うなどして物を見えなくしても、
物がその場所に存在していると理解できるようになります。

「いないいないばあ」
をとても喜んでくれます。

物が見えなくなっても
そこにあると理解しているため、
再び現れるのをわくわくしながら待てるようになります。

❸模倣行動が発達(生後8か月頃)

自分が見たり聞いたりする相手の手の動きや発声をまねできるようになります。

見ることができない自分の表情を、
目の前の相手の表情に近づけることも可能になります。(1才頃)

相手の動作を記憶してあとから模倣する"遅延模倣"や、
リモコンを電話に見立てて耳に当てるような"ふり行為"ができるまで思考が発達します。(1才半以降)

この時期は、
”生涯で一番創造的な時期”です。
子どもが”実験”にいそしむ姿を
応援してみてあげましょう。

❤︎前操作期(2~7才)

●自己中心性

世界を自分の視点からしか見られず、、相手の立場で想像できません。
自分が楽しいことは相手にとっても楽しく、
自分に見えないものは相手にも見えていないと思っています。

たとえば、
かくれんぼをするとき、
自分の両目を手で覆って「かくれた!」と思い込んだりします。

●中心化

目立つ部分にばかり意識が向きます。

たとえば、
底面積が広く背の低いコップと、
底面積が狭くて背の高いコップに、
同じ量のジュースを注ぐとします。
すると、
背の高いコップのほうが水面が高くなるため、
そちらの量が多いと思います。

●実念論

まだ、
"主観的世界"と"客観的世界"を明確に区別できていません。

そのため、
サンタクロースや鬼の存在を心から信じるなど、
想像と現実を混同します。

●アニミズム

あらゆるものは命を宿し、
人間のように考えたり感じたりすると思い込みます。

『クマのプーさん』は、
まさに前操作期にあるクリストファー・ロビン少年が、
ぬいぐるみたちと楽しく遊んでいますね。

●象徴的思考期(2〜4才)

たとえば
絵を描くとき、
目の前にない物でも思い出して描けるようになります。

●直感的思考期(4〜7才)

たとえば、
「家は地面から生えたのではなく人間が建てた」というように、
空想ではなく理性によって考えられるようになります。

●この時期は、
豊かな想像力が特徴です。

おとぎ話のような世界に住んでいる子どもの姿が浮かんできて、
ほほ笑ましいですね。

❤︎具体的操作期(7〜11才)

”操作”とは、
情報を正しく処理することです。
論理的思考を獲得し始めます。
実際に手を動かさなくても、
情報の処理を論理的に頭のなかで行なえるようになります。

●保存の概念

"保存の概念"を理解します。

たとえば、
容積が同じ2つのコップで、
底の面積が狭くて背の高いコップから、
底の面積が広くて背の低いコップに水を入れ替えても、
「水の量は同じ」だと判断できるようになります。

背の低いコップに移した水を
頭のなかで背の高いコップに入れ戻すという操作ができるようになるので、
どちらの水の量も同じだとわかるのです。

●数の保存

たとえば、
10個のブロックを数えます。

それからそのブロックの積み方を変えて
「全部でいくつ?」と聞くと、
数えることなく「10個」と答えます。

見た目が変わっても
数が変わるわけではないという
"数の保存"の感覚も獲得しているのです。

●脱自己中心性

自己中心的な考え方から脱却し始めます。
コミュニケーション能力が発達し、
共感力が育つことで他人の立場に立ったものの考え方ができるようになります。

●この時期は、
論理的な思考がどんどん獲得していきます。

❤︎形式的操作期(11才頃〜)

●形式的演繹

直接的観察から得られた事実からだけではなく、
想定した判断で結論を導き出すことができるようになります。

●抽象的思考・仮定的な推理

物事に筋道を立て、
予測しながら考える論理的思考のほかに、
抽象的思考ができるようになります。

具体的な事象・時間の流れに捉われずに
物事を広い視点で考えることです。

自分で実際に体験したものではなくても、
説明・映像などから具体的なイメージを描くことができます。

●この時期には、
今までの知識・経験を応用して仮説を立て、
結果を予測して行動・発言することも増えてきます。

❤︎まとめ。子どもの発達の順序を知って、子育てを楽しく

子どもの発達には順番があり、
❶反射行動を繰り返す感覚運動期
❷自分の視点で模倣をする前操作期
❸存在の意味を理解する具体的操作感
❹抽象的に考えることができる形式的操作期
この順番を知っていれば、
「今はこの発達段階だから、これはできて、からはできなくて当然なんだ」とわかり、
親子ともに、ストレスなく、楽しく成長することができます。