新・日常も沖雅也よ永遠に

お引越ししました。

長谷直美さんと勝野洋さん

2012-10-15 12:59:00 | 沖雅也
前回紹介出来なかった写真にたくさんリクエストをいただいた。
長谷さんがちょっと咳をしかけているので
シャッターチャンスとしてはダメダメだが、
あの場の雰囲気をもっと感じたいというメールにお答えして。


この写真のツーショットを撮った時、
ユウさんが「桂刑事とクミちゃん?」とおっしゃったのだが、
私は「ううん、姿三四郎とお吟ちゃん」と答えた。
だが、家に帰って写真を見直していた時にふと浮かんだのは
「『太陽にほえろ!』10周年ファン感謝の集い」のことだった。

1982年8月13日の放送なのだが、私が目にしたのは21世紀に入ってから。
つまり沖さんが亡くなられてから20年近く経ってのことなので、
闘病中の沖さんの姿が痛々しく見えてしまうのだが、
それでもジェスチャーゲームではキレの良い動きで正解を導き出していた。

この感謝の集いでは、前半で神田正輝さんを中心として
三田村邦彦さん、渡辺徹さんのミワカントリオと
木之元亮さんでのコントもあったりして、
番組全体が新しいメンバー中心に進んでいた。
ジェスチャーでは現メンバーと殉職メンバーに分かれて
ゲームが進められたのだが、観客も「新しい太陽」のファンが多いらしく
若い女の子の歓声が多くて、殉職メンバーはなんとなくおとなしい。

まだ刑事ではないにしろロッキーの妻としてレギュラー入りしている
長谷直美さんも参加していたが、彼女はなんと椅子がない。
ゴリさんも「ここにマカロニ・ジーパンの姿はありませんが」と言及するが、
シンコのことは?
「太陽にほえろ!」の時代はまだ男女平等が進んでいなかったのだろうか。

それはともかく、私は目の周りが真っ黒な沖さんに目が釘付けだった。
いや、目の周りが白かろうが赤かろうがいつだって沖さんに目は釘付けなのだが、
沖さんの横に立った長谷直美さんは、終始沖さんの肩に手を置いている。
ご存命中なら嫉妬の嵐だったかもしれないが、
20年の時を経て観るその姿は、孤立しかねない沖さんを守ってくれているように見えた。
そして、何より驚いたのは、ジェスチャーで正解を得られず時間終了となった勝野洋さんが、
真っ先に沖さんのところへ行って「銀座だったんだよ~」(「銀座」という単語が出なかった)と話しかけていたことだった。


沖さんが亡くなられた時に「これが彼の人生ですから」という、
読み方によっては突き放したようなコメントのみを読んだ私は、
勝野さんが沖さんと仲が良かったとはあまり考えたことがなかったのだ。
「俺たちは天使だ!」に勝野さんが友情出演していることを考えれば、そんなに不思議なことでもないのだが、このファン感謝の集いを観るまでは知らなかったことだった。
だから数年前、勝野さんの奥様が何かの記事で沖さんが亡くなられた時の悲しみについて言及された(原文を読んでいないので紹介できなくてスミマセン)と知った時は、胸がつまる思いだった。

勝野洋さんと長谷直美さんのツーショット。
横に沖さんが立っていることを、ふっと想像してしまう秋の夜。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