この時期しみじみと“Non si può prevedere il futuro...”と思う今日此の頃ニャ…。
それらの作品で、モンテヴェルディは激情様式というスタイルをオペラの中で効果を発揮させました。これが弦のピッチカートやトレモロを活用し魂が揺さぶられるような熱情的なスタイルでした…。
より一層意欲的な作品は1608年にマントヴァ出された「アリアンナ」という作品で、それはマドリガーレで数曲のアリアとして残っています。また、1641年の「ウリッセの帰還」と1642年の「ポッペアの戴冠」の2作品で性格描写や形式上の熟考などの彼の手法をさらに探究しました。
「オルフェオ」という作品では、独唱や重唱と合唱を劇的な手法で適切に活用し、半音階と不協和音をダイナミックに効果的に使い、今まで存在していた作品よりもドラマティックな迫力を出すことに成功しました。序曲や独立した器楽曲もあり、そして弦楽器を重視した編成を用いました…。
まず、モンテヴェルディはフィレンツェで作られたオペラのスタイルに劇的な力が不足していると感じたために、自身のオペラに性格描写やドラマティックさを与えました。マントヴァで1607年に初演した「オルフェオ」ではレチタティーヴォの様式に関しては、フィレンツェの様式を取り入れました…。