こんにちは!
朝には青空が広がっていたのに、すっかり曇ってきました。
そんななかですが、今日はハレとケについての話です。
というのも明日が9月9日の「重陽の節句」だからなのですが。
ハレというのは儀礼や祭り、年中行事などの「非日常」
ケというのは普段の生活「日常」のことをいいます。(Wikipediaより)
「ハレとケ」というのは、なんでも民俗学者の柳田國男によって見出された
日本人の伝統的な世界観の一つらしいですよ。
いまの感覚でいうと、誕生日なども「ハレ」に入りそうですけれどね。
とにかくハレは特別な日。
で、明日は重陽の節句なので、特別な日です。
重陽の節句というのは、知っている人半分、知らない人半分。
江戸幕府が公的な行事・祝日と定めた五節句のなかでは、
いちばん、知る人ぞ知るの節句だと思います。
ちなみに他の4節句は
1月7日の人日(じんじつ)の節句→七草の節句
3月3日の上巳(じょうし)の節句→桃の節句
5月5日の端午(たんご)の節句→菖蒲の節句
7月7日の七夕(しちせき)の節句→七夕
それらにくらべると、重陽の節句はなぜか知名度が低い。
でも、縁起が良いといわれる奇数のなかで、一番大きい数字、9が重なる
もともとは、とてもめでたい節句らしいですよ。
ハレの日はできるだけ、食事や振る舞いを特別にして
普段の日と区別したほうが、楽しいし、縁起がいいと思うのです。
気分もハレるし、特別な楽しいことをすると弾みがついて、いい気分転換。
おまけに菊は、平安時代から不老長寿の薬として、大切にされていました。
コロナが長引く中、菊酒でも飲んで、縁起を担ぎたいものです。
まだ時間があるので、菊の花をかざったり
着せ綿という練り切りの和菓子もありますから、
見つけたら、それを飾ったり、
菊尽くしの飾りつけをして楽しむのはいかがでしょう?
とううことで、ハレとケの概念についてと、
菊の節句である重陽の節句について、大急ぎで書きました。
今日も素敵な1日をー!!