まあちゃんのエッセイです、読んでね!

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

6年前のガンの告知

2012-06-04 20:58:24 | 甲状腺ガン

『6年前ガンと告げられて』


●半年ごとの検診にむかって

 半年ごとの検診の日がやってきました。眠い目をこすりながら
地下鉄の長い階段をのぼると目の前にモダン寺が迎えてくれま
す。緑色のとんがった屋根、アーチ形をした窓枠や柱、まるで
ヨーロッパのお城のような雰囲気のお寺です。「神戸はやっぱり
ハイカラやな」と、いつも思いながら坂道をのぼります。



●病院は日進月歩で変わっていく

 ここは日本でも有数の甲状腺専門病院です。今原発の影響でさ
わがれているあの「甲状腺ガン」を診る病院です。大きな白い建
物の病院なんですが、どことなく家庭的な雰囲気もあり、私とし
ては好きな病院の一つです。ここに来るようになってからもう6
年。来る度にあちこちが変わっていて、病院の日進月歩を感じま
す。



 さっそく再診受付のやり方が変わっていました。ガードマンの
お兄さんの指示にしたがってボタンを押して・・・。首から呼び
出しブザーをぶらさげて待合い室で待ちます。呼び出しの方法も
「ブーブー」というポケベルから「プルルルルー」という振動
へ。「ナピツト」といって、より静かに快適に私たちが待てるよ
うに工夫がしてありました。こんなところでも日進月歩を感じま
す。

●喉にしこり感が・・何だろうこれ?

 6年前初めてこの病院に来たときのことは忘れられません。以
前から喉にしこり感があっていくらたってもとれないので、
「気管支炎かな?」と思ったけど咳はでないし。「ひょっとして
食道ガン?」と一人で思いこみ、何日も眠れなかったりしていま
した。その年受けた人間ドックで「甲状腺腫瘍」と診断されまし
た。

 「そうかそうだったのか、甲状腺腫瘍か。それなら治療すれば
治るからだいじょうぶや」と思ってホツとしたのを覚えていま
す。人って病名がわかると、意外にもホッとするところがありま
すよね。それでやってきたのがここ、神戸のK病院。

●「甲状腺ガンです。まちがいありません」

 当時のK病院は古い壊れそうな建物でした。暗いなが一い廊下
ににたくさんの患者さんたちがごったがえしてしました。「藤原
さ一ん、5番診察室にお入りください」と、看護師さんの呼ぶ声
も大声で・・。

 診察室には5~6人の患者さんが一度に入っていきます。中待
合い室とはカーテン一枚で仕切られている診察室です。血液検査
や超音波検査、それに尖刺検査。これは喉に長い注射針のような
とがった物をさして細胞を調べる検査です。恐いのなんのって!
「はい、5秒数えますからね、ガマンして下さい。12345、は
い、終わり」。

 こんな恐い検査もぜんぶ終わって、いよいよ判決のときがやっ
てきました。「何て言われるんだろう・・・・もしかしてガン?
いや、まさか・・甲状腺腫瘍だもん」と、胸はドキドキ。頭のな
かはこの二つの病名がぐるぐるとまわりだし自分を支えるのが
やっとでした。「藤原さん、甲状腺ガンです。まちがいありませ
ん」という医師の短いけれどきっぱりとした声。「ガーン!」と
頭を殴られたようなショック。目の前がクラーツとなってなにも
考えられませんでした。


 こんなきわどい一部始終も他の患者さんたちとカーテン一枚へ
だてて共有するような診察室だったのです。

                        (つづく)

卓球の試合に参加

2012-06-04 20:50:48 | 卓球
【卓球の試合に参加】


 ○○市のオープン選手権の日です。
いつもながら身は引き締まり、心は緊張します。

「次の試合に勝つためには」という目標をあたまにおいてプログラムを組み、コーチのもとに練習を積んできました。
体育館に入ると、カチコンカチコンとリズミカルな球を打ち合う音がアチコチで始まりました。

「藤原まさみさん、28番台におはいりください」と、コールの声。
「きたぞ、きたぞ、勝てるかな?いや、勝たねば!」、胸がドキドキしてきます。
「固くならないで、はい、深呼吸して…‥」「今までしてきた練習の成果が、少しでも出れば、それでいいんだよ」と、言い聞かせながら台の前にたちます。



こんな真冬でも半袖短パン姿…でも少しも寒くありません。

全ての試合が終わりました。結果、シングルスは2部に落ちましたが、3位に入れました。ダブルスは、一部で準優勝!ジャーン、やったー!!

「もうダメ」と思って臨んだ試合でしたが、思いのほか良い成績をあげることができました。

明日からまた頑張って練習しよう…
意欲が湧いてきます。この達成感と爽快感は、何ものにもかえがたいものです。

卓球の試合に参加できた喜びを胸に、参加賞の酒粕をしっかりとバッグに入れて帰路につきました。