新・日常も沖雅也よ永遠に

お引越ししました。

昭和の景色

2017-01-18 09:47:00 | 沖雅也
「歩いても 歩いても」という映画を観た。
タイトルの意味は後半明らかになるが、
是枝監督らしい、何気ない日常風景がこと細かに描かれている。

しかし、この風景と音楽は「小さな恋のものがたり」で、
既にもっと当たり前の景色として描かれている。
制作年が昭和47年だから、昭和の景色であるのは当然だが、
静かな住宅街を歩く姿、蝉の鳴き声、虫に魂を感じる時、
子を想う親の気持ち…。

「だから大好き!」がコケるだけコケた(岡崎友紀さん談)後、
急遽作られたドラマとは思えない完成度で、
あの頃の景色とともに永遠に光り続けるこのドラマ。

チッチとサリーの両親が静かに心配する姿や
トン子ちゃんや山下君の純粋な友情、
そしてあの町並みの中で、懸命にサリーを想うチッチの気持ちが
今も胸を打つ。

沖雅也といえば「太陽にほえろ!」「必殺シリーズ」そして「俺たちは天使だ!」が
代表作と言われるが、私の中ではやっぱり
「さぼてんとマシュマロ」「ふりむくな鶴吉」そしてこの「小さな恋のものがたり」なのだった。

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1 コメント

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Unknown (こまき)
2017-03-13 01:15:23
当時、高校生でしたが、お小遣いでファンクラブ「雅」に入会していました。「小さな恋の物語」は見ていましたが、その他の2作品は見ておらず残念です。沖さんの作品は、なかなか再放送もされず、とても寂しいです。
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