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映画&音楽のレビュー&日々起こる時事に絡めて商品をピックアップしながら論ずるブログです。Twitterとも連動中です。

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映画「男はつらいよ 寅次郎物語」を鑑賞。

2006-11-19 16:00:58 | Weblog
男はつらいよ 寅次郎物語 - goo 映画

 昨日は、NHK-BS2で放送された「男はつらいよ」シリーズ第39作「寅次郎物語」を見た。

 映画の話は、テキ屋仲間の遺児の母親を探しに一緒に旅に出た寅は、子供の病気に親身になる女性と出会う。

 私がこの作品を見たのは、これで2度目、テレビで見たのか、渥美清の追悼上映会で見たのか記憶は定かではないが、映画を見始めて気がついた。

 とにかくご存知のとうり「男はつらいよ」シリーズは全部で48本、全作品は見ていないが2/3くらいは見たはず、しかし、このシリーズはヒロインこそ違うけど、いい意味で殆どリメイク、なので頭の中で整理が大変。

 さて今回の作品はかなり異質、オープニングから寅次郎の少年期の回想から始まる、しかも寅次郎役は子役の少年、たぶんシリーズの中で寅次郎を渥美清以外が演ずるのは、この作品だけではないか、寅次郎と妹さくらの別れの場面が再現される。

 お馴染みのタイトルの後は、今回の主役のテキヤ仲間の遺児の登場、寅次郎にソックリな子供がとらやにやって来て話が動き出すのだが、この子役の子が渥美清そっくりで可笑しい、とらやの皆は寅の子と疑いだす、そして寅さんの登場、いつもだったらとらやで一服する寅さんだけど、今回はあっという間に子供の母親探しに出発。

 しかし、この行動がマズカッタ、テキヤ仲間の情報を当てにして探しに行くものだから、行く先々で母親と入れ違いで中々母親と出会えない、だいたい電話とかで相手の所在を確認してから行けばいいのに、寅さんはそんな野暮な事をしない。

 日本各地を子供と一緒に母親探しをする寅さん、ちょっと変わった趣向、今回は恋愛はそっちのけの展開。

 ヒロインの秋吉久美子も化粧品を各地に売り歩くセールスレディー、寅の泊まる旅館で子供を看病した縁で、寅と子供と秋吉での擬似家族的な展開になる、しかし寅は素人の女性にはメッポウ弱い為、いい所で逃げてしまう。

 その後、秋吉と別れ、やっと母親役の”かまきり夫人”こと五月みどりの登場、かなり若い、この当時の色っぽい役と違い病でやつれた役を好演。

 寅と子供の別れのシーンは、山田洋次が脚本を書いた「砂の器」を思い出した。

 作品の感想、シリーズの中でもかなり変わった作品、寅と子供のロードムービーと見るのが一番近い感じ、なので今回のヒロインはどこか影が薄い、寅が柴又のとらやに帰るシーンがほぼ無いので、とらやの皆の前での話芸が無かったのが、ちょっと寂しい。

 最後に注目すべきは、タレントの出川哲郎が柴又の商店街の板さん役で初々しい勇姿を披露している、まだ痩せていて、ちょっとカッコいい出川哲郎が見れます、セリフもあります。


今回は「男はつらいよ 寅次郎物語」と「男はつらいよ 49巻セット」と、今回のキーワードの母親役を好演した、五月みどりの若かれし日の色っぽい映画「かまきり夫人の告白」のDVDを紹介。
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東京国際女子マラソン、土佐礼子優勝。

2006-11-19 15:39:23 | Weblog
東京国際女子マラソン、土佐礼子が優勝…高橋尚子3位(読売新聞) - goo ニュース

 いゃー、土佐礼子強かった、この悪天候を良く走りぬいた。

 高橋尚子は天候によって左右されちゃうのかな。

 しかし、今日のテレビ朝日の放送は何だ?

