花咲く沖雅也ショー

以前から書いていた独り言をアップが簡単だからとブログにして、
「資料的価値ゼロ」と銘打って細々と続けていたのに、
うっかり資料的価値のある内容にしてしまったので、
いきなり２００も拍手をいただいてしまった。（通常１０以下）
沖さんの写真まで出ているから思わず拍手して下さったのだろうが、
実に次が書きづらい状況に陥ってしまった。
ここはあくまで独り言の場なので、
読んで下さる方もそんなに期待しないでね


昨日、所用があり４０年ぶりに錦糸町へ行った。
本家「沖雅也よ永遠に」には書いた通り、
４０年前に江東劇場で開かれた「花咲く沖雅也ショー」で訪れた場所。
胸を膨らませて行ったら「高校生無頼控」の上映が始まっていて、親子で固まったことや
一緒に行った友人が泣きながら飛び出して行ってしまったことを
すべて懐かしく思い出したが、肝心のショーの内容がはっきり思い出せない。
ショートコントか寸劇のようなものがあって、
沖さんが学生服で「ちぇすとー！」と言った時も、
それが「高校生無頼控」のパロディー
（本人がするのにパロディーと呼んで良いのかわからないが）
だと気づくのに時間がかかったのは、
映画の衝撃が残りすぎていたからかも知れない。
前方に大きくウケている集団があって、
そこだけが盛り上がっていたのも思い出せる。
きっと初期おっかけ軍団だったのだろう。

その頃は沖さんも「お笑い頭の体操」「底抜け脱線ゲーム」などの
バラエティー番組によく出演されていたので
話し方はわかっているつもりだったのだが、
今でいう「引き笑い」のような笑い方をしていて、
それが新鮮で、生の沖さんがそばにいることを実感したのも記憶にある。

衝撃的だった終演後の握手会。
どうしてあんなに不機嫌だったのだろう。
「俺はこれからこの映画で大人の俳優としてやって行くんだ。
アイドルみたいなことはやりたくねえや！」だったのか、
この興行自体になにか不満があったのか。


江東劇場は消滅し、今は「楽天地」の文字が当時のままに残るが、映画コンプレックスと大手スーパーとなっている。
しかし、入口の雰囲気が４０年前のままなことに驚いた。
あの出口から出る時、もう一度沖さんの顔を確認したんだった。

スカイツリーではなく楽天地の写真を撮って、
あの日に戻ってもう一度ショーを観たいと切に願った。