↑ 講談社刊行の『イーロン・マスク 未来を創る男』より画像を拝借
おはようございます!
ハル文庫の高橋です。
秋空のよい天気です。
今日は月曜なので、ハル文庫の「今週のことば」をご紹介します。
大学生のときに、世界を変えることに携わりたいと思っていた。そして、今も。
スペースX、テスラの共同創業者兼CEO、ソーラーシティの会長などをつとめる、
アメリカの起業家、イーロン・マスクの言葉です。
イーロン・マスクさんはある雑誌の取材にたいして、こんなことを言っています。
「大学生のとき、将来人類にとって、もっとも重要になるものは何か考えた」
その答えは「インターネット、持続可能エネルギー、複数の惑星での生活」
だったそうですよ。
壮大な夢ですねー。
子どもたちも、人生について壮大な視点を持てたらいいなと思います。
ところで、イーロン・マスクさんが関わっている事業のひとつが
電気自動車企業テスラなんですが、
数年前、電気自動車関連の特許を公開してオープンソース化したのだそうです。
つまり、「この特許技術が使いたければ、誰でも自由に使っていいですよ」
ということです。
そのことについてイーロン・マスクさんのインタビューのコメントが
抜粋して紹介されているので、抜き書きして掲載させていただきます。
すごい発想だなーと感心したもので。
★誰かがやってきてテスラよりもいい電気自動車を作るとする。
もしそれがいい車だったら、テスラよりもたくさん売れるだろうし、
結果的にテスラは倒産するだろうね。
それこそが世界にとっていいことだと考えてるんだ。
ホントだよ。もちろんテスラはそうならないように努力するけどね。
★テスラの究極のゴールは人類によりクリーンなエネルギー環境を提供すること。
そんなテスラが特許を自社ポートフォリオに組み込んでしまうと、
同じ志をもった他社の活動を阻害することになるんだ。
それはテスラがかかげるミッションと相反するよね。
だから特許をオープンソース化したんだ。
どこかで『素晴らしい電気自動車を作りたい!』って考える人達のためにね。
★全ての特許は競合他社の活動をスローダウンさせる。
まるで他の船を沈没させるために水中地雷を自分の船のケツから海に放り込むみたいにね。
そんな水中地雷を放り込みたくないんだ。
テクノロジー企業にとっての本当のアドバンテージは
『いかにその会社がイノベーションを起こせるか』。
それが『いかに同業他社をスローダウンさせたか』なんて競争じゃないんだよ。
この世界がそうであってはならないんだ。
★テクノロジー企業にとっての本当の意味での知的財産ってのは特許なんかじゃない。
素早くイノベーションを起こせる能力、つまりイノベーション速度なんだ。
これ以外にはない。
その会社のイノベーション速度が十分に速ければ、
同業他社の動きを心配する必要がなくなる。
なぜならそんな状況下では同業他社ができることって
数年前にイノベーティブな会社がやったことのコピーぐらいだしね。
世界を変えるイノベーティブな会社ってずっとそうやってきたんだ
いかがですか?
マスクさん、きっと、いいことを起こしてくれそうな気がするけれど…。
ということで今朝は、イーロン・マスクさんのことばについて、お話しました。
今日も、ぜひ素敵な1日をお過ごしください!!