 完全に、高橋寄りの放送だったぞ、確かに高橋の人気を考えれば仕方が無いのかもしれないけど、あれじゃ土佐が可哀想だぞ。

 土佐がゴールした後も、高橋の走りを中継していたし、2位になった尾崎なんて殆ど無視していた。

 確かに、土佐はスター性、カリスマ性には欠けるけど優勝したんだから、もっと盛り上げてもいいんじゃないの。

 まぁ、何だかんだ書いたけど、この悪天候の中無事試合が終わってやれやれって感じ、家もマラソンコースのすぐ近所なので中継のヘリコプターが飛び回っていて煩いし、道路も規制されていてマラソンが終わったら急に道路が渋滞するしで、マラソンコースの近所は結構大変なのです。


今回はマラソン絡みの2本の映画、韓国の感動作「マラソン」と、ダスティン・ホフマン主演のサスペンス・スリラー「マラソン・マン」のDVDを紹介。
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PS3販売の行列に発砲。

2006-11-18 19:09:07 | Weblog
PS3販売の行列に発砲、米国コネティカット州(朝日新聞) - goo ニュース

 いゃー、アメリカのPS3フィーバーもすごいねぇー。

 詳しい事は、まだ判らないけど何らかのトラブルがあって発砲したんだろうけど、人を傷つけてでもPS3が欲しいんだろうな。

 朝のニュースでもやっていたけど、あるアメリカのスーパーでは、並んでいる客に一斉に走らせて先着で売るというイベントをやったら大混乱で、徹夜明けの客は足腰も弱っているらしく転倒者続出の映像がながれていたけど、こんな危険な売り方をする、むちゃをする店も現れた。

 昨日見た映像では、30代くらいの男性のインタビューで「PS3を買ったらネットで30万円で売るんだ、そうすれば喜ぶ子供がいるだろ。」なんて訳の判らない事を言っている奴もいた。

 日本でも大変な騒動になったけどアメリカは、もっと大変な事になっているみたい、一番悪いのはPS3を大量に作らなかったソニーだぞ。


プレイステーション3のオークションを行っているショップがありました。ちょっと高いけど参加する価値はありそうです。





 

アニメ映画「オープン・シーズン」を試写会にて鑑賞。

2006-11-16 16:06:35 | Weblog
オープン・シーズン<日本語吹替版> - goo 映画
昨日は新橋のヤクルトホールで、ソニーピクチャーズ初のフルCGアニメ作品「オープン・シーズン」を見てきました。

 今回はアニメ作品という事で、試写会場にはチビッ子がいっぱい、客入りは6割ほどでちょっと寂しい感じ、日本語吹き替え版での上映。

 映画の話は、母親代わりのベスと町で幸せに暮らしていた甘えん坊のペット、クマのブークは、シカのエリオットとの出会いがきっかけで、突然初体験の森へ。ブークが森での冒険の果てに見つけた本当の居場所とは?そしてベスとの家族愛は?

 近年、各映画会社がこぞってフルCGアニメを製作してきたが、満を期してソニーピクチャーズが参戦してきた訳だけど、さすがにCGの出来は良い、しかし見ているコチラも目が肥えてしまったのか「トイストーリー」を見た時の驚きはない、ただ水の再現性と動物の毛並みは良かった。

 映画の話も、子供向きでヒネリも感じられず、まぁこんな物かという感じ。ストーリーの展開にも不自然さを感じた、例えば、トラブルを起こしたブークが森へ返されるのだが、何もオープン・シーズン(狩猟解禁日)目前に返すなんて動物愛護精神に反する事を平気に行う、後のストーリーの進行上しょがないのかもしれないけど、説得力に欠ける。

 今回見たのは日本語吹き替え版だったけど、主人公のブークの声をホンジャマカの石塚英彦が吹き替えているのだが、彼は「モンスターズ・インク」でもサリーの声を充てていたので二番煎じ感は否めないし、声を聞いていると石塚本人の顔が浮かんでしまい集中出来ない、以外に良かったのは八嶋智人と木村佳乃、この二人は旨かった。

 それから劇中ケミストリーの歌が流れるのだが、これもタイミングが悪い、例の盗作疑惑で揉めている最中なので、歌が流れて来ると「あの事件はどうなったのかなぁ?」なんて事が頭を過ぎってしまって困った。

 まぁ総合的に見て大人の鑑賞には、ちと物足りない。英語版だと多少印象が変わるのかもしれないが、ピクサー作品と比べると見た後何も残らない。


ケミストリーの歌う「オープン・シーズン」の主題歌「遠影」のCDはコチラ。



 


映画「テキサス・チェーンソー ビギニング」を鑑賞。

2006-11-15 11:53:59 | Weblog
テキサス・チェーンソー  ビギニング - goo 映画

 昨日は、前回「レデイ・イン・ザ・ウォーター」で酷い目に遭った109シネマズ川崎にて「テキサス・チェーンソー ビギニング」を見てきました。

 この作品は、川崎の3館あるシネコンでも109シネマズだけでの上映、しかし客入りが悲惨、72席のスクリーン10に私を含めて10人、画面は小さいけど音が良い、音圧が高くて低音が腹にズシンと響く。

 109シネマズは、「Cinema point card」という会員カードがあり、このカードを使うと通常価格でエグゼクテイブシートに座れる特典があり、私も会員なので一人で独占してエクゼクテイブシートに座って見た、これはイイ、プライヘートシアター感覚の優越感。

 さて映画の話、 テキサスを旅行中の4人の若者の前に現れた保安官。彼は理由もなく3人を拘束し連れ去ってしまう。残された女性クリッシーは仲間の救出に向かうが、そこで待っていたのは、残酷な殺人鬼レザーフェイスとその一家だった・・・。

 この映画のオリジナル「悪魔のいけにえ」は、子供の頃テレビで紹介された映像を見ただけでトラウマになった作品、その後ビデオで鑑賞したが、やっぱり生理的に怖い、特にレザーフェイスが犠牲者を仕事部屋に連れ込み鉄の扉を閉めるシーンは何度見ても怖い。

 しかし、シリーズが進むにつれて作品のボルテージは急激に落ちていったのは否めない、一作目のトビー・フーバーの映画作りのルールを無視した一種異様な映画が、どんどん普通のホラー映画になってしまった。

 2004年にリメイクされた「テキサス・チェーンソー」は1作目のテイストをよく継承され、更に映像的な力強さが加わり素晴らしい作品に仕上がっていた。

 さて今回の「ビギニング」の感想は、オープニングからレザーフェイスの生い立ちが描かれアドレナは早くもMAX、フィルムの色調も時代設定にあわせてザラッとした黄色味がかった感じで、テキサスの空気感が伝わってくる。
 
 しかし今回の被害者が登場してから段々雲行きが怪しくなってくる、何処かで見た映像、そう、これは「悪魔のいけにえ」のリメイクのリメイク、前半は中々興味深く見ていたが、中盤から後半は完全にリメイク、デジャブ状態である。

 演出も悪くない、しかしあまりにも直球すぎてファンとしては嬉しいのだが、デジャブ感は否めない。

 丁度「スターウォーズ」でいうと「EP3」と「EP4」の関係にあたる、トーマスが初めて人の顔から剥いだ皮を被りレザーフェイスになるシーンは、アナキンがダースベイダーに変わる瞬間とダブったが、「スターウォーズ」程のカタルシスは無かった。

 今回はレザーフェイスの誕生篇であり、真の主役はヒューイット一家、特に保安官になりすましたホイトが主役のようにも感じた。

 でも、これだけ不条理な話と不快感とストレスを感じる映画は「悪魔のいけにえ」シリーズならでは、スプラッタシーンはかなりエグイ。

 今回の作品を見て感じた事は、オリジナル版の製作された1974年はアメリカはベトナム戦争真っ只中、見えない敵との長い戦いでアメリカ人の心の中に深い不安感や暗礁感を強く持っていて、見ず知らずの人間に対して疑心を持ち、同じアメリカでも田舎道を一歩間違うと得体の知れぬ恐怖を味わう事を、映画のモデルとなった「エド・ゲイン事件」を題材にして作られたのだと感じた、なので今回の犠牲者が戦争で捕虜になった兵隊が拷問を受けているみたいにも見えた。

 それから、映画の中で明らかに2カットフィルムがブロウアップされたガサツイタ暗い絵になるシーンがあったけど、あれはR-15の映倫絡みでなったと思われる、DVD発売時にはデレクターズカット版で発売して欲しい。

 マイケル・ベイは「悪魔のいけにえ」、「悪魔の棲む家」と過去のホラー作品を掘り起こしてきたが、次に何を作るのか今から楽しみ。


 オリジナル版の監督トビー・フーパーの「悪魔のいけにえ2」と、「悪魔のいけにえ」のリメイク版の「テキサス・チェーンソー」のDVD。
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いじめ事件で校長自殺。

2006-11-13 18:46:30 | Weblog
いじめ隠し校長自殺 北九州・八幡の小学校 陳謝会見の翌日に(西日本新聞) - goo ニュース

 中二のいじめ自殺が、引き鉄となって連鎖的に子供たちが自殺をしているが、事件の責任を取って二人の校長も亡くなっている。

 しかし、亡くなった校長には悪いが、ちゃんと事件を解決してから自殺をして欲しい、これでは残された、生徒、教員、保護者は何処に向かって歩いて行くのか見失ってしまう。

 死をもって自らを清算をするという日本的な考え方かもしれないが、あまりにも無責任。

 今の校長は本当に打たれ弱い、教師というエリートコースを歩んできて初めてぶち当たった厚い壁に押しつぶされてしまう。

 私はこのブログで以前も書いたが、何の社会経験を持ったことの無い人間が大学を卒業して、いきなり教師に成るというのが無理があると思う。

 ある一定期間別の仕事をしてきた、外からの人間を積極的に教師に採用していかなければ学校という世界しか知らない人間が生まれてしまう。

 そして逆境に対面した時に、どう対処出来るかが問題であって教育委員会に嘘の報告をして、その場をしのいでもいつか嘘はバレルのであって、最後は死を選択してしまう。

 子供たちは大人社会の合わせ鏡である、大人がしっかりと子供たちを導いてあげなければいけない。

 今回の校長のように職を放棄するような事は最もやってはいけない、生徒たちが路頭に迷うだけだと思う。




4歳男児殺人事件。

2006-11-13 18:19:06 | Weblog
04年に母親の虐待把握、秋田県など 男児殺害事件(共同通信) - goo ニュース

 また母親が子供を殺す惨い事件が発生した。

 さっきテレビを着けながら、お茶をしていたら「畠山容疑者」が何たらかんたら、とか言っていたのでてっきり、秋田の米山豪憲くん事件の「畠山鈴香」の事件の話かと思っていたら、別件の事件。

 この母親の共犯の男が「畠山容疑者」だった。

 しかし子供を殺す犯人の名前が、何故「畠山」ばかりなのか?全国の「畠山さん」は迷惑をしているのだろうな。

 テレビで葬式の後、霊柩車に乗った母親の映像を見たが、下をうつむいているだけで泣いていなし、悲しそうでもなかった。

 まだ事件の全容が見えてこないので、また追ってブログを書こうと思う。




映画「大停電の夜に」をWOWOWにて鑑賞。

2006-11-13 01:12:13 | Weblog
大停電の夜に - goo 映画

 昨日、「大停電の夜に」をWOWOWで見た。

 まず映画の話は、12月24日、クリスマス・イヴ。かつての恋人を待つバーのオーナー、愛人に呼び出されホテルへと向かう男、手術を目前に控え生きることに迷いを感じる少女、それぞれのクリスマスが始まろうとしているその時、街から光が消える。暗闇に沈む東京で一夜限りの物語が動き出す。

 映画の感想、オープニングショットにレコードラックから「ビル・エバンス/ワルツ・フォー・デビー」のレコードジャケットが写り、レコードのスクラッチノイズとともに「マイ・フーリッシュ・ハート」が流れる、ジャズファンの心をくすぐるタイトルが良い。
 
 しかし良いのはココまで、話が狭い範囲のご都合主義で、出てくる人がいい人ばかりで悪い人が出てこない。

 大停電になっているのに町が殆ど混乱していない様子で絵にも表れない、コンビにや商店に詰め掛ける客や、停電に便乗して悪さをする者、パトカーや消防車や東京電力の車がサイレンを鳴らしながら走り回っている、みたいなシーンがあればリアルなのに静かな街しか出てこない。

 停電に便乗して悪さをする者っていえば一人いました、それは宇津井健。

 妻の過去の不貞を聞かされ家を飛び出し街を彷徨い、ガレージに止めてあったアメ車を盗難して、トヨエツの経営するバーで酒を飲み、帰りも飲酒運転でアメ車を返していた、今だったら大問題だぞ。

 とにかく話が長くてダンチョウ、もう少しメリハリのある演出をしないと飽きてしまう。

 トヨエツのウッドヘースも、しばらく演奏していなかったのだからチューニングが狂っているはず、演奏シーンは良かったのにリアリティに欠ける。

 2時間12分映画を見てみて思ったことは、「一杯のかけそば」の話に似た偽善者話、とても付き合いきれない。

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映画「ポルノ時代劇 忘八武士道」のDVDを鑑賞。

2006-11-12 18:04:12 | Weblog
ポルノ時代劇 忘八武士道 - goo 映画

 昨日は、1973年の東映作品「ポルノ時代劇 忘八武士道」をDVDで見た。
 
 主演は、先日亡くなった丹波哲郎、私の世代だと丹波哲郎といえば、「キーハンター」や「Gメン75」など、映画だと「砂の器」の主演の他、大作映画の特別出演扱いの役が多く、その後の「大霊界」は別として、丹波哲郎自信の主演作ってあんまり見たこと無かった。

 しかし、この映画は違う、丹波自信がこの企画を東映に持ち込んで製作されたので気合が入っている、立ち回りの殺陣も丹波自信が考えたもの。

 忘八とは、孝・悌・忠・信・礼・義・廉・恥の八つを忘れた無法者のこと

 映画の話は、人斬り死能"と呼ばれて恐れられている非情の剣客・明日死能は、八つの徳を忘れたはみだし者たちの集まり"忘八者"に、仲間入りを勧められる。だが彼らほどには外道に徹し切れない死能は、代わりに吉原の総名主・大門四郎兵衛の客分になった。やがて大門から初代首斬り浅右衛門が使ったという伝説の大刀"鬼包丁"を与えられた死能は、吉原をおびやかす私娼窟を根絶やしにするために、剣を振るうようになったのだが…。原作は「子連れ狼」の小池一夫と小島剛夕の劇画。


 オープニングタイトルから丹波演ずる明日死能(あしたしのう)が、5~6人の侍相手の大立ち回り、劇画が原作だからアクションが凄い、飛び上がって相手を切りつければ、鮮血とともに腕や頭が斬られて宙を舞う、キング・オブ・カルト石井輝男の演出が冴えまくる、こんなに素早く動き回る丹波哲郎が見れる作品は他にないんじゃないのかな。

 この映画はタイトルに「ポルノ時代劇」と称してあるとおり、出演している女優陣の殆どが裸になっている、特筆するのは準主役のひし美ゆり子、現在でも「ウルトラセブン」のアンヌ隊員役で絶大な人気を持つ女優であるが、この当時は脱ぎまくっていた、彼女の出演シーンの2/3は裸だ。

 忘八に売られたひし美ゆり子は、品定めに来た爺様たちの慰み者にされるは、金髪美女を拷問しつつレズにもつれ込むは、丹波との絡みなど大サービス、とにかく女性の裸のオンパレード、石井輝男のエロパワー炸裂。

 石井輝男は、東映で「異常性愛」ものを沢山撮っているのでエロの演出は卓越している、他の作品でも使っている透明のアクリルガラスの上で男女の絡みをガラスの下から撮影する手法など石井輝男ならではのアイディアが良い。

 内田良平扮する敵の忍者と、全裸の女忘八軍団との戦いなどシネスコの画面をところ狭しと見せ場が満載。

 忘八の元締めを演ずる遠藤辰雄の快演も特筆している。

 映画の感想は、81分のプログラムピクチャーであるが石井輝男らしく、エログロが混在しつつ、時代劇の立ち回りや殺陣など見せる所はちゃんと見せ、ケレンミたっぷりの石井ワールドを堪能出来る作品で大満足。

 石井輝男は、先月の朝日新聞の夕刊でも4回にわたり著名人のコラムが連載され、日本以外でも再評価がされている監督であり、作品を見るごとに新しい発見が出来る私の大好きな監督である。

「忘八武士道」と「石井輝男DVD-BOX」と、ひし美ゆり子の関連作品のDVDはコチラ。






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眞鍋かをり、ハッスル参戦。

2006-11-11 00:52:48 | Weblog
眞鍋かをりがハッスル参戦?(スポーツニッポン) - goo ニュース

 タレントの眞鍋かをりが、11月23日の「ハッスル・マニア2006」の「ハッスル親善大使」に任命されたそうだ。

 しかし待てよ、眞鍋はグラドルの中でも横浜国大卒というキャリアを持ち、「ブログの女王」の異名を持ちつつ、NHK教育の「サイエンスZERO」にも出演している知的キャラなのに、ハッスルという格闘の世界に首を突っ込むなんて、自分の知的キャラに泥を塗る形になってしまうんじゃないかな。

 現在ハッスルにはインリンカイヤも参戦をしているけど、眞鍋が出ればハッスルに出演すれば会場は大いに盛り上がるのは想像出来る。

 眞鍋の事務所の後輩の海川ひとみが、どうやら選手として出場するみたいだが、海川が負けたら眞鍋も参戦する、なんてことも眞鍋が言っているらしい。

 うぅーん、眞鍋のファンとしては眞鍋が怒り狂って暴れている姿は見たくないなぁ、眞鍋は剣道をしていたから竹刀を持って暴れる事も考えられる、とにかくファンを裏切る事はやめて欲しいなぁ。

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