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>■ストレスをたため込んでいませんか?

2012-06-24 23:03:36 | ストレス

■ストレスをたため込んでいませんか


【目に見えるストレスは出しやすい】

 

  「あ一、疲れた、もうこの仕事はいつ終わるんだ!(イライラ)
そうか次の日曜日はゴルフだったなあ。しんぼうしんぼう」
と言い聞かせながら、ストレスを乗り切るお父さん。気の合う仲
間との丸一日のプレーを楽しみにしながら自分を励ますお父さん
です。
 「私仕事でイライラした時は、帰りに泳いで帰るの。スカツと
してみんな忘れてしまう」と由貴さん。ジムの会員になってから
スイミングはいつでも寄っていけるし一人で思いっきりできるの
で、すっかりストレス解消になっています。
 最近は男性も女性もストレスを解消することに積極的で、自分
にあった方法を持っている人が多いように思えます。

 目に見えるストレスは、大きくても自覚もできるし対策もとり
やすいですね。問題は「え、そんなことがストレスになるの?!」
と思えるような小さなストレスです。目に見えないだけに、
ブーブー文句いうのもおこがましいし、騒ぐのも気がひけるし、
「ま、いいか」と流してしまいがちです。こんなストレスを
日々ため込んでいくと・・・。
           

  
【目に見えないストレスはたまるとこわーい】

●テレビがこわれチックがでだした卓也君(小一)


 こんな話しを聞きました。卓球仲間のお母さんからです。
「ね一、うちの卓也がね、目をクシャッとさせたり頬をヒクヒク
させたりするのよ。だいじょうぶかしら」 「なんでそんなこ
とするの?」と卓也君に聞いても「え一、なにそれ 僕そんなこ
としてないよ」という返事しか返ってきません。自分がそんなこ
としてるとは気がついていないようです。
 「う一ん、チックみたいね。ひょっとしてお母さんが卓球しす
ぎで、僕のことかまってくれないっていう欲求不満がたまってる
ことない? 小さい子によくあることなんだけど」。お母さんはこ
れを聞いてうなだれました。「好きな卓球のやりすぎで・・・、
私のせいで卓也が・・・」と思ったのでしょう。「いや、ちょっ
と聞いてみただけよ。そんなにしょんぼりしないで。それより家
庭のなかでなにか変化はなかった? 卓也君に影響を及ぼすよう
な。家族のなかで誰か病気になったとか、はでな夫婦げんかした
とか。卓也君、なにか言いたいことがあって、でも言えない、
言っても仕方ないって思いこんでることってないかしら」

 話しを聞いていくとお母さんの卓球しすぎではなく、つい一月
前に大好きなテレビがこわれたということがありました。「次の
日曜日お父さんと買いに行こうね」と約束したのですが、お父さ
んの都合で来週に伸びてしまいました。それを聞いて卓也君が
「え一、テレビ買うののびるの しょうがないなー」と言いなが
ら目をパチパチさせたので、「あれ、へんなことするな?」とお
母さんは首をかしげました。それから間もなく目をクシャッとさ
せるようになったそうです。
日を追うごとに回数が増え、クシャの仕方がひどくなってきます。
クシャックシャ、パチパチを繰り返し、そのあとに頬をヒクヒク。
「これはいけない。頬まで動かし出したわ。でもどうしたらいい
のかしら」。途方にくれたお母さんは、卓球の練習の合間に話
しだしたということです。


            
「八八ーン、テレビかもしれないわね」話しを聞いた私はこう
思いました。「え、テレビ テレビの故障と卓也のチックがど
んな関係があるの」。 お母さんは半信半疑でしたが、「お父さ
んに相談して早くなんとかするわ」ともういても立ってもいられ
ない様子です。 それでも真っ暗なトンネルのなかで灯りが見えて
きたような表情になりました。

