すがわらギター&ウクレレ教室(マリア・デュオ クラブ)

MusicArt Society JAPAN
ネパールの恵まれない子供達に音楽的な支援をしています。

陸前高田での活動 (マリア・デュオ Sです)

2011年05月01日 | 地震


 用事も終わったので
やはり実家に少し顔を出そうということで、
行って来ました。

突然でみんなびっくりしていましたが、

びっくりしたのは義兄の話でした。



農業の傍ら、消防の仕事もしているのですが、
311の一週間後に要請があって
陸前高田に遺体の捜索に行ったそうです。

津波のあとも生々しい現場です。


以後ここから義兄の話の再現です
方言がちょっと難しいのですが、まあ、こんな感じ、、、



行く前は「うわ~~、いやだなあ、とか 気持ちわりいなあ、」
という気持ちだったべっちゃけど、着いたらそんなことはもう通り越した、涙が出たべ。

ずっと
車で走っていたら、突然、道路がなくなって、がれきと泥水の山だべ。ずっとむこうまでさ

地面は1メートルくらい陥没しているので、
二階で暮らしている人もいたっちゃ


その日は30前後の若い人ばかり8体みつけたべ

可哀想で、涙がでたべ。


若い女の人が新しい結婚指輪をしていたり

役場の青年がきちんとネクタイして,多分誘導していたんだべっちゃな。

知り合いもいたべ、、

木のてっぺんで死んでるおばあさんがいたさな


あれ、波で腰から上に服がたくし上げられるんだな、
ベルトしててもそこから水が入って服があがるんだべ


みんな目をあけていて、人形の目みたいで、きれいだったっちゃ
ピー玉みたいなんだ


手を合わせて回収したけど、もういやだなっちゃな。

まだまだ海の中で沢山の死体があるみたいべっちゃ









一ノ関で (マリア・デュオ Sです)

2011年05月01日 | 地震


 一ノ関駅で お迎えの友人と合流して、いろいろと被害の町中を案内してもらいました。
ここは311の地震より47の方が揺れがひどかった地域です。


桜が満開!!

でもいつもなら、提灯がズラーーとあるのに、何もなし、
花見している人もいません。

「今年はそんな気分じゃないですね~。誰もいませんよ」



道路は陥没していたり、盛り上がっていたり、
亀裂はあっちこっちです。

ががたがた言います。

家の土台が盛り上がって、隣家と屋根同士がくっついてしまったり、危険で当然立ち退き令です。

全壊した家がもう撤去してあり空き地が点在

傾いている家 危険、立ち退き令の札が貼ってあります。



山は崖崩れで大きな石が道路にでんと鎮座ましましていたり

古い墓石は全部倒れています。


友人の家も、土台が崩れていて、家の中の亀裂は凄い数!!

「余震が毎日あるし、このまま修理しないで一年は過ごすつもり」




私がいる間も、震度3くらいの地震がありました。








岩手へ 1 (マリア・デュオ Sです)

2011年05月01日 | 地震

 ようやく東北新幹線が、全面開通したので、
昨日、早速岩手の一ノ関へ行って来ました。
一ノ関は旦那の実家がある所です。

 ゴールデンウイークだから行楽、という訳ではないのですね。
一人で日帰りのプチ商用旅行です。




 2時間半の旅程でしたが、
余震も激しい東北には正直近づきたくない、と思っていたのですが、
そこは、新幹線に乗ると、ちょっとした旅行気分。
経済の活性化のために、駅弁を買って食べていると、独身気分。
楽しくなりました。


でも、、

福島が近づくと、どんどん屋根にプルーシートが増えて来ます。

津波の場所こそ通りませんが、
新幹線がなかなか復旧しなかったくらいに、やはり沿線は被害が凄いみたいです。


一ノ関駅に着くと、
何と
どんどこどんどこ太鼓で歓迎演奏!!
一生懸命に盛り上げようとしているのが痛いくらいに分かります。






改札には駅員さんが、ずらっと並んで「いらっしゃいませ!!」



駅の構内には、「がんばろう 東北!!」「がんばろう 岩手!のポスターが沢山です。




311 以降 本当に日本は変わりました。