かえっこカエルクラブ カエル日記

カエルとこども通貨“かえっこ”好きな環境カウンセラー・マリケロが描く、カエルな毎日。

NPO法人東村山子育て支援ネットワークすずめに行ってきました。

2011-12-18 12:12:20 | カエル日記
第1子が3才になることをきっかけに郊外への引っ越しを決め、都心から移り住んだ東村山市富士見町。そこで出会ったのが、親たちが運営する自主保育グループ「幼児教室すずめ」です。

「幼児教室」は今では世間的に「小学校入学前の幼児のための学習教室=早期教育」という認識が強いのですが、すずめの冠の「幼児教室」は、戦後のベビーブームで幼稚園に通えない子どもたちの「行き場」として親たちが誕生させ、公団の団地などを中心に各地に広まった「自主保育の運動体」。

私が「すずめ」に出会った頃はすでに発足から30年経っており、「自主保育=こだわり育児のグループ」で「運営に参画できる」ことが魅力で入会を決めました。
会員は「こども劇場」「生活クラブ」などにも関わっている人がほとんどで、中には市議会・都議会の議員になられた方も…。

その「すずめ」が今では「NPO法人東村山子育て支援ネットワークすずめ」として、幼児に止まらず東村山市内の青少年育成活動の多くを担っています。

もうすぐ発足50年になる「すずめ」の記念誌作成の依頼を受け、6年前にできた専用園舎「すずめ保育センター」の見学も兼ねて、東村山市に行ってきました。


すずめ保育センターは、西武新宿線東村山駅からほど近くなかなか便利な場所に位置しています。

「すずめ」の実績を評価してご理解くださった地主さんのおかげです。


すずめ保育センターの外観。どことなくかつて使っていた公団集会所の面影が…。手前が「幼児教室すずめ」部分で奥が保育園。


玄関正面に掲げられている、すずめのポリシー。
書はすずめ親OG、李実ちゃんのお母さんの手によるもの。


園舎の設計はすずめ親OB、成美ちゃんのお父さん。
山小屋を思わせるような室内。
そのあたりの趣味がやっぱりすずめっぽいよね。

中心の運営メンバーもかつての仲間ばかり。
懐かしいメンバーの活躍も、そこここに…。
「すずめ」への思いが生きているんだなあ、と実感。


保育園、3歳未満児さんのお部屋。
この広さで4人の保育とは、ちょっとぜいたく?
畳があって自宅でくつろいでいる感じかな。


保育園3歳未満児さんは、布オムツを使用しています。


ちょうど発表会終了直後だったため、保育園年長さんたちのお部屋は、ちょっとゴタゴタしていました。


こちらは今でも続いている「幼児教室すずめ」のためのお部屋。
職員さんたちが本日の発表会動画をさっそくチェックしていました。

保育職員は、男性保育士2名を含む50余名の大所帯。
認可保育園併設のために、運営資金は天文学的(!)な数字。

不安定な運営資金から保育士への手当を捻出することが課題で、バザーをやっていた頃の意識は、現すずめ親たちにとっては過去のものなのかもしれないけれど、なんとか目覚めさせたいなあ…と考えることしばし。

2年後の50周年記念行事に向け、刊行物の発行だけではない関わりを持つことになる予感。

……というか、もう始まっちゃいました。(^_^;)

高尾山ムササビ観察会。

2011-12-10 02:33:57 | カエル日記

昨日までの不安定な天気がウソのような、本日、快晴。
海から山への大移動で、高尾山に向かいました。

今日は、かえるの森へ!キャンプで大活躍してくれた野生生物調査員の井上さんのムササビ観察会に参加してきます。


もう紅葉の時期から外れているものの、このところ大人気の高尾山なので駅周辺渋滞を懸念して、2駅手前の狭間駅にてパーク&ライド。

じつはマリケロ、子どもの時より高尾山にはしょっちゅう遊びに来ていたため、このあたりの事情に詳しかったりする。高尾山口駅ではなく、高尾駅から歩き始めて裏高尾、梅園経由の登山道が好きだったりもするのだ…


ムササビの活動時間に合わせた集合時間だったので下山してくる人を横目に見ながら、まずは井上隊長からのごあいさつ。参加者は10名ほど。


引き続き、タケダ副隊長によるストレッチ。

運動不足の上にこのところの冷え込みのおかげで、身体はすっかりコチコチ…
身体のあちこちからバキボキ異様な音が…(^_^;)


一号路を歩き始めてまもなく、沢にかかる小さな橋の上にさっそく野生生物の痕跡発見。大きさから見てイタチかテンの落としもの、とのこと。


山肌には9月の台風の爪痕もしっかり。
長い間放置されてきたスギの植林地のもろさが、こんな結果に。
タケダ副隊長から、里山保全のレクチャー。


ムササビ生息地に近づき、ムササビの鳴き声クイズ。
そういえばよく聞く声だなあ…。

野生生物を目で確認するのは、とてもむずかしい。
耳をつかうこと、これがのちに重要なキーワードとなりました。


リフトの終点にある小さな展望台にて、しばし休憩。

さっそく隊長からお借りした双眼鏡を覗いてみたところ…遠くに見えるビル群の真ん中あたりに今話題の「スカイツリー」を発見!
写真では、ちょっとわからないな。確かに写り込んでいるのだけれど…。


隊長が用意してくれたレモネードとチョコで暖まりつつ、道々拾ったドングリの識別、落としものの落とし主の確認作業などをしています。

陽が傾いてちょっと寒くなってきたので、ザックからダウンを引っ張り出して着ました。


高尾山にもブナの木が…(@_@)


メグスリの木も東京で自生しているのは高尾山だけだそうです。


ハクビシンの落としもの。

ムササビの落としものは発見がけっこうむずかしい…。


ようやくムササビ観察スポット到着。

この木の


ここに、ムササビさんの巣穴があるんだよ。


日没後の1時間が勝負のムササビ観察会。
まもなく始まるはずの「ムササビ滑空ショー」みたさに、ものすごく大勢のギャラリーが集結しています。どうやら著名人が解説するツアーもあった模様。

でも、さすがにこれではむずかしかった…。


今日はざんねんでした。さあ、満月の夜景を楽しみつつ下山…
と半ば諦めトボトボ下山中、タケダ副隊長の足がピタリ!止まりました。

「ムササビの声だよ。」

この夜、ムササビの滑空ショーを見られたのは、おそらくわが隊だけだったことでしょう。
登山道の入り口まで1㎞もない、ギリギリの場所での観察でした。

うふふ、超ラッキ~♪



ラッキーといえば、今夜は皆既月食の夜。
こちらも帰りの車中から、ときどき確認。

なかなかの1日でした。
ちょっとムリしてでも、行って大正解。井上さんに感謝!