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映画「ブラツク・ダリア」を鑑賞。

2006-11-01 13:56:47 | Weblog
 昨日はTOHOシネマズ川崎にて「ブラック・ダリア」を見てきました。

 昨日はラッキーな事に通常料金でプレミアスクリーンでの上映、78席のキャパに40名近くの入り、しかし何故か若い女性のグループが多い、制服姿の女子高生4人組もいる、私は知らなかったのだが隣に座った女の子の会話で判ったのですが、テレビ朝日の「スマステーション」の中で香取慎吾と稲垣吾郎の二人がともに「スマムービー」で本作をNo.1に選んだらしい。
 
 さて映画の話、40年代のロサンゼルスを舞台に、女優志望の女性が惨殺された“ブラック・ダリア事件”を追う刑事ふたりの運命が描かれる。

 原作がジェームズ・エルロイということで「L.A.コンフィデンシャル」にテイストが似ている、似ているといえば音楽もどこかジェリー・ゴールドスミスのスコアを思い起こさせるが、本作の音楽がまたイイ、ゆったりとしたストリングスがゴージャスなスコア、音楽を担当したのはジャズトランペッターのマーク・アイシャム、本作のトランペットのソロも本人が演奏している。

 映画の感想は、オープニングの暴動シーンの殴り合いから始まり、ボクシングのファイトシーンとデ・パルマの骨太の演出が冴える、その後の猟奇的な死体の発見から話は被害者になった新人女優の過去や、レズビアン、富豪一家など迷宮の世界へ。

 登場人物が多く複数の人物が絡み合い見ていて交通整理が大変、なかなか一度見ただけでは理解しづらい。

 しかし、ラストに向けてパズルのピースが埋まっていく様に畳み掛ける演出は圧巻、さすがデ・パルマ

 出演者でいうと、主演の二人の刑事に「ブラックホーク・ダウン」以来久々にスクリーンで拝見したジョシュ・ハートネットと、「サンキュー・スモーキング」の好演が記憶に新しいアーロン・エッカート。

 女優陣には、主演の二人に愛される女にスカーレット・ヨハンソン、謎の大富豪の娘にヒラリー・スワンク、スワンクが久しぶりに色っぽい女性役でちょっとビックリ。

 撮影には、デ・パルマの「愛のメモリー」、「ミツドナイト・クロス」、「虚栄のかがり火」の撮影を担当したヴィルモス・ジグモンド
 映画の舞台となった1940年代にあわせて、フィルムの色は少し黄色みがかったザラッぽい映像、シーンの変わり目にはワイプを多様して昔の映画のような表現が面白い。

 とにかく一度だけ見ただけではストーリーを追うのが精一杯、DVDになったらもう一度見直して見たい作品。

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