2週間ぶりに出勤。職場に復帰しました。
久しぶりに会った利用者さんや職員。久しぶりに過ごした自分のデスク。すべてがとても新鮮でした。
私の姿を見つけて「あ~〇〇さんだぁ」と駆け寄ってきてくれた利用者さん。咳をしていると「早く風邪治しぃや」と気にかけてくれた利用者さん。「消毒手伝いますよ」と言ってくれた職員。
♪会いたかったぁ~会いたかったぁ~会いたかったぁ~、イエス、君にぃ~~♪
(AKBの歌です。メロディを思い出してみてくださいね)
私が毎日支援している、ダウン症のM子さん。
今朝私の姿を見つけ「あ、いたのぉ~」と言いながら手を差し伸べてきました。いつもの挨拶です。
M子さんは部屋でマスクをすることができません。
「マスクしよっか」「ヤダ!しない」といつも拒否。おまけに心臓の基礎疾患を持っているので、コロナに感染してしまうと大変です。なので、作業所で感染者が多かった先週はお休みしたそうです。
今日M子さんも久しぶりに作業所に登所し、とてもハイテンションでした。作業しながらも一人でふざけてずっとおしゃべりをしていました。一人漫才のようでした(笑)
そんなM子さんが…
お昼ご飯のときに私の咳が止まらなくなってしまい、一人でお茶を飲みながらゴホゴホしていました。
一緒に食べていた利用者さんたちも「大丈夫?」と心配してくれました。でもM子さんは黙々とご飯を食べていました。
ご飯も終わり、ケースに下げに行き、さあ、歯磨きの時間だとなったとき、M子さんが私のところに近づいてきました。「せんさん(彼女は私のことをこう呼びます)大丈夫?」と私の背中を撫でながら言いました。そして私のことを抱きしめてくれました。
あまりにも急な、そして自然な振る舞いに、私は涙があふれてしまいました
私が心配することはたくさんあっても、まさかM子さんがこんなふうに心配してくれるなんて…私の方こそぎゅっとしてあげたいと思いました
私が支援を始めたころは、M子さんはとても頑固で、職員が言ったことも自分の意にそぐわないと癇癪を起こし物を投げたり、「帰れ帰れ」と言ったりしていました。作業をしていても、その作業が終わらないと、お昼の時間になろうが、帰りの時間になろうが、絶対に次のことには進まない、そんなところがありました。
ところが最近は、作業する量も調整していることもありますが、時間が来ると「時間だよ。トイレ行くよ」と言うと「いいのよ~」とサッと行動に移してくれるようになりました。
M子さんとの信頼関係ができあがったのだと思います
一生懸命作業をしている姿、たまに襟元から見える心臓の手術をした痕、一生懸命にお箸を使いながらご飯を食べている姿。きっと苦しいこともいっぱいいっぱい経験してきたんだろうな。ご両親もとても大切に育てて、愛情を注いでこられたのだろうな。いつも「お父さん好き」「お母さん好き」と言います。
私はとても愛おしいです
作業所にいる時間は目いっぱい支援させてもらおう 今日改めて思った1日でした。
もちろんその気持ちは作業所にいる28人の利用者さんすべてに対して思っていることです
そんなことがあった、復帰初日の1日でした。
帰ってきたときは、さすがにちょっと疲れてしまいました それなりに緊張していたのかもしれませんね。
さ、明日も頑張ろう
最後まで読んでいただきありがとうございました
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