 それから次週の練習日、お母さんはうれしそうにこう言いまし
た。「ありがとう、あれからお父さんに言ってね、すぐにテレビ
を買いに行ったのよ。もう卓也のうれしそうな顔ったら。テレビ
の周りを飛び跳ねてるの。こんなにガマンしてたんだねって、主
人と顔を見合わせてね。テレビがきてまだ三日したたってないの
に、卓也が目をクシャッとか頬をヒクヒクとかさせなくなった
の。もうホツとしたわ。あなたの言うようにやっぱりテレビだっ
たのね」。

 「よかった、チックが早い段階でおさまってよかった」と私は
思いました。卓也君はまだ小学一年生だから、自分にかかるスト
レスをはかれなかったのでしょう。それだけに口に出して言えな
くて、ため込んでいたと思われます。
 小さな子どもにとってのテレビはゲームやドラマなどが大きな
楽しみであり、友だちとのコミュニケーションの命綱だったりす
ることがよくあります。「大人からみると小さなストレスでも、
子どもにとっては大きなストレスになることがある」というコメ
ントを子育ての本で読んだことがありますが、卓也君のことはそ
の一例かなと思いました。
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●質問いっぱいのお母さん、もうしんどい

 お母さん、次のような小さな質問をくせのようにしていませんか?
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*「腹筋してるのね。あと何回やるの」「そんなことわから
 ないよもうじゃましないでよ」。
*「アイスクリーム、買いにいく」「いい、今はほしくない。
 自分で行ったら?」
*「おばあちゃんち、行くけどどうする」「なんでいちいち
 私をさそうの」
*「ベル(飼い犬)のシャンプー、いつ連れていこう」「なん
 で私に聞くの、自分で決めたらいいじゃない」
*「出かけるの 何時くらいに帰ってくる?」「わからない」
*「遠くまで行くの」「・・うーん」
*「だれといっしょなの どこへ行くの」「・・・」
*「途中までいっしょに行こうか」「ほっといてよ」
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 イエスかノーで答えられる質問はまだいいのです。が、なにか
答えをださないといけない質問は子どもにとってはしんどくてイ
ライラしてしまうことが多いようです。

 「うるさい、ほっといて」と言える子どもはまだストレスとし
て残らないのでいいでしょう。 小さい子に多いのですが、「お母
さんの聞くことにはちゃんと答えないといけない」と思っている
まじめな良い子にはけっこうストレスになります。実際に元気が
なくなって、あくる朝起きてこれない、学校行きたくない、と言
い出したりする子もいます。

 
            
 小さな質問をちょこちょこというのは、子どもの芽を摘んでし
まうおそれがあると聞きますが、けっこうストレスになるんです
よね。
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●主人ったら、私の言うことみんな否定形で返してくるの

 「明日は晴れるんですって」「でもまだ雨残るんじゃないか」
 「やっと梅雨明けかもね」「あと一週間続くって」
 「このスカーフ、似合ってるでしょ」「ちょっと子どもっぽいな」
 ご主人との会話で「私の言うことみんな否定形で返してくる
の。もうがまんできない!」。友だちにこんなことを言う人がい
ます。ささいなことばかりで言い返すのも大人げないし。かと
いって文句も言わないとイラつくし。

 
 
 「まいいか、私がガマンしてればそれでまるくおさまることだ
から」と、その人はなにも言わず自分の中に収めてきました。
 こんな小さなストレスがたまりにたまったからか、Aさんは不
眠症になってしまいました。夫がなにか話しかけてくると、腹痛
まで出だしたりするそうです。「あ一あ、これって夫婦ストレス
ですよね」と、Aさんはぐちぐち言うのですが。「こんなささい
なことにいちいち反論してるなんて、みっともないしねー。私の
心が狭いからかしら。悪気がないってわかってるんだけどねー。
もっと大きな心をもって主人を包み込んであげられるといいんだ
けどねー」。

 だけどもう一人の自分が叫んでいるそうです。「そんなこと
できるもんですか。腹立たしいのは事実なんだから」