著:大崎善生
昭和6年。文士と親しく交流する女優の母と相場師の父との間に鬼六は生れた。
純文学を志すが挫折、酒場経営で夜逃げ、一転中学教師を経て、SM作家として莫大な稼ぎを得る。
しかし、映画製作や雑誌の発行に乗り出し破産。
周囲は怪しげな輩が取巻いていた……。
栄光と転落を繰返す人生は、無限の優しさと赦しに貫かれ、
晩年に罹患した病にさえも泰然としていた。波瀾万丈の一代記。
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史上最年少棋士のブームに乗って
将棋に関する本を読みふけった結果、
「将棋の子」「聖の青春」の著者は他にどんな本を?と探した結果
こちらの本にたどり着きました。
人生で関わらない作家だと思っていたけど、ちょっと著作読みたくなってきてる・・。
それにしても、
この世代特有なのかなんなのかしらないけど、
愛人=スペアタイヤと豪語する感じ。
妻の不貞を小説にしちゃう感じ。
今の不倫問題とスケールが違いすぎてなんとも